つばさ広げて ⑦

ひがしざわ 

2009年10月18日 08:00

多部さんとは、先日の鏡山酒造跡地オープン記念の
トークショーで拝見したことがある以外は、初めてお会いする方たちばかりでしたが、
生で見た中村梅雀さんは見た目のとおりとても優しい方で、
高畑さんはドラマではハチャメチャぶりを発揮していますが、
実際はものすごく考え方がしっかりしていて真面目な方なんだなぁと。
松本明子さんは会場から帰る際も車の窓を開けて沿道に手を振って挨拶されるなど、
親近感にあふれ本当にイイ人と感激し、宅間さんはとっても面白い方でした。
そして、多部さん、茶目っ気があるけれどもあまり物事には動じないイメージがあったのですが、
とっても多感な方なんだなぁ、と愛らしい意外な一面を見ることができました。

また、9月26日(土)には、つばさ最終回放送日にあわせて、
川越の鏡山酒造跡地の昭和蔵(つばさ展会場)で、
『鏡山酒造跡地でつばさの最終回を一緒に観よう』が行われ、
会場内のテレビで第26週「二度目の春」の一週間分の放送が上映されました。


会場内は立ち見が出るほどの観客で溢れていました。


(真剣な眼差しでつばさを観る集まった観客たち)


(いよいよ最終話の放送)

映画館と違って、館内が明るいのにりょうは途中から涙が止まらなくなって…
ラストは館内大拍手で大団円を迎えました。
甘玉堂とラジオぽてとのセットに囲まれながらみんなで観る、
ドラマの舞台川越のまちに電波に乗せて届けられた『つばさ』最終回はまた格別でした。


「最終回は良い終わり方だったね」と話す声もちらほら。


(会場内で展示されているラストシーンで多部さんが上空を飛んでいた川越市内のミニチュア)

そして、なんとスペシャルゲストとして、後藤高久チーフプロデューサーも
わざわざこの日のイベントのために川越まで駆けつけてくれました。

『「つばさ」最終回をここ川越の地で皆さんと一緒に観ることができ、
大変感慨深い思いでいっぱいです。
本放送は本日で終わりとなりましたが、12月には総集編の放送が、
また「つばさ」番組ホームページでの掲示板の展開など、「つばさ」はこれから先もまだまだ続きます。
「つばさ」を観られた方にどんどん川越を訪れていただいてリピーターになってもらえたら、
続編も作られるかもしれませんので、ぜひよろしくお願いいたします。
本日は本当にありがとうございました。』
とご挨拶をいただきました。


(「続編は無理にしても、スピンオフはぜひ作りたいと思っているんだよ」と熱く語る後藤チーフプロデューサー)

挨拶後、川越の人たちから記念写真&握手責めにあう後藤チーフ(笑)
気軽に応じる姿に後藤チーフの人柄の良さがにじみあふれていました。

(この日の模様は、つばさスタッフブログにも)

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また、鏡山酒造跡地昭和蔵でのつばさ展もいよいよ10月末日までとなりました。
本放送が終了し、放送で使用された小道具など展示物が大幅に増えリニューアルされています。
一部ここまでの転校生日記の中でも紹介させていただきましたが、
ドラマを欠かさずご覧になられていた人には、きっと印象深い小道具たち。
一度行かれたことがある方も、ぜひ再訪してみられてはいかがでしょうか。


(昭和蔵『つばさ展』会場内)


(展示物には、あの“ラジオ”も)

つばさ効果で川越のまちを訪れる観光客数は前年比1.5倍にものぼるそうです。
この賑わいをいわゆる大河ドラマなどの放映期間中だけのご当地ブームや
ロケ地観光(まちなかを歩いて周遊するロケ地めぐりと、
ポイントだけをバスで訪れるロケ地観光は明確に
区別すべきものとりょうは考えています)のような一過性のもので終わらせるのではなく、
今後にどうつなげて行くか。
そこには、“地域力”の本質が問われているのだと思います。
でも、川越にはそれだけの歴史と力がある、りょうはそう感じています。

-15分では観られない本物の川越へ-


NHKつながりで、「七瀬ふたたび」の次は「つばさ」ロケ地めぐりのシリーズ化も良いかな、
なんて企んでしまったりょうでした。


(ロケ地めぐり準備完了!?)
写真は川越市の観光協会で配布しているロケ地マップに、
鏡山酒造跡地で提供されているロケ地情報などなどを書き加えたりょうのオリジナル版です。

人と人とをつなぐ『つばさ』のように、りょうもこの転校生日記を通じ、長野のまちと川越のまち、
そして大正6年創業の長野ロキシーさんと明治38年創業の川越スカラ座さんをつなぐ翼となりたい。
そう願いを込めながら、このレポートをしめくくりたいと思います。


りょう

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