無声映画“不如帰”上映

今年もみすずかるしなのNAGANO映画祭は恒例の無声映画を上映します。

池田義信監督は長野市出身の大監督です。
その素晴らしい映画を後世の人たちに伝えていくべく、多くの方にご覧いただけるよう
去年に引き続き活弁士“桜井 麻美”さんをお呼びして、上映致します。

桜井麻美さんのホームページ ←こちらをクリック下さい☆
(桜井さん、ご結婚おめでとうございます。★)

今年創業90周年を迎えられた歴史ある映画館“長野ロキシー”さんで1922年の
徳富蘆花原作、当時の大人気女優さんの栗島すみ子さんの“不如帰”を見るなんて、
昭和初期の映画館の賑わいがタイムスリップしてきたようで素晴らしいことですね。

池田義信監督の息子さん、池田義一さんにも去年に引き続きお出で頂いて
トークショーを実施致します。
今年も弁士の桜井さんと共に貴重なお話をいろいろ伺えるでしょう。

みすずかるしなのNAGANO映画祭はいつまでも大事に守り通したい文化の継続に
努めて行きたいと思います。

もしまだ、弁士による無声映画の上映をご覧になってない方は一度是非ご覧下さい。
迫力があってびっくりしますよ~。

11/15(土) 16:30~ 長野ロキシーさんにて


2008年 第5回 みすずかるしなのNAGANO映画祭スケジュール ←こちらをクリック☆

どうぞお出かけ下さいませ。
  


2008年10月31日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

伊参スタジオ映画祭

みすずかるしなのNAGANO映画祭の翌週11/22(土)~23日(日)に開催される
群馬県中之条町の“山の中の小さくて大きい映画祭 第8回 伊参スタジオ映画祭”

伊参(いさま)スタジオ映画祭 Official Web Site ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

11/22日(土)に大林宣彦監督が伊参スタジオ映画祭にゲストとして招かれ、
“転校生 さよなら あなた”が上映されるそうです。

時間は15:20~
「転校生 さよなら あなた」上映
大林監督ゲスト対談
17:50 参加者全員による記念写真撮影もあるそうです。
とてもいい記念になりますね。

そして先日8/30に映画“山桜”の初日に長野にいらっしゃった篠原哲雄監督の
“月とキャベツ”“山桜”の上映もあり、同じくゲストとして招かれているそうで
長野とのご縁を感じます。

他、お昼には地域の特色を生かしたキャベツ刈りもあるそう!
日曜日は伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を中心に新しい映画の息吹に触れられます。

ひがしざわも行きたい!!映画祭です。

  


2008年10月30日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(13)各地映画祭巡り

こまねこ公式ブログ

今週はこまねこ週間?
こまねこ情報はまだまだ続きます。

こまねこ公式ホームページの公式ブログで
みすずかるしなのNAGANO映画祭の告知をしていただきました。

こまねこ公式ブログ ←コチラをクリック下さい☆

これで全国あちこちから“こまねこ”ファンが長野市に大集結??
こまちゃん同様、秋の一日をピクニック気分でお出かけ下さいね。

心がぽっかぽっか温まるみすずかるしなのNAGANO映画祭です。


(C)TYO/dwarf.こまねこフィルムパートナーズ


11/15(土)の朝10時から11時30分 長野ロキシーさんにて上映です。

2008年 第5回 みすずかるしなのNAGANO映画祭スケジュール ←こちらをクリック☆

どうぞお出かけ下さいませ。
  


2008年10月29日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

こまねこに会いに来ませんか?

みすずかるしなのNAGANO映画祭、
ひがしざわ一押し映画のこま撮りえいが“こまねこ”。
もの造りが大好きで、友情厚く、勇気があるねこの女の子、こまちゃんの、
その可愛さを是非スクリーンでご覧下さい。
可愛~いこまねこグッズやこまねこ絵本も当日劇場にて限定販売予定です。


(C)TYO/dwarf.こまねこフィルムパートナーズ

後、映画祭まで約3週間。
ひがしざわの“こまねこ”広報活動もいよいよ熱を帯びて参りました。

合田監督にはNHKさんのどーもくんアメリカ展開でお忙しいなか、NAGANO映画祭に来祭頂きます。
監督のこま撮りの製作の秘密等が聞けるかも?

そんなに盛りだくさんでも、前売券なら500円、回数券なら約380円で“こまねこ”と合田監督トークショーを
ご覧になれます。

11/15(土)の朝10時から11時30分 長野ロキシーさんにて上映です。

2008年 第5回 みすずかるしなのNAGANO映画祭スケジュール ←こちらをクリック☆

どうぞお出かけ下さいませ。
  


2008年10月28日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

12人の優しい日本人

ながの映画祭で上映される1991年 中原俊監督 三谷幸喜脚本の
“12人の優しい日本人”

11/16(日) 15:00~ 長野千石劇場さんにて



この映画がつくられたときには“もし日本に陪審員制度があったら。。。?”という架空の設定でした。

現在「陪審員制度」とは若干異なりますが、
「裁判員制度」が2009年(平成21年)5月21日から開始される
予定の今、この映画は是非見ておきたいと思います。

そして本日 <裁判員制度を考える>講演会が開催されます。

日 時 :10月27日(月)午後6時30分~8時

場 所 :サンパルテ山王(長野市:長野駅より徒歩15分)

講 師 :小田中聡樹さん(東北大学名誉教授)

資料代 :200円

主催 裁判員制度を考える会・長野
   発起人:永田恒治さん(弁護士)小林 正さん(弁護士)
   賛同人:野池元基さん (「たぁくらたぁ」編集長)
        岡嵜啓子さん (救援連絡センター運営委員)
   事務局 小野さん TEL0263-36-5065 

自分が人を裁くかもしれない“その日”がもしくるとしたらしっかり勉強しておかなくては
いけません。“裁判員制度”とはどのようなものかも合わせて。
どうぞお出かけくださいませ。

ひがしざわは裁判員制度も気になりますが、
長野検察庁の裁判員広報キャラクターの「あなたのそばに裁判員」の“信州おそばくん”が
とても気になります。

長野地方検察庁 広報ホームページ ←コチラをクリック☆
  


2008年10月27日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(5)みすずかるしなのNAGANO映画祭

齋藤研郎 × 北野ゼミ 

>先日訪ねた長野市西後町の美術館“北野カルチュアルセンター”さん。
長野市の中心市街地にあるこの美術館さんはもっともっと気軽に地域の方に
立ち寄って欲しいと館長さんはおっしゃってました。
美術展でなく広く色々な文化を発信していきたいと熱く思いを語っており、
映画ファンに見逃せない企画が今日開催されます。

以下チラシから転記させていただきます。

< 齋藤 研郎 × 北野ゼミ >



大ヒット映画『スウィングガールズ』のモデルの1つとなった長野県蓼科高校ジャズクラブ
第3回目の北野ゼミナールでは、この平均年齢17歳の多感な高校生ジャズクラブを
日本一有名に育て上げた同校教諭、齋藤研郎先生による講演をお楽しみいただきます。
また蓼科高校JAZZ CLUBの皆さんによるジャズセッションも!多くの皆様のご参加をお待ちしております!!

■開催日時:2008年10月26日(日)午後2時~3時30分 
■会場:北野カルチュラルセンター 
■参加費:一般1,000円・高校生以下無料 
■お申し込みは北野カルチュラルセンターへ(要事前予約)。
その際、氏名、住所、連絡先電話番号をお知らせ下さい。
TEL:026-235-4111・FAX:026-235-4112・
E-mail:cultural@kitano.co.jp

北野カルチュアルセンターさんの公式ホームページ ←コチラをクリック☆

そしてこの後夜からは現在長野千石劇場で公開中の
映画「花はどこへいった」ライブ・コンサートもあります。

以下オフィス・エムさんの案内から転記させて頂きます。

オフィス・エムさまのホームページ ←こちらをクリック☆

難波正司さん:ピアノ  是方博邦さん :ギター
第一部:映画「花はどこへいった」のオリジナル・サウンド・トラック
作曲家 難波正司のピアノで心にしみる曲の数々をお届けします。
第二部:60〜70年代のジョーン・バエズ、ピーター・ポール&マリーなどの
懐かしいフォークソングを難波正司の旧友、ジャズ・フュージョン・ギターリスト、
是方博邦とのコラボレーションにてお届けします。

日時 2008年10月26日(日)
開演:18:00
会場: Bossa(ボッサ)   
    長野市南石堂町1423-2 Tel: 026-229-5130
チケット: 前売 ¥3,500  当日 ¥4,000

映画と音楽のイベントをはしごしましょう。  


2008年10月26日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)映画関連

町の縁側大楽 石堂界隈

10/28は今までのまちの縁側大楽の集大成ともいえる3回目。
今回は中心市街地ど真中!といえる石堂界隈を探検します。

今、どんなお店があるのか、どんな人がいらっしゃるのか、そんなライブ感にあふれたイベント。
沢山のわくわくは保証します。
夜のまち探検にでかけましょう。

以下チラシから転記させていただきます。

10月28日(火)

時間 18:30~21:00 (受付18:00~)
 
会場 かるかや山 西光寺さん (北石堂町)


<町の縁側大楽 石堂界隈> 界隈がいいわいわい!

◆第一部 げんとーく(幻燈+話)
◆講師・幻燈師 延藤安弘先生
 まちの縁側育み隊代表理事 愛知産業大学大学院教授

町育ての第一人者で、ライブ感覚にあふれる「幻燈師」(延藤安弘氏)が登場し、
談論風発を楽しみつつ、 いろいろな参加者自らが創造する学びの場にしたいと考えています。

◆第二部 界隈縁側探訪
  石堂界隈

◆第三部 みんなでとーく
 地域に息づく,ヒト・モノ・コトが織りなす界隈を探訪して、
 まちづくりについて意見交換します。


最近夕焼けが綺麗だった新田町交差点。
この裏の“アルプス温泉”等をスタートとして石堂界隈を探検します。  


2008年10月25日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り

TIFF(東京国際映画祭)にて『その日のまえに』公開! 後篇

キャスト一同とのやりとりを終えて、終わりの時間も近づいてきました。
司会者の方が進行しようとするのを制して、
監督がこの作品を通じたメッセージについて、お話を始めました。



大林 「生きている人が死んでゆく人を悲しがるだけではダメ。
    むしろその人が十分生きてきた誇りを皆で称えて拍手で送ってあげましょう。
    そういうことを願ってあのシーンは撮りました。
    そう、もう1人。ご存知の峰岸徹くん。ナンチャンのおじいちゃん役をやりました。

    (峰岸さんの顔を描いた大きな寄せ書き用の白いボードが持ち込まれる)

    これ、若い頃の姿をうちのスタッフが描いてくれたんだけれど、皆さんにお願いがあります。
    私の映画だけでも28作品出演して、10月11日の夜、あちらへ行ってしまいました。
    若いし、悔しいし、やりたいことがいっぱい残っているし、今までなら泣きの涙で送りました。
    でも今回、トンちゃん(峰岸さん)が死んだと聞いた時、ぱっと顔が浮かびました。

    『大林さん褒めてよ。オレね、ちゃんと親孝行したし、女房孝行もしたし、子供孝行もしたし、
     大好きなトライアスロンもしたし、友達とお酒も飲んだし、痛くてつらかったけれど、
    負けずに十分生きたからね。大林さん、OKだよね。じゃあね。』
    と言って、明るい顔であちらへ行きました。
    皆でトンに何か書いて送ってやろうじゃないか。」

     (カメラセッションの準備中、キャストの皆さん、フェルトペンでそれぞれに寄せ書き。)

大林 「この作品は皆さんが涙した小説です。でも1人だけ泣かない人が。
    それは重松清さんという方。この小説の作者ですね。
    こうおっしゃってました。

    『ボクは自分の書いた小説では泣きません。でも、映画を観てぽろぽろ泣いてしまった。
    小説に書きたいけれど書けないこと、映画になると泣けるんですね。
    ボクも読者の皆さんが泣いた理由がやっと分かりました。』と。

    小説の最後にこう書かれています。
    <私はこの小説を書く時、なぜ遺影に良い笑顔を選ぶのか。>と。  
    死者を送るのは悲しいこと。
    でも、僕たちの中に、死者を笑顔で送ってやろう、悲しいだけではない、
    十分生きた誇りに対して、そのことを称えてやろうと。
    それで遺影によい明るい笑顔を選ぶのかもしれない。

    重松さんも、涙涙、悲しい悲しい、いわゆる難病ものにだけはしないでほしい、
    とそれだけ願っていたそうです。
    この作品は、生きている人間と死んでゆく人間がともに手をつないで、
    生きていることは素晴らしい、十分に生きて、ご褒美として安らかな眠りを、
    ということを小説家と映画作家が描きました。

    どうかお若い皆さんも十分に生きてください。
    そして死に迎えられる時には『ありがとう、十分に生きたよ、褒めてね』と、
    この一生を十分に誇れるよう生きましょうね。

    そして・・・今日まで皆さんが知らなかったように、この作品を知らない方が多いと思います。
    1番ありがたいのは、<口コミ>という、感動してくださった方が、
    それを他の皆さんにも伝えてくださること(笑)。」

映画とともに監督のお話で「一所懸命」生きることについて深く考えさせられた1日でした。

帰り、早速新宿の「角川シネマ新宿」さん
(「転校生さよならあなた」上映時はまだ「新宿ガーデンシネマ」でしたね)に寄って、
前売り券を購入してきたのでした。(え?その枚数は?って?^^;)
11/1の初日が待ち遠しいです。




しげぞー

  


2008年10月24日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(8)各地映画祭巡り

TIFF(東京国際映画祭)にて『その日のまえに』公開! 中篇

司会者のご紹介に続いて登場したキャストの面々。



タキシードの大林監督と主演の南原さんのお二人がまず登場。

(以下、敬称略&細かい部分の表現が違うのはご了承を^^;。)

大林「うれしいね。こんなに沢山。」
南原「はい。」
大林「ナンチャン、僕たちの作ったフィルムが映写機を通してスクリーンに映されて、
   初めて<映画>になるんだね。本当に皆さんありがとうございます。」
南原「ありがとうございます。」

各キャスト登場。それぞれに一言ずつ。

<厚木さん>
厚木 「しゅっぱーつ、しんこーっ!」(作品のキーになりますので、ネタバレはなしで。)
大林 「大林組でデビューして何年目になる?こんな小さかったもんね。」
厚木 「何年でしょう。小学2年生くらいでしたか。」

<今井さん>
大林 「では、そちらの端から。今井君、来てくれたんだ。そういえばめでたいことがあったんだってね。
    (米映画祭での受賞について)」
今井 「はい、ありがとうございます。「THE WINDS OF GOD−KAMIKAZE−」という、
    20年来やっている舞台の映画化です。
    今日もその舞台の金沢公演から、明日は富山です。」
大林 「金沢から富山の間に来てくれたの。」
今井 「はい、ノーギャラで来させていただきました。押忍(笑)!」
大林 「この作品に出た感想は?」
今井 「大林監督というと、大学時代にワセダの汚い映画館でお金ないから2本立てを、
    大林監督の作品もよく見ていたので、自分が出られるのはとてもウレシイです。」

<山田さん>
大林 「辰ちゃん。今回もありがとう。(実年齢より)ずいぶん年齢をあげて演じていただいたね。」
山田 「いいえ、大林組スタッフの技の結晶です^^」
大林 「日本の凛とした父親の姿がどうしてもほしくてね。
    出番はワンカットだけのはずがずいぶん増えたね。」
山田 「大林組ってそうなんです。すごい長い原稿を当日渡されるんです。で、テストもなし。
    座ったら『じゃあ辰ちゃん、本番いこうか』。(小杉くんに)タイヘンだったな、ボク。」
小杉 「はい。」

<伊勢さん>
大林 「今日は美しい着物姿。出会ったのは『なごり雪』でお父様<伊勢正三さん>の歌を
    映画にした時だね。お父様はまだご覧になってないの?」
伊勢 「公開されたら劇場にこっそり観に行くそうです。」
大林 「お父様がどんな顔をするか楽しみだね。」

<窪塚さん>
大林 「最近、恋人役の続く窪塚くん。今度の映画はどうですか。」
窪塚 「3作品続けて呼んでいただいて、今回現場で役者さん皆で言っていたのですが、
    どこを撮っているのか、どのカットを撮っているのかすら分からないなかで監督だけが・・・」
大林 「いや、僕も分かってなかった(笑)。
    分かったことだけ撮ると所詮<大林宣彦の映画>にしかならない。
    映画はもっと大きくて広くて深いもの。
    今回ボクは70歳の新人監督だから、分からないことを映画にしようと。
    よく分からないけれど面白そう、楽しそう、撮影したらどうなるかなみたいなことを。
    役者さんにはずいぶん苦労かけました。」

<原田さん>
大林 「毎週『篤姫』でイナセな、いい役をやっているね。
    今回は(ある楽器)の弾き語りをやったけれどむずかしかった?」
原田 「生まれて初めてで、何とか・・・。大丈夫だったでしょうか。」
大林 「弾き語りもそうだけれども、この作品を高めるのは、2役をつとめた(もう1つの役)でしたからね。
    たぶん(モデルになった)その方も喜んでくれていると思います。(ミュージカル)
    『サビタ』も良かったね。感動した。」
原田 「ありがとうございます。」

<大谷くん>
大林 「燿司くんは映画に出るつもりなかったのに、出ることになっちゃったね^^。どうだった?」
大谷 「皆優しい方ばかりで、楽しく撮影を終えることができました。」
大林 「小さい頃から、ミュージカル女優のお姉さんがボクの映画が好きでよく見せられたんだね。
    『転校生』や『時をかける少女』を見て育ったの。
    それはいいんだけど今はもう大林映画は卒業して、もっとオトナの映画を観てます、と(笑)。
    撮影現場でどう見てるかずいぶんプレッシャーかかった(笑)。合格しましたか、監督は。」
大谷 「いやぁ・・・(苦笑)」
大林 「いなし方が、オトナだね(笑)」

<小杉くん>
大林 「彩人くんは、映画何本目?」
小杉 「映画は・・・6本目くらいです。」
大林 「大ベテランだね。」
小杉 「いやぁ、まだまだ。。。(笑)」
大林 「何度お芝居しても本当の涙が出て、タイヘンな名優なんですよ。
    今度の映画でよかったのは、それだけの名優だけれど普通の子供に戻ってくれたこと。」
小杉 「ありがとうございます。」「
大林 「だから、普通のオトナやおじいちゃんになるまで、演じ続けようか。」
小杉 「はい。」
大林 「お父さんからみて、この2人の子供はどう?」
南原 「2人とも個性が違うんです。1人は役どおり感受性が豊かで、こちらはわりとしっかりしてて。
    でも、お母さんから離れて、何だかますまず家族みたいになって(笑)。」

<勝野>
大林 「原作では40歳の役を演じた雅奈恵ちゃん、正月、事務所に年賀にきた時に決めました。
    アナタだったら初々しく、大人の演技としてやってくれるだろうと。」
勝野 「窪塚さんがおっしゃったように、監督の映画に出させていただいている時、
    どこをどう撮っているのか、いつも分からないんです。
    13のころ監督と出会って以来、本当に魔法が使える人なのかも、と思っていました。
    今回も、やはり監督はマジシャンなんだな、と。」
大林 「映画は魔法だからね。こねくりまわして<大林映画>と決めつけず、
    ありのまま映し出したらどうなるかと作ったのが今回の作品。
    70歳の新人の仕事だから、映画は分かっちゃいけないんですね。」

<南原>
大林 「そんなわけでナンチャン、今日もヒロベエさん(永作さん)いなくて寂しいね。。。」
南原 「いや、リアリティがあっていいかなー、と(笑)。取り残された3人が・・・笑。
    まあいつもこんな感じで何か1つ欠けていて。」
大林 「本当の世界では<いない人>はいないけど、映画の世界では<いない人>もいるから嬉しいね。」
南原 「そうですね。」
大林 「1つだけあの話をしようか・・・皆さん終わりの方ヘンなカットが入っていると思いませんでした?
    (内容はネタバレなので・・・)あれ夢でもなんでもないんです。
    皆さん願うでしょう。
    現実の世界ではありえないから(普通の)映画では描かれないんですね。
    映画が寂しがっているね。
    皆さんがこういうシーンを見たいな、と願う場面を見せてあげましょうと。
    あれを撮影した時のナンチャンがよかった。」
南原 「監督が『これやりたい』って突然ぺラッと紙を出してきて(笑)。でもフシギな感じになりましたね。」
大林 「うん。」
 (この後、その「フシギなシーン」についてのやりとり。ほら、皆さん、映画でご覧になりたくなったでしょう^^。)

つづく

しげぞー

  


2008年10月23日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(6)各地映画祭巡り

TIFF(東京国際映画祭)にて『その日のまえに』公開! 前篇

いよいよ、秋の映画祭シーズン。
10/18開幕したTIFF(東京国際映画祭)、初日の日本映画・ある視点部門で、
待望の大林監督作品・新作「その日のまえに」が公開されました。



関係者向けの試写を除くと、一般向け初公開です^^。
(11/1のロードショー初日までに、東京はじめ何箇所かで試写会がありますが。。。)



今年のTIFFは「地球環境保護・エコ」がテーマ。
映画祭といえば定番の「レッドカーペット」も今年は「グリーンカーペット」に。
会場の六本木ヒルズ中に、グリーンがテーマカラーになって目に入ってきます。
六本木ヒルズ、TOHOシネマズは、「その日」ならぬ、
この日を楽しみにしていた熱心なファンの皆さんで大賑わい。
当日券も含めて完売でした。



ロビーでは、今回エキストラとしても参加されたたくさんの大林ファンの方々や、
たびたびお世話になったおなじみの大林組の方々(M監督補さんやOさんほか・・・)の笑顔が^^。

そして開場。
小生、某先行予約で幸運にも取れたのがサイドブロックとはいえ最前列。
スクリーンをみるには少々脳内補正が必要ながら、文字通りの「大」スクリーンで、
待望の作品を満喫しました。

作品の内容については控えますが(笑)、場面場面によって涙腺が決壊すること数知れず。
特に「その日のまえ」「その日」「その日のあと」をリアルに体験した方にはぐっときてしまいます。
(実は小生も、リアル「その日のまえ」「その日」「その日のあと」が。。。^^;)

重松 清さんの原作も、涙なしでは読めない作品で、
最初全く別々に見えた何組かの登場人物たちのエピソードが
最後見事にリンクして1つに収束してゆくのに驚きましたが、
映像化されたこの作品では更に。。。

上映終了後、監督、キャストによる舞台挨拶が。
スクリーン前には、
大林監督、南原清隆さん、子役の2人大谷燿司くんに小杉彩人くん。
(永作博美さんは、10/21に初日を控えた舞台「幸せ最高ありがとうマジで!」のお稽古で不在、
やっぱり「その日のあと」に残されたわびしい父子3人・・・^^)、
今井雅之さん、「転校生さよならあなた」での女形が印象的だった山田辰夫さん、
伊勢正三さんのお嬢さん伊勢未知花さん、
ここ3作連続出演の窪塚俊介さん、「篤姫」でも活躍中の原田夏希さん、
そして勝野雅奈恵さんに厚木卓郎くん^^。

次回、舞台挨拶でのコメントを、簡単にご紹介しましょう。

つづく

しげぞー
  


2008年10月22日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)各地映画祭巡り

シネマ尾道

10/18にひがしざわ、うれしい新聞記事を読みました。

大林監督の数々の名作を生んだ地、“尾道”に長い間灯が消えていた古い映画館さんが
再生され、新しい映画館“シネマ尾道”として10/18にオープンされたそうです。
NPO法人さんが母体となり市民ボランティアで運営していくそうで
まさしく“まち”と“まちの人々”の“まちまもり”のための映画館ですね。

オープニングイベントは私も大好きな映画“ぐるりのこと”の橋口亮輔監督の
シネマトークがあったそうできっと賑わったことでしょう。

これから上映されるラインナップも見たい映画ばかりです。
(我らが希望の星、とても頑張っている長野松竹相生座・ロキシーさんとも上映リストが
かぶっているのがいい感じです。)

シネマ尾道さんのホームページ ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

そしてまだまだ多くの方のご協力を求めていらっしゃいますので
こちらのホームページも一度ご覧下さい。
かわいいケーブルカーが登っていきます。

“尾道に映画館をつくる会”さん ←こちらをクリック☆

転校生つながりの長野市も負けてはいられません。
さあ、映画館へ足を運びましょう。(&映画祭も)


  


2008年10月21日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(3)映画関連

“転校生 さよなら あなた”上映

2008年のながの映画祭のクロージング作品はこのブログの
ランドマークでもある大林宣彦監督の“転校生 さよならあなた”の上映です。

みたび長野市のスクリーンに還ってきてくれた、“転校生 さよなら あなた”。
撮影時と同じ山々の紅葉がまちと映画祭に彩りを添えてくれます。

みすずかるしなのNAGANO映画祭がある限り、この映画は50年後の子供達に
伝えていくべく、長野市のスクリーンでの上映を目指していきます。

今放送中のNHKのドラマ“七瀬ふたたび”では“転校生 さよなら あなた”の主演の蓮佛美沙子ちゃんが
変わらないまっすぐな眼差しの透明感のある演技で多くのファンの心をつかんでいます。
同じく主演の森田直幸くんもNHKの朝の連ドラや映画にと活躍されてます。

大林監督も次回作“その日のまえに”の公開が11月に控え、ファンはこの11月は楽しみがいっぱいです。

そして併せて“転校生 さよなら あなた”をスクリーンで見られるまたとないチャンス。
蓮佛美沙子ちゃんをスクリーンで観ましょう!
見逃していた方、何度でも見たい方、是非映画祭でご覧になって下さい。

11/16(日) 17:30から 長野千石劇場さんにて


  


2008年10月20日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

路地サミット迫る!

いよいよ10/25~26日と来週末に迫った路地サミット。
全国から多くの方が訪れるそうです。
参加申し込みはもうお済みでございましょうか。

路地サミット公式サイト ←参加申し込み等はこちらをクリック下さい☆

10/26は2年前に“転校生 さよなら あなた”がクランクインした記念の日。
“七瀬ふたたび”で大人気の蓮佛美沙子ちゃんが長野市の路地に初めて立たずんだ日。



湯福神社で撮影の無事をお願いした後、善光寺のそばの路地で通学路のシーンが撮影されました。
路地サミットのまちめぐりと合わせてロケ地めぐりにお出かけになりませんか?

当日“転校生 さよなら あなた”のロケ地マップを持って会場にてお待ちしております。
  


2008年10月19日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り

おぶせ学術芸術文化サミット

“転校生 さよなら あなた”のロケ地となった小布施。
美しい町並みといろんな文化的な試みをしている魅力的なまちです。
10/24-26にかけて開催されるおぶせ学術芸術文化サミットのご案内です。

“路地サミット”と重なっているのが残念ですが、是非出かけてみたいイベントですね。
10/25の井筒和幸監督さんの講演“映画への思いを語る”が映画ファンには大注目です。



    ↑イベントの参加の申し込み、詳細はこちらのバナーをクリック下さい☆

以下サミットの内容です。

10/24北斎ホール
■基調講演「美術館が街を変える」 講師 : 蓑豊氏(金沢21世紀美術館特任館長)
■講座「美術館をもつ作家の本音」 講師 : 中島千波氏 (画家)
■講師と参加者の交流パーティー (場所:フローラルガーデンおぶせ)

10/25鳳凰アリーナ
■基調講演「映画への想いを語る」 講師 : 井筒和幸氏 (映画監督)
■講座「浮世絵の歴史と魅力」 講師 : 永田生慈氏 (葛飾北斎美術館長)
■北斎研究所研究員研究発表 発表者 : 市川健夫氏、金田功子氏、八城和彦氏

10/26鳳凰アリーナ
■事例研究「デジタル・ルネッサンス~創造と再生」 講師 : 神内俊郎氏 (フィレンツェ大客員教授)
■事例発表「浮世絵展覧会の表と裏」 講師 : 日野原健司氏 (太田記念美術館主任学芸員)
■技術講座「浮世絵版画ってなに?」 講師 : 安達以乍牟氏 (アダチ伝統木版画技術保存財団理事長)
  


2008年10月18日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画関連

こま撮りえいが “こまねこ”上映!

今年の映画祭は
映画祭実行委員が是非皆様に見てもらいたいイチオシ映画を上映致します。

ひがしざわが2年越しの希望として今年上映がかなったのが、
こま撮りえいが “こまねこ”~!!
そして、ひがしざわが昨年山口県立美術館さんのワークショップで合田監督にお会いして
直接お願いしたのを機に合田監督に来祭いただけるようになりました。

うれしくて、うれしくて最近はずっと雲の上を歩いているような状態でした。
東京シネマライズで見てから一目ぼれの“こまねこ”。
ものづくりへの思いと暖かい世界に胸が熱くなります。

見終わった後は心がほっこりして、誰かと手をつなぎたくなる、そんな映画です。
どんな年代の方にも見て頂きたい作品です。長野市初上映です。
ニンテンドーDSにもなったこまねこにスクリーン出会えるまたとない機会ですので是非お出かけ下さい。


(c)TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ

監督のプロフィールです。

合田経郎さん(アニメーション作家)
1967年東京生まれ。
1987年日本映画学校卒業後、ディレクターとしてCMの演出に携わる。
1998年NHKキャラクター「どーもくん」のキャラクターデザインで「こま撮り」に出会う。
2003年株式会社dwarfを設立
〈主な作品〉
NHKキャラクター「どーもくん」、
野村不動産アーバンネット「nomu.com(ノム・コム)」、
クラシエホームプロダクツ「うみうる」、
日本トイザらス株式会社「トイザらス」、
NHKみんなのうた 宇多田ヒカルさん「ぼくはくま」、
「こま撮りえいが こまねこ」(2006年12月上旬~2007年4月全国公開)、
主婦と生活社 隔月刊誌「ね~ね~」にて「ぼっちとちいくま」連載中、
ポプラ社「asta*」にて「くうそうめせん」連載中

ながの映画祭上映スケジュール
11/15(土) AM10:00~11:30


(c)TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ

こまねこの世界を楽しんで下さいね。
以下のバナーをクリック下さい☆

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2008年10月17日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

山崎貴監督の最新作映画“BALLAD”エキストラ募集!

長野県松本市のご出身、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ・山崎貴監督の
最新作映画“BALLAD 名もなき恋のうた”の撮影がこの秋開始されるに従い、
多くのエキストラ、ボランティアスタッフの協力を求めていらっしゃいます。



映画の詳細はまだ発表されてませんが、
(現在発表されているのは主演・草薙剛さん、ヒロイン・新垣結衣さん、監督・山崎貴さん。
超大型ラブ・ストーリーの製作が決定。
舞台は戦国時代。名もなき小国の戦国武将と美しい姫の恋物語を軸に、
その時代にタイムスリップしてしまった10歳の少年とその家族との
心の交流を交えて、人間の愛・絆の大切さを壮大なスケールで描きます。-公式ホームページより。)

戦国時代を舞台にした壮大なスケールの物語となるという事で
エキストラ募集は、兵士役を延べ数千人大募集するそうです。
また、映画制作現場でいろいろと手伝って頂けるボランティアスタッフも同時に募集されてます。

撮影場所は、千葉県鴨川市、熊本県阿蘇市、石川県白山市、山梨県北杜市。
その他、東京都内近郊でも数日募集する予定だそうです。

詳しくは、BALLAD エキストラ&ボランティスタッフ 公式ホームページをご覧下さい。
監督からのメッセージもあります。

公式ホームページ  ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

長野県のお隣、山梨県北杜市なので是非長野県からも応援に行きましょう!  


2008年10月16日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)エキストラ

ぼくの映画人生

映画“その日のまえに”の公開を11月に控えて、
待望の大林宣彦監督の新刊が発売となりました。

<ぼくの映画人生>  大林宣彦監督著
四六判 280ページ
2008年10月10日 発売
定価 1,785円 (税込)
ISBN 978-4-408-42011-0

実業之日本社様 ←詳細、ご注文はこちらをクリック下さい☆

以下実業之日本社様の本の説明から転記させていただきます。

「じゃ、ぼく、映画をつくるよ」――。
少年時代から映画と共に生き、
日本で最初の「映画作家」として道なき道を切り拓いてきた大林宣彦監督が、
70歳を機にその半生と映画論を縦横に語った“自伝のような一冊”。

プロローグ◆ 眠っていた山彦が目覚めて 美しい日本が戻りはじめた
第一章◆ ぼくの生い立ち 美しい日本人がいた尾道
第二章◆ 個人映画の時代とCM黎明期
第三章◆ ぼくの映画づくり――最初の「尾道三部作」を中心に
第四章◆ バブル崩壊 変貌する日本のなかで
第五章◆ 大分、信州 山彦の映画づくり
第六章◆ 映画づくりを教える現場から
エピローグ◆ 「おれ、また新人だ。作り出す映画がきっと変わるぞ」
装丁/ 和田誠

ひがしざわは第5章の信州についてが早く読みたいです。

  


2008年10月15日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画 大林宣彦監督 長野

新海誠監督を長野へ

みすずかるしなのNAGANO映画祭の11/14日(金)の前夜祭にて
上映される新海誠監督の2007年のアニメーション作品「秒速5センチメートル」。


新海 誠「秒速5センチメートル」©Makoto Sinkai/Comixs Wave Fillms

映画祭実行委員のおすすめメッセージとして
「綺麗な映像、豊かな感性。宮崎駿監督の後を引き受けるのは新海誠監督では?
そんな予感の作品。」と熱い思いが寄せられてます。

長野県出身の新海監督。
ネットの世界から飛び出し多くの方から支持されて人気の新海監督ですが、
残念ながらこの「秒速5センチメートル」をはじめ、
「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」は長野市では映画館で上映されていません。
DVD等で個人的に自宅で見ることができるのみでした。
(ひがしざわは渋谷のシネマライズにて見ることができました!)

今年のながの映画祭にて長野市で初上映となり、期待は高まります。

そして映画祭では今回映画ゼミで協力してくれる信濃むつみ高校の先生と高校生さんを中心に
新海監督と一緒に観たい!おしゃべりしたい!という声をあげて
現在イギリス、ロンドン在住の新海監督に<NAGANO映画祭に来てもらおう!>
という活動がはじまっています。

新海誠監督に「ぜひ長野へ!」というメッセージをお寄せ下さい。
<新海誠監督といっしょに観て、話して、楽しむ会>(信濃むつみ高校さん管理)
   ↑
こちらをクリックして下さい☆


最後に、多くの大林監督作品に出演されていた峰岸徹さんが11日深夜、肺がんのため死去されました。
監督の新作「その日のまえににもご出演されてましたので、スクリーンではこれから
変わらぬお姿で会えるのが切ないです。
心からご冥福をお祈り致します。
  


2008年10月14日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

永田撮影監督作品上映会



長野松竹相生座・ロキシー様にて注目の企画上映があります。
長野県中野市出身のフランスの権威ある映画の賞のセザール賞・最優秀撮影賞に
2度輝いたフランス在住の撮影監督、永田鉄男さんの特集です。

長野松竹相生座・ロキシー 劇場からのお知らせ ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

以下転記させて頂きます。
長野日仏協会設立10周年、そして長野松竹相生座を経営する
長野映画興業株式会社創立90周年を記念し、タイアップ企画として、
地元長野県中野市出身の撮影監督:永田鉄男氏の作品上映会を行います。

「大停電の夜に」 10月11日(土)~10月17日(金)
2005年/132分/日本
監督: 源孝志
【解説】
東京が一年で一番光り輝くクリスマス・イブの夜に大停電が起こったら、
という設定で描く群像ラブ・ストーリー。
停電という思いがけない事態ゆえに引き起こされた、12人の男女それぞれが
経験する一夜限りの特別な物語を繊細なタッチで綴ってゆく。
監督は「東京タワー」の源孝志。

「うつくしい人生」 10月18日(土)~10月24日(金)
1999年/115分/フランス
監督: フランソワ・デュペイロン
【解説】
家業である農業を継ぐことに不満を抱きながらも毎日を無気力に生きていた青年が、
父の自殺をきっかけに家族の崩壊の危機に直面して、
自らと家族の人生を見つめ、一からやり直すまでを重厚かつ感動的に描く。

多くの有名監督を魅了する永田撮影監督の作品をフランスと日本の二つの視点で
見比べられる素晴らしい企画です。
お出かけ下さいね。
  


2008年10月13日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

蓼科高原映画祭

長野県4大映画祭のトップを飾る
第11回小津安二郎記念蓼科高原映画祭。←詳しくはこちらをクリック☆
10/31(金)から11/2(日)まで開催されます。

今年も魅力的な映画の上映と多くの監督の来祭で盛り上がるでしょう。

-上映作品のご紹介です。(会場、時間等は映画祭のスケジュールをご覧下さいませ☆)
愛のリレー
鳳凰わが愛
宮城野(山﨑監督舞台トーク)
歓喜の歌
秋刀魚の味(トークセッション中井麻素子さん、山内静夫氏、三上真一郎氏、宇田川清江さん)
短編入賞発表・表彰(入賞・入選作上映)
まぼろしの邪馬台国
パンダフルライフ(毛利監督舞台トーク)
歩いても歩いても
ジャーマン+雨(横浜監督舞台トーク)
喜びも悲しみも幾年月
西の魔女が死んだ(長崎監督舞台トーク)
母べえ
銀色のシーズン(楽しみ抽選会開催 )
突貫小僧(解説:田中眞澄氏)
非常線の女
オリヲン座からの招待状
私の小さなピアニスト

他にもシネマ・カフェ、街かど上映会、交流パーティー、監督居酒屋などが実施され、
茅野市はまさしく映画の“まち”になります。
移築された小津監督の別荘「無藝荘」は映画祭期間中、一般に無料公開されます。



今年こそは長野県4大映画祭を全部訪ねたいと野望を持っているひがしざわです。  


2008年10月12日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)各地映画祭巡り