想いはどこまでもかけつづけて~時をかける少女初日舞台挨拶編②

想いはどこまでもかけつづけて~『時をかける少女』新宿初日舞台挨拶編~②

まず1問目は、仲里依紗さんに
「2006年の細田守監督のアニメ版『時をかける少女』から
この2010年版『時をかける少女』まで、本当に長い期間この作品と付き合ってきた訳ですが、
今はどのような心境でしょうか。」という質問。

「『時をかける少女』は、アニメ版をやらせていただいた時に初めて知って、
それからずっと大好きな作品なので、今回の実写版のお話しをいただいた時はすごく嬉しかった。
でも、『時をかける少女』は大きなブランドなので、
それをまたひとりで背負うのはどうなんだろうと正直すごく不安だった。
でも、撮影が始まるとスタッフや共演者の皆さんに支えられて、良い作品ができたと思います。
特に中尾さんにはたくさん助けてもらいました。」
と話す里衣紗さん。

会場からの拍手に「初めて里依紗ちゃんに誉められて、嬉しくなっちゃった」と
里依紗さんの肩をたたきながら顔をくしゃくしゃにして照れる中尾さんに対し、
「今日で最後なので持ち上げておきます。」と即答する里依紗さん(笑)。

そこで、司会者から「未来から来た少女を助けて守る逞しい過去の青年を好演された
中尾さんですが、どのような気持ちで演じられましたか」と聞かれて。
「正直、自分は過去の作品を観たことがないので、この作品は新しいひとつの作品として、
全員で協力してゼロから築き上げたものだと思っています。
里依紗ちゃんも自分も人見知りなので、初めはなかなかコミュニケーションがとりづらかったのですが、
ストーリーと同様に撮影が進むにつれてだんだんと打ち解けて行けました。
結果として、そんな部分が作品にも上手く表現できているのではないでしょうか。
だから、今回は作品自体に救われたかな。現場的にも楽しくやらせていただきました。」

「仲さんとは、ふたりで演技についての自主トレとかはされたのですか?」との質問には。
「監督と3人で話す機会はありましたが、ふたりでは全くなかった。
あっ、でも神田川を歌うシーンだけは、里依紗ちゃんにずっと聞いてもらって練習しました。」

「その時の感想は?」と聞かれた里依紗さん。
「音痴だって聞いていたのだけど、大して下手でもなくて「なんだフツーじゃん!」って思いました。」
と話す里依紗さんに、中尾さんからはすかさず
「ホントに酷いでしょう(笑)。自分、頑張ったんだから、
普通だったら嘘でも上手だったって言ってくれればいいのに。
もう、本当に正直なんだから。」とのツッコミが。
そんな微笑ましいおふたりのやりとりを見て「本当にイイ関係なんですね」と司会者。
「仲さんとふたりのシーンが多かったのですが、
本当にふたりだけとは思えないぐらい明るい現場でした。」と語る中尾さん。

想いはどこまでもかけつづけて~時をかける少女初日舞台挨拶編②
(新宿ピカデリーロビーに掲出された巨大タペストリー。
原作者の筒井康隆さんや1983年版の大林宣彦監督、
そして谷口監督のお師匠であられる『おくりびと』滝田洋二郎監督らから本作品に寄せられたメッセージも。)

つづく

りょう



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2010年03月23日 Posted byひがしざわ  at 08:00 │Comments(0)未来に紡ぐ

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