◎あかりが父から8ミリ映写機を借りるグラウンド:群馬県桐生市 新川公園
-手前の2つのベンチ、左側の木、そして左遠景のビルと、
芝生のグラウンド越しに見える正面の店舗がポイントです。
「8ミリなんて観るのか」「うん。」「題名は?」「光の惑星。」「・・・。」
「どうしたの?」
「いや・・・よくあるタイトルか。古いダチと昔撮った作品と同じタイトルなんだ。」
のくだりではあかりの背景に、この風景が映りました。
新川公園、もとは新川球場という野球場だったそうです。
1927年、桐生中学(現・桐生高)が第13回全国中等学校優勝野球大会(夏の甲子園
の前身)初出場を機に地元で野球熱が盛り上がり、プール併設の野球場が作られたとか。
台風による川の決壊などの被害を乗り越え、使い続けられましたが、
老朽化で1987年に解体、跡地は公園として整備されました。
地方球場ながら、落成記念として早稲田大VS法政大戦などいくつも大きな試合が開催され、
終戦直後はプロ野球東西対抗戦が行われたそうです。
(早実時代の王貞治氏も、桐生高との練習試合でマウンドに上がっているとか。)
ちなみに、この近くにある、桐生厚生総合病院さまは、劇中の病院として登場しました。
映画のラスト、タイムリープや淡い恋、辛い別れを経験し(全て記憶は消えましたが)
人間的にひとまわり大きくなった?あかりが、
未来に向かって笑顔で一歩踏み出してゆくシーンで、
「何か分からないけれど感無量な気分で」満開の桜を見つめます。
(思えば、父からの電話をとるシーンでも「はい、芳山です」の語尾が、映画冒頭の
今風ギャル口調から、落ち着いたものに変わりましたね。70年代色に染まったのか、
成長したのか。。。両方でしょうね♪)
1年前は4/13ころが満開で撮影したそうですが、今年は遅くまで春の雪、
桜と雪の組み合わせとなりました。
しげぞー
(続く)