<干し餅>
雨の駅に迎えに来てくれた涼太と一緒に、相合傘で帰宅するあかり。
(携帯もない時代、そろそろ帰ってくるかと駅で待ってくれているのはなおさら嬉しいですよね)
2人は、お菓子をつまみながら、部屋で家族の話などを語り合います。
涼太のほおばっていたのが、秋田名物、干し餅。
テーブル上に、縄で縛られています。
(そのままでも食べられますし、うす焼きにして砂糖醤油に浸しておやつにしたり、
唐揚げにしてお酒のつまみにしたり、いろいろ楽しめます。
そのままでは水気がなく、飲み込むのに苦労します。
映画でも、頬張った涼太が、飲み物で流し込んでいました^^)
<腕時計>
そう、あかりの腕時計です。昭徳大学研究室でタイムリープするシーンでグルグル思いっきり
逆回転<もちろんCG>していましたね。
(その後も、涼太の部屋で寝ている時、コタツの上に置かれていたり、全編通じ登場しました。)
スウォッチのクロワッサンというモデルです。
(時計も、衣装同様、主人公の持ち物として様々な作品で人気が出ますね。
「踊る大捜査線」ドラマ版で青島俊作のつけていた<ハミルトン カーキキング>や
映画版の<ウェンガー70725>、それに「HERO」で久利生公平のつけていた
<オメガスピードマスター125>などなど。。。)
クロワッサンは、基本女性用モデルですので軽くコンパクトで、女性や、男性でも
手首の細い方であればジャストフィットします。
そのほかに、作り手さんの側のお話などをお聞きすると、また違うことがわかったりします。
谷口監督とは、とあるパーティで偶然お話をする機会があり、
この作品についてもいろいろお話を聞かせていただきました。
それについては、まだ公開されていない地域もあったりしますし、
ネタバレも何ですので、また機会があれば後日。。。
大林監督作品でないにもかかわらずツボにハマり何度も劇場に足を運んでしまったこの作品。
(25回!さらにSFJ機内上映プログラムでも1回観たので、計26回は自分でも当面破れないと・・・)
細かく観ればもちろんいろいろあるかもしれませんが、とても丁寧に、様々なことを吟味しながら
「愛」をもって作られていることがひしひしと伝わってきます。
出る作品作品で、全く異なるキャラクターに変身する仲里依沙さん。
大林監督がよく話されるジョニー・デップを彷彿させるその変身ぶりは、
生まれながらの女優としての力を感じさせ、これからの活躍がますます楽しみですね。
(どんな作品でも同じキャラ、というタイプの役者さんと正反対です。
また、台詞を完全に再現するよりも役柄に入り込み感性で演じるタイプです。
もちろん、良し悪しではありません^^。そういえば、先日某バラエティ番組でも、
彼女自身、好きな芸能人として、ジョニー・デップの名を出していましたね。)
初の長編映画で「名作」を任されプレッシャーもあったでしょうが、
とても丁寧に、作品に愛情をもって作り上げられた谷口正晃監督。
また、同じく初の長編映画脚本を見事にまとめられた脚本の菅野友恵さん。
それぞれ、若い世代の映画界を支えてゆかれるであろう皆さまの、これからのご活躍が楽しみです♪
(谷口監督は助監督として、そしてキャメラマンの上野彰吾さんも若手撮影スタッフとして、
伊参スタジオ映画祭で毎回上映される「月とキャベツ」にも参加されていたそうです。だから、
「時かけ」もどこか懐かしく観たことのある、デジャヴのようなものを感じたのかもしれません^^。)
しげぞー