映画“山桜”を長野に


         (C)「山桜」製作委員会

山形県先行ロードショー 、5/31から全国ロードショー予定の映画“山桜”。
昨年の4月に 長野市松代町の松代藩文武学校で、
ロケが行われた(エキストラの募集もありましたね)長野市フィルムコミッションが関わった作品でもあります。

詳しくは、信州松代NPO夢空間様のブログ
信州松代のとっておき情報で~す
5/12の記事“山桜公式サイト”
 ←詳しくはこちらをクリック☆

しかし、残念ながら現在のところ長野県での上映は予定されていません。
松代の方達が大切に守ってきた、ふるさとの文化財“松代藩文武学校”は
映画の重要なシーンに登場するようです。
藤沢周平さんはファンも多いですし、長野市で公開されないことはもったいないと思います。

以下、映画のあらすじと解説です。

-江戸後期、北の小国、海坂の地。
不幸な結婚生活に耐える野江は、叔母の墓参りの帰り、山道に咲く山桜を見つける。
その美しさに心惹かれ、薄紅色の花に手を伸ばすが、枝は思いのほか高い。
その野江の背中に男の声が響いた…
「手折ってしんぜよう」山桜に手繰り寄せられた運命の糸。
ただ一度の出会いが二人の未来を大きく揺るがしていく…。

藤沢周平の珠玉の短編として名高い「山桜」を映画化。
主人公・野江には、主演映画の公開が相次ぐ田中麗奈。
真の強い凛とした女性像を見事に体現し、女優としての新たな一面を見せている。
正義感と誠実さに満ちた武士を凛々しく演じるのは東山紀之。
その立ち居振る舞いと殺陣の美しさには目を見張るものがある。
また、富司純子、篠田三郎、壇ふみ、村井国夫といった実力派俳優陣が豪華に脇を固め、
奥行き深く、端正に、美しい作品を作り上げている。
監督は、本作で初の時代劇に挑む篠原哲雄。(作品資料より)-

読まれた皆さん、観たくなってきましたよね。
何とか長野市での上映が実現できるといいですねえ。。。
1週間300人位の観客が見込まれると俄然上映の可能性が出てくるそうな。

 ←公式サイトはこちらのバナーをクリック☆  


2008年05月31日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(6)映画上映

『あした~愛の名言集』立川志らく師匠の手で舞台化



きたる6月、志らく師匠脚色・演出で
大林映画 尾道新三部作の第2作『あした』が舞台化されます。(6/10~15 全10公演)

大林作品にとどまらず大の映画ファンで、自らも映画の製作・出演などを幅広く手がけられている
志らく師匠主宰の「劇団下町ダニーローズ」公演です。
シネマ落語同様大人気でチケット入手が困難かもしれませんが、
関心をお持ちの方ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

昨秋の2007NAGANO映画祭に、大林監督ご夫妻・南柱根助監督と共に来場され、
シネマ落語『たまや』を聞かせてくださった立川志らく師匠。


(写真は映画祭での師匠&大林監督)

バス事故として描かれた赤川次郎さん原作の『午前0時の忘れ物』を、
島通いの定期船<呼子丸>の海難事故に置き換え映像化された
大林監督の映画『あした』、
今回の舞台ではどのように描かれるのでしょうか。
大林組常連の役者さんも数多くご出演されます。
(当初出演を予定されていた、大林映画最多出演の峰岸徹さんが体調の関係で
降板されたのは残念ですが・・・)

公演情報は以下の通りです。

「あした~愛の名言集」
脚色・演出/立川志らく
大林宣彦監督作品 映画 新尾道三部作「あした」より
原作/赤川次郎「午前0時の忘れもの」(集英社文庫刊)

[会場]新宿 紀伊國屋ホール
[公演日]
6/10日 ~6/15日 全10公演

詳しくは、立川志らく劇団 下町ダニーローズ公式HP ←こちらをクリック☆
まで。

映画『あした』に登場した尾道市内のロケ地です。
どちらも尾道市内^^。
御調島・呼子温泉という設定の建物ですが千光寺山の上。



ラストシーンは、尾道市外の対岸、向島・兼吉の丘です。



『あした』だけでなく『さびしんぼう』『ふたり』にも登場した<福本渡船>に続く道。
すぐ脇は「向島ドック」です。



しげぞー  


2008年05月30日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)ロケ地巡り

50年前の地図で長野の路地を歩く

昨年6/8の“転校生 さよなら あなた”の善光寺三門(山門)での上映より
1年となります。
その節目の日にロケ地巡りでお世話になった長野郷土史研究会青年部様による
「50年前の地図で長野の路地を歩く」が開催されます。

以下ご案内を転記させていただきます。



「50年前の地図で長野の路地を歩く」

-6月8日(日) 16:00 長野松竹相生座(映画館)前集合
(時間は約1時間半の予定です)

「転校生 さよならあなた」の善光寺上映会から1年を迎えます。
長野の古地図を見ながら、ロケ地やその周辺の古くからの
小さな道が今に残されてきたことを確認してみましょう。
そのことが長野の50年後の未来を考えるヒントになればと願っています。

お気軽にご参加ください。
資料準備の都合上、メールで事前の申し込みをお願いします。

                     (小林竜太郎)

ナビゲーター:小林竜太郎(長野郷土史研究会青年部長)
         清水隆史(カメラマン)
参加費(協力費):500円
主催:長野郷土史研究会青年部
申し込みなど、詳しくはこちらまで→  長野郷土史研究会最新情報 クリック下さい☆
======

長野郷土史研究会
担当 小林竜太郎-

昔を知る、過去を守ることが未来も守ると、ひがしざわも考えます。
どうぞ皆様、お出かけ下さいませ。
  


2008年05月29日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り

尾道-鞆航路 後編

屋根を掛けた小さな漁船、そして背後には大型フェリー(常石行き)。
なんとも瀬戸内な風景です。



え?海の上に人影?蜃気楼でもなければ目の錯覚でもありません。
ここは<山波の州>といって、引き潮になると周囲2kmの大きな砂浜が海の真ん中にあらわれます。
(引き潮で島が陸地とつながるというのであれば、フランスのモン・サン=ミシェル修道院や、
神奈川県の江ノ島などが思い浮かびますが、ここは海の真ん中に突然地面が・・・!)

地元では潮干狩りスポットとして有名で、これからのシーズン、
近くの山波漁港から船が出ます。(ありえない話ですが、帰りそこなったら海の底^^;)



フェリーは尾道水道をくぐり、狭い尾道水道に入ります。
内海なので徐行。。。



海上からは、千光寺山のロープウエイや街並みが良く見えます。



緑屋根の建物(尾道グリーンヒルホテル)が見えてくると、まもなく尾道駅前桟橋に到着です。

さあ下船準備、そして忘れ物などないように。(&海風でボサボサになった髪を整えるのも忘れずに^^)



桟橋はホテルの1階に隣接しています。
今でこそ陸路がメインで駅の改札を抜けるのが尾道入りする正面ですが、
かつて海運が主役の時代、こちら側が正面だったのですね。

お疲れ様でした^^。



しげぞー  


2008年05月28日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)ロケ地巡り

尾道-鞆航路 中編

フェリーは港内では徐行していますが、港を出ると、まずは弁天島をぐるりと一周。
対潮楼からは見えなかった、島の裏側を楽しめます。



湾の入り口にあるブイを通過すると一気に加速!白波を蹴立てて疾走します。

次に船が減速すると、見えてくるのは「阿伏兎観音」。
岬の突端に建てられた観音堂が見事です。
(JR西日本のCM「Discover West」でも登場しますね)

船はエンジンを切ってしばし停船します。
(定期航路とはいえ、定期観光フェリーですから、見物・記念撮影タイムあり^^)



阿伏兎観音を通り、いよいよ船はスピードアップ!
空調完備の船室もありますが、天気の良い日は、
後方のオープンデッキでクルージング気分で潮風を感じるのも心地よいです。
(女性の方、髪の乱れは目をつぶってくださいね^^;)

途中、島々の間を抜けてゆきますが、造船所も方々に見られます。
(最近は、1から組み上げるのではなく、パーツごとに造って最後に組み立てる
<ブロック工法>が主流のようです)



右手、常石造船所の脇に白いパルテノン神殿風の建造物。
そう、元「境ケ浜マリンパーク」のフローティングアイランド(浮き桟橋)です。
内部にあった水族館やレストラン・土産物店の営業は終わりましたが、
クルーザーやヨット係留のマリーナとして今も使われています。



続く

しげぞー

  


2008年05月27日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)ロケ地巡り

尾道-鞆航路 前編

さて、では、尾道に、海の道で向かいましょう。
陸路とはまた違った風景を楽しめます。

今でこそ尾道と愛媛の今治までを島づたいにつなぐ「しまなみ海道」 などの橋が
いくつか出来て、陸路渡ってゆける島も増えてきましたが、かつて、
多島海といわれる瀬戸内の島々を行き来するには船で海路を行くしかありませんでした。
(今でも船でしか行けない島々は沢山あります)

尾道も、尾道水道をはさんだ向島との間に渡船があるほか、
駅前桟橋や住吉浜の市営桟橋から、因島の瀬戸田や他の島への定期航路が多数ありました。
(尾道「転校生」では、家出したカズミとカズオが飛び乗って瀬戸田の住之江旅館に行きましたね^^)

尾道から「ふたり」のロケ地<境ケ浜マリンパーク>を結ぶフェリーもありましたが、
マリンパーク閉園もあって廃止に。

今では地元の大手造船会社・常石造船の造船所がある常石
(マリンパークもここが運営していました)との間の大型フェリーが一日数往復する程度で、
定期航路はかなり減ってしまいました。

そんななか、2004年から、かつて瀬戸内の港町として北前船も寄航し大いに栄えた
(だから豪商たちがこぞって寄進し今も残る数多くの寺社が造営されたのですね)
尾道の<港町>を観光面からもアピールしようと、
冬を除く行楽シーズンの週末に、
同じく栄えた港町・鞆の浦との間を結ぶ定期フェリーの運航が始まりました。



今年2008年も3/15~11/24まで1日3往復運行しています。
(大人片道1500円、小児750円)
尾道水道から松永湾を抜け、常石、内海大橋、阿伏兎観音を眺めながら鞆の浦ヘ
アプローチするルートですが、海上からは陸上では見られない景色を楽しむことができます。

今日は鞆の浦から尾道へ乗船した時の様子をレポしましょう。

入り江の奥で天然の良港である鞆の港。漁船も係留されています。
船溜まりごしに、雁木と常夜灯、いろは丸記念館が見えます。
この風景が橋脚で遮られるのをどう考えるか、ですね。



港の静けさを破り、エンジン音を響かせて尾道からのフェリーが到着します。



白い船体に波を表わす赤い色が鮮やかです。
人魚のモデルといわれる「ジュゴン」とは、なんとも優雅な名前ですね。



続く

しげぞー  


2008年05月26日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)ロケ地巡り

活弁ライブ迫る!



只今長野の知識人を興奮の坩堝に投げ込んでいる?
小津監督特集の華麗なフィナーレ、
『生れてはみたけれど』活弁ライブ上映が迫っております。

前売券も完売直前だそうです。お手にされていない方はお急ぎ下さいませ。
売り切れちゃってたらごめんなさい。

ご案内を長野松竹相生座・ロキシー様のHPより転記させて頂きます。

-5月30日(金)
●生れてはみたけれど(1932)活弁ライブ上映を開催
原作:ジェームス槇
脚本:伏見晃
監督:小津安二郎
出演:斎藤達雄 /坂本武/吉川満子/菅原秀雄/ 突貫小僧
1932年/モノクロ/サイレント/91分 配給:松竹
サラリーマンの父親を見る子どもの目を通して、大人社会の矛盾を
鋭く批判した、小津サイレントの傑作。

出演:活弁士『澤登 翠さん』
開場予定:18時10分 
開演予定:18時40分~ (~終演予定20時20分頃)

■活弁ライブ上映 前売券取扱い店
平安堂長野店/長野松竹相生座・長野ロキシー

小津監督作品を多くご覧になられた皆様が口々にサイレント時代の映画の素晴らしさを
おっしゃってて、ひがしざわ楽しみでなりません。
活弁士さんによって華麗に繰り広げられる小津監督の世界にお出かけ下さい。
  


2008年05月25日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

国道20号線

長野県という田舎といえども郊外の国道沿いに行くと
首都圏と変わらない量販店やスーパーが立ち並び、人々は
駐車場の混雑にうんざりしながら続々とお店に吸い込まれていきます。

そこにあるのはあくまでも平和な日常であり、
灯りまぶしい量販店が現代の神殿のように、あまたの物の前に人々は思慮深く考え、
じっくり見るために頭を垂れます。

光りが強ければ強いほどその先の闇は濃くなる私達の世界。

長野にも通る国道20号線。
そこで何が起こっているのか、何が起ころうとしているのか。

松本シネマセレクトさんが本日、24日
「映画芸術」2007年ベスト9位の富田克也監督の“国道20号線” ←公式サイトはこちらをクリック☆
の上映会を開催されます。



時間:19:30~(77分)
場所:まつもと市民芸術館 小ホール

詳しくは松本シネマセレクト様の上映案内 ←こちらをクリック☆

上映会に監督の富田克也さんが来場されるそうです。
熱いメッセージが聞けそうですね。

  


2008年05月24日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

長野グランドシネマズさん特別上映!

映画“転校生 さよなら あなた”のもう1つの上映館、長野グランドシネマズさんは
6/24にオープン2周年を迎えられます。
おめでとうございます。
去年の“転校生 さよならあなた”の初日の頃はちょうど1周年だったのですね。
そして、明日からワンコイン500円で色々な映画が見る事ができる
特別上映が始まるそうです。!!

以下特別上映のお知らせをグランドシネマズさんのサイトから抜粋させて頂きます。

-■『長野グランドシネマズ2nd ANNIVERSARY 特別上映』のご案内
☆☆6/24(火)「長野グランドシネマズ」はオープン2周年!☆☆
日ごろのご愛顧に感謝し、
6/24(日)は全作品1,000円均一で鑑賞できるサービスデー!

更に下記の要領で特別上映を行います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

入場料金 ワンコイン500円均一! 6作品

「鮫肌男と桃尻女」5/24(土)~5/30(金) 18:30~
「パリ、テキサス」5/31(土)~6/6(金) 18:00~
「僕の彼女を紹介します」5/31(土)~6/6(金) 18:30~
「タイタニック」6/7(土)~6/13(金) 17:30~
「アイ・アム・サム」6/14(土)~6/20(金) 18:30~
「ライフ・イズ・ビューティフル」6/21(土)~6/27(金) 18:30~ -

ひがしざわは「パリ、テキサス」が涙が出るほど楽しみです。
かつて、暇さえあれば聞いていた“ライ・クーダー”による大好きなサントラ。
再び長野で大画面で再会できるなんて!

企画していただいたグランドシネマズのMさんに大感謝!です。


写真は“転校生 さよならあなた”上映時のグランドシネマズさんのロビーです。
“小道具展”が開かれてました。  


2008年05月23日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(6)映画上映

ペルセポリス



このブログでも度々登場していただいている
“転校生 さよなら あなた”の制作ボランティアのY.Oさんから、おすすめ映画の
情報をいただきました。

2007年 カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品 審査員賞受賞、
2007年 アカデミー賞 長編アニメーション映画賞 ノミネート 他に輝く

ペルセポリス” 2007年 フランス映画 ←公式HPはこちらをクリック☆

1970年代から90年代のイランを舞台に、少女から大人へ成長していく主人公の姿が
国や宗教を超えて私達の胸を熱くさせます。


映画「ペルセポリス」特別レイトショー 
長野相生座・ロキシー様にて
5月24日(土)~30日(金) 19時20分~
公開です。公開記念来場者先着プレゼントもあるそう。

お楽しみに。  


2008年05月22日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(6)映画上映

小津博物館

皆様、長野相生座・ロキシーさんの名画特集の小津監督特集には
もうお出かけでしょうか。
出かけた方はご存知かも知れませんが、大変な事になってます。

日本で最高の小津監督コレクターの築山先生のコレクションが劇場内に登場して
“小津博物館”のようになっております。
(これでもコレクションのごく一部だそうですが。)

小津監督直筆の絵入り色紙、ヨーロッパ上映時のポスター等、滅多に見る事ができない貴重なものが、
映画代金800円(2本続けて見ると1本700円)でもれなくじっくりご覧になれます。

ひがしざわがとっても気に入ったものは
映画“秋刀魚の味”の公開時に松竹株式会社さんが配られた秋刀魚柄のお皿。
桐箱入りでとても粋です。

写真は展示物の一部です。
是非お出かけください。





  


2008年05月21日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(3)映画上映

“わたしは貝になりたい”ロケに

4月末~5月初めに上田市でロケをしていた
福澤克雄監督、中居正広さん、仲間由紀恵さん主演の
映画“私は貝になりたい”のロケ地へ美術ボランティアとしてお手伝いに行って参りました。

場所は公開前なのではっきり公表することはできませんが
上田市の、まわりは田園がひろがる古い建物がロケ地です。

映画に詳しい方ならば今週長野相生座・ロキシー様にて監督特集で上映中の
小津監督がトーキー第一作で撮影された場所という事でぴんと来るかもしれません。
(上田市での撮影はすでに終了しております。)
建物の外は花ざかり。



1日中、もくもくと作業してまいりました。
今は使われていない古い建物なので、しんとしていて昔にタイムスリップしたよう。

美術ボランティアに応募された方は若いお嬢さんばっかりなので、??と思いましたが
お話を聞いたら皆さん、主演の中居正広さんの熱烈なファンの方達ばかりでした。

皆さんの話すジャニーズさん系の濃い話にまったくついていけないひがしざわ。。。
浮いてました。

いただいたロケ弁。外で食べるお弁当は格別です。
前日の四国ロケのおみやげのお菓子もいただいて楽しいロケ現場でした。


名作にふさわしい真摯な現場で、皆黙々と作業し、
美術さんのスタッフの手でいろいろな小道具が
次々に魔法のようにあらわれます。
素晴らしい映画が出来ることでしょう。
公開は11月22日、いい夫婦の日だそうです。

 ←公式HPはこちらのバナーをクリック☆  


2008年05月20日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)エキストラ

善光寺花回廊とロケ地の春

2008年のゴールデンウィーク、皆さまはどんな連休を過ごされたでしょうか。

りょうは、飯田で趣味の乗馬を楽しんだあと、
長野市内まで足を延ばし「善光寺花回廊」にお邪魔してきました。
本日は、「善光寺花回廊とロケ地の春」と題して、少しばかりのレポートをお届けしたいと思います。

その前に、まずは「善光寺花回廊」について、公式パンフレットからおさらいを-

長野のまちを花で埋め尽くし、春の新しい風物詩となった今年で7回目の「善光寺花回廊」。

今年のテーマは「世界へつなぐ花の道」。
「花キャンバス」「タペストリーガーデン」「フラワーガーデン」「フラワーコンテスト」など、
平和への願いを込めてまちを花いっぱいにします…

4月25日付のさよならあなた日記でも、ひがしざわ様より紹介されていましたよね。

期間中善光寺参道へと続く中央通り沿いには、色鮮やかな花たちが“まち”を彩り、
たくさんの花キャンバスや露店で賑わっていました。
子供たちの声とともに、道行く人々の目や心を楽しませてくれました。
さて、ここではその一部をご紹介。


(チームキャンバス・KOINOBORI)

(タペストリーガーデン)

(テーマキャンバス・ワールドアニマル)
(どこかにひがしざわ様の作品も?)

(くまプーさんの花キャンバスも☆)

そして、新しく竣工したばかりの「善光寺三門」。
この日も、たくさんの参拝客で賑わっていました。



この五色の布たなびく三門の下を、
平和の象徴でもある五輪の聖火が通り抜けることができなかったのは、少し残念に思うりょうでした。


(参道の猫。その指先の向こうに君は何を見るのか…)

翌日は戸隠へ。ちょうど山桜が、満開のときを迎えていました。
そして、私たちはそば畑へ…

畑に降り立つと、そこには「そばの花」ならぬ満開の
「菜の花」が一面に咲き誇っていました。

明るく元気いっぱいな一美(&蓮佛さん)をイメージさせるような鮮やかな黄色の絨毯が、
春の穏やかな高原の風とともに、
まるで一美の心が思い出の場所を訪れた私たちを迎えてくれたような気がしました。




帰りに立ち寄った小丸山公園の庵にも、今年も柔らかな春がやって来ていました。



長野で出逢った色とりどりの花々に、
このまちのこの穏やかな日々がいつまでも続くことを願いつつ、
SMAPの『世界で一つだけの花』の詩の世界を思い浮かべてしまったりょうでありました。

りょう  


2008年05月19日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)未来に紡ぐ

NAKBA(ナクバ)

NAKBAとは?

公式HPによりますと、
-1948年5月14日、イスラエルが誕生し、パレスチナ難民が発生した。
この事件をパレスチナ人はNAKBA(大惨事)と呼ぶ。-

パレスチナを40年に渡って取材してきたフォトジャーナリスト広河隆一さんが監督した
ドキュメンタリー映画「パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)」が本日松本で上映されます。

以下主催する松本シネマセレクトさんの情報を転記致します。

松本CINEMAセレクト ←詳しくはこちらをクリック☆
5月18日(日)
時間:① 10:00~ ②14:00~
場所:Mウイング6階ホール

-フォト・ジャーナリストにして月刊誌『DAYS JAPAN』の発起人兼編集長・広河隆一による
40年にも渡る数万枚の写真・千時間超の映像から生まれた、長編ドキュメンタリー。 -

 ←公式HPはこちらのバナーをクリック☆

監督の広河さんは1967年から3年間「理想社会」を求めてイスラエルの
農業共同体キブツで暮らしたそう。
その際畑の端で見つけた瓦礫がパレスチナの人々が暮らしたの村の跡地と知り
衝撃を受けたそう。
ご自身で実際に体験し、取材されたパレスチナの現在は私達に大きな衝撃をもたらす
ことでしょう。

是非お出かけ下さい。  


2008年05月18日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

地域文化資源考

長野発のSNSつながる・うまれる・ひろがるの“N”が面白い事を始めています。

N-ex Talking Over ←詳しくはこちらをクリック☆

実施要綱から抜粋させて頂くと
-「N-ex Talking Over」は、その日のテーマについて参加者自身が語り合うトーク・サロン企画。
世代を超えた交流、アイディアの交流の場としてカフェを利用しながら、
地域の文化や問題について語り合う機会を作ります。-とあります。



そして本日トーク・サロン企画N-ex Talking Overの地域文化資源考が開催されます。

<善光寺平の物語を創造する@長野・カフェぺえじ>
開催日時 2008年05/17 17:00~
開催場所 長野市 長野駅前 平安堂カフェぺえじにて。
(長野市末広町1355-5 平安堂長野店三階 026-224-4545)

その堆積物から宝物を発掘しよう!善光寺とその門前街の物語

参加費:¥1,000(コーヒー1杯つき)

善光寺門前というと“転校生 さよなら あなた”の物語が紡ぎだされたまち。
是非お邪魔したいと思っております。  


2008年05月17日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り

汐待ちの港・鞆の浦 後編

JR福山駅前のバスターミナルに入ってきたのは、懐かしいボンネットバス。

福山市内の福山自動車時計博物館でレストアされ、
週末中心に「ともてつバス」が福山駅と鞆の間の路線を運航しています。


車内はこんな感じ。
車掌さんが運賃の扱いや沿道の案内をしてくれます。


なんとも雰囲気のあるバスです。丸みがいい感じですね。


後姿もキュート^^。。


ほどなく到着した鞆の街中は、こんな感じの路地が縦横に。


海岸に出ると、石造の常夜灯が残っています。
横には尾道ではもうなくなってしまった雁木(階段状の船着場:潮の干満にかかわらず使用できる)が。


※ちなみにこれが尾道にかつてあった雁木。しまなみ海道開通前の港湾整備で消滅。。。


常夜灯の右には「いろは丸展示館」。
幕末の1867年、坂本竜馬率いる海援隊の「いろは丸」が紀州藩の軍艦にこの沖で衝突され沈没。
竜馬は紀州藩を相手に回して談判、鞆の福禅寺での交渉では埒が明かず、
長崎まで追いかけてようやく賠償金、当時のお金で7万両(現在の50億円) を勝ち取ったとか。
引き揚げられたいろは丸の遺物などが展示されています。

ライ○カードCMの居酒屋です^^。


鞆の浦の由来が書かれています。


鞆の港を一望する高台にある福禅寺。
境内の対潮楼からは、正面に弁天島と、
背後には国民宿舎などもあるリゾートアイランド(笑)仙酔島が見えます。
お堂の柱と梁がまるで額縁、名画のよう。
これが「日東第一形勝」と言われた風景です。




しげぞー

  


2008年05月16日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)ロケ地巡り

汐待ちの港・鞆の浦 前編

尾道のお隣、福山市の海側に、「鞆の浦」(鞆:とも)という古い港町があります。

江戸時代にタイムスリップしたような古い町並みに狭い路地、
そして雁木や石の常夜灯などが残っています。
古くは万葉集にも登場し、かつては瀬戸内海の海運の重要な拠点で
<汐待ちの港>として栄えました。

万葉集・大伴旅人
「吾妹子が見し 鞆の浦のむろの木は 常世にあれど見し人ぞなき」

干満の差が大きい瀬戸内海、潮流が東西に大きく変わります。
満潮時には東の紀伊水道、西の豊後水道から海水が流れ込み、
ここ鞆のあたりでぶつかります。

干潮になると逆に、東西に引いてゆきます。
大阪から西行きの船は満潮に乗り鞆まで来て待機し、引き潮とともに西に向かうわけです。

室町時代に始まり江戸時代まで続いた<朝鮮通信使>が日本にくる時にも立ち寄り、
町内の高台にある福禅寺からの風景を
「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地)」と賞賛したそうです。



映画やドラマ、CMのロケ地にもなる風情ある街並みで、
先年はライ○カードのCM「どうする、オレ?」篇で、
オダギリジョーさんが同窓会でかつて憧れだったマドンナ・桜井幸子さんと再会するシーンに、
居酒屋として鞆の「いろは丸展示館」が登場しました。

このシリーズ、他にも尾道の風景が沢山登場しましたね。

鞆は、大林作品「あした」で、尾美としのりさん演じる先生が
宝生舞さんたち生徒に説明するため視聴覚室で映していた、
「尾道や古い港町」のスライドとして登場しました。

「薬用養命酒」の原型とも言われる薬用酒「保命酒」
(正式名称:十六味地黄保命酒の名の通り、16種類の生薬配合。ちなみに養命酒は14種類とか。)
はここの名産です。
将軍家への献上品としても珍重され、幕末には日米和親条約の交渉時、
来航したかのペリーやハリスとの幕府主催の宴で食前酒として出されたそうです。
今も複数の蔵元があって製造・販売されています。

そんな鞆の浦の町に、今、地元を二分する大論争が起こっています。

まさに「町おこし」と「町守り」、文明と文化、に関するお話です。
主要な幹線道路や鉄道からも離れ
(かつて福山駅から鞆の町まで「鞆軽便鉄道」という鉄道は走っていましたが。。。
⇒今でもこの路線を運行しているのはこの存続会社:通称ともてつ)
ているため、大規模な開発などからはずれ、
結果的に、時代劇のオープンセットのような風情ある古い町並みが残っているわけですが、
車も入れないような狭い路地ばかり。

<生活の便利さ>や<沢山の観光客の誘致>という観点からはいささか課題で、
車の渋滞解消は住民の方々の長年の悲願でした。
そこで県道のバイパスをつくり、港町の海側(湾)を一部埋め立て、
高架橋を通そうという計画が1983年に持ち上がりました。

これに対し、生活の便利さを求める推進派と、
歴史ある街並みを残さなくてはならない、
せっかくの景観を損ねては観光客の減少も引き起こす、
という反対派の間で長年にわたり論争が続いて今日に至り、裁判にまでもつれ込んでいます。

詳細についてはここで述べませんが、この鞆の浦問題に「町守り」を唱える大林監督が
「歴史ある風景。一度破壊されたら取り返しがつかない」としていろいろ働きかけをされています。

鉄道や車社会から取り残されたことで現在『一周遅れのトップランナー』になっている
鞆の浦、ぜひ一度、足を運んでみてください^^。

鞆の浦や、今回の問題を紹介するサイトです。

鞆町のまちづくりホームページ  ←こちらをクリック☆

鞆の浦 澤村船具店 ←こちらをクリック☆

「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」を支援する会  ←こちらをクリック☆

では、後編でそんな鞆の浦を、そして次回は鞆と尾道を結ぶ定期航路についてご紹介しましょう ^^。

続く

しげぞー


  


2008年05月15日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(3)ロケ地巡り

北信濃あの歌、あの映画

5/5(こどもの日)の信濃毎日新聞さんの地域17面の
北信濃の歌の発祥地、映画のロケ地を紹介するシリーズ記事に、
“転校生 さよならあなた”が登場しました。

“北信濃 あの歌、あの映画⑤
転校生 -さよならあなた 長野電鉄小布施駅”

撮影時に小布施駅長さんだった方のお話を中心に
当21世紀長野映画の会にも信毎さんから取材があり、
江守代表が紙面に登場しております。


駅で、海の町尾道からきたアケミちゃんを迎える
一夫(カズミ)、弘くんという山国の子達。
象徴のように北信五岳の山々が青空に映え、色づいたりんごが出合いを彩ります。

小布施駅の風景の美しさとともに“転校生 さよなら あなた”は北信濃を代表する映画と
紹介されまた多くの方に物語が届けられようとしています。  


2008年05月14日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(5)映画 大林宣彦監督 長野

舞台挨拶報告 “Beauty うつくしいもの”

5/10長野相生座・ロキシー様にて映画“Beauty うつくしいもの”の
全国に先駆けて先行上映と舞台挨拶がありました。

後藤俊夫監督をはじめとして豪華にも
片岡孝太郎丈(半次役)
片岡愛之助丈(雪夫役)
中川豊村長(長野県大鹿村村長)が駆けつけて下さり、映画初日らしい興奮に包まれました。




先着100名様には十五代片岡仁左衛門が書かれた題字がプリントされた非売品のTシャツも配られ
(ひがしざわもいただきました)遠くからいらっしゃったお客さまもいたようで、関西弁やかけ声も
飛び交いました。
監督がどんどんブログ等で紹介して欲しいとおっしゃったのでさっそく報告させていただきます。

映画は私達が普段忘れがちな“うつくしいもの”がたくさん届けられます。
自分の命さえ捨ててしまうことがあっても、守りたい大事な人への愛情、友情。
ふるさとへの思い。
共に育ち、年を重ねていくことの美しさ。
年を重ね、体が衰えていってもそれを遥かに飛び越える精神の自由さ、柔らかさ。
華麗な踊りが物語りを彩ります。

美しい風景とともに豊かな時が流れていきます。
ただ、長野県南部の市町村からは、
多くの方が満蒙開拓団に参加するために海を渡り、第二次世界大戦のために
ふるさとに帰れずに亡くなった方も多かったという不幸な歴史も決して忘れてはなりません。
大鹿村歌舞伎もその歴史を経ながら多くの方の尽力により守られてきてます。

会場のあちこちからすすり泣きが聞こえました。
大判ハンカチ、ティッシュも是非お忘れなく。



行列の様子です。


  


2008年05月13日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)映画上映

まだ見ぬただ友を求めて・・・

某携帯電話のCM、白○家のお父さんこと、
北海道犬のカイくん(&ネネちゃん)は写真集も出るほどの大人気ですよね。

このお父さんが、「いい日旅立ち」をBGMに、
「まだ見ぬただ友」を求めて、どこかの港町を放浪する、というあのCM。
放映サイクルの短い同社のCMですが、いまだに日曜洋画劇場などでは60秒バージョンが
放映され続けていて、異例の<ロングラン>です。

お父さんの歩き回っているのは・・・尾道。

「転校生」の御袖天満宮下です。


千光寺新道です。「転校生」の四辻下。
「あの夏の日」ではお葬式でラジオ体操。


光明寺と宝土寺を結ぶ路地下の踏切から。。。


浄土寺。
「ふたり」&「あの夏の日」(そしてかの「東京物語」)


天満宮の階段を望遠で。。。


天寧寺坂です。「ふたり」に登場。
ビールCMではエイちゃんが。


尾道の定番、天寧寺三重塔上。
特別出演、本家ドビン(笑)。


市街と向島を結ぶ渡船の1つ、渡し場通りの岸本渡船です。
(普通はこのように左よりに接岸。CMではアングル上、右寄りでしたね)


(尾道の名所を歩き回るワンコ・・・モデルがドビンだという話も耳にしました^^。
何しろドビンの立ち回り先が多数登場します。)
もしや、お父さんが探していた「まだ見ぬただ友」とはドビンのことかもしれませんね。

(某M生命保険のCMも放映が始まっていますが、このロケ地も尾道。尾道に滞在して
いた日、ちょうど撮影中のところに遭遇。移動中の戸田菜穂さんともすれ違いました^^)

しげぞー  


2008年05月12日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(5)ロケ地巡り