長野県縦断4大映画祭始まる!

いよいよ本日より長野県縦断4大映画祭が始まりました。
トップバッターは第12回小津安二郎記念蓼科高原映画祭。
本木雅弘さんをゲストにお迎えしての「おくりびと」上映は大変話題になっています。
小津監督の別荘、無藝荘もちょうど紅葉が最も美しい時期ですね。

第12回小津安二郎記念蓼科高原映画祭
 ←詳しくはバナーをクリック下さい。

翌週の11/7-8日は第13回うえだ城下町映画祭です。
今年の上田市は「サマーウォーズ」で盛り上がりました。
映画祭も「サマーウォーズ」の上映他、ロケ地巡りが開催されます。

第13回うえだ城下町映画祭 ←詳しくはこちらをクリック下さい。

次の11/13日~15日は我らがみすずかるしなのNAGANO映画祭。
何と言っても今年は大林宣彦監督をお迎えして「転校生 さよならあなた」
上映できるのは喜びです。
前売1回券(600円)、前売回数券(500円×4枚綴り、切り離してご家族、お友達同士でも使えます)
が平安堂様、各映画館様他で現在発売中です。
回数券をお求め頂くと、ワンコインで映画を見られる!というのに今年もこだわってます。
実行委員、頑張っています!!

第6回みすずかるしなのNAGANO映画祭 ←詳しくはこちらをクリック下さい。

最後は北信濃小布施映画祭ですが、新型インフルエンザ流行の影響で
今年の開催は中止となったそうですが、
「60秒シネマコンペティション」は引き続き開催されています。

北信濃小布施映画祭 ←詳しくはこちらをクリック下さい。

皆様、映画祭でお会いしましょう。  


2009年10月31日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

七瀬の土地を訪ねて 番外編 ~みーちゃんの土地を訪ねて~ ⑤

続いて向かった先は、布勢総合運動公園。
蓮佛さんの話しでは、中学校の陸上の思い出の場所。
1985年のわかとり国体で整備されました。
現在は命名権で『コカ・コーラウエストスポーツパーク(…なっ、長い)』と名前が変わっています。


(布勢総合運動公園。左手に見える建物が陸上競技場)

陸上競技場では、サッカーJFLのガイナーレ鳥取のホームゲームも行われています。
訪れた時間、ちょうど子供たちが陸上の練習をしていました。


(陸上競技場内)

次は湖山池に浮かぶ青島に向かいます。
湖山池は、家族でボートに乗った思い出の場所としてあげられていました。

ここで世紀の大失態を。。
なんと、バスに乗り遅れてしまった。
時刻は午後5時15分過ぎ。
東京都内を走るバスと違って本数も少ないので、
次のバスを待っていては、日没までに間に合わない(汗)
と言うことで、布勢総合運動公園から、湖山池に浮かぶ青島公園までの4キロを走る羽目に。
蓮佛さんも、こんな感じでマラソン大会を走ったのかな。
…なんて考えている余裕は全くなし。
筆者、高校時代にフルマラソンの経験があるとは言え、30を超え運動不足の体にはキツい(汗

5時50分、日没間際なんとかたどり着いた湖山池。


(湖山池看板)

湖山池は、周囲16キロメートル、面積6.8平方キロメートルの汽水湖で、
池と名の付く中では日本最大です。
春は霞がかって見えることから「霞池」とも呼ばれています。

橋を渡り、青島公園に。


(青島公園)

青島公園から見る夕陽は、湖面の反射が美しく、疲れを忘れさせてくれました。


(湖山池の日没)

湖山池は、夕陽の名所なのです。

夜は、鳥取名物ノドグロにモサエビのお刺身を。


(盛り合わせ)

あれっ甘い…。
鳥取では刺身醤油が甘いんですね。
たぶん蓮佛さんも東京に初めて出てこられた時はカルチャーショックを受けられたんじゃないかなぁ。


(鳥取といえば、もちろん“らっきょう”も)

最後に鳥取市内の温泉で疲れを癒やし…。


(鳥取温泉)

これにて、今回の鳥取めぐりも終了。
夜のキャメル号でふたたび東京に戻ります。


(キャメル号)

あれっ?何かひとつ足りないって??

鳥取砂丘へは、今回行ってないんです(汗)。
楽しみは後回しにしておいた方が、次回また鳥取に行くモチベーションにもなりますしね。

今回の旅路でひとつ気が付いたこと。
それは、すれ違う人たちがみな笑顔で「こんにちは」、「良いお天気ですね」と声をかけてくれること。
東京では考えられないですよね。
蓮佛さんの人柄も、こんな土地柄からきているのかな。
そんな蓮佛さんのルーツを感じた“日本のふるさと”鳥取めぐりでした。


(帰りの鳥取駅。また来ます。)

りょう

11/13(金)~15日(日)開催の
2009年第6回みすずかるしなのNAGANO映画祭公式HP ←こちらをクリック下さい☆
映画、イベント等の詳しいスケジュールはこちらをご覧下さいませ☆  


2009年10月30日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)未来に紡ぐ

七瀬の土地を訪ねて 番外編 ~みーちゃんの土地を訪ねて~ ④

次に向かった先は、雨滝。
蓮佛さんのブログ『ヒロイン誕生物語』 ←詳しくはこちらをクリック下さい☆
でも紹介されていましたね。

鳥取駅からバスに乗ること60分。
終点の雨滝バス停で降車。
バス停から予想外に距離があります。途中から携帯GPSも圏外になってしまったので、
地図も持たないりょうは、道があっているのか少し心配。。


(途中には、飲泉所も)

ようやくたどり着いた雨滝。


(雨滝看板)

雨滝は、幅4メートル・高さ40メートルという鳥取県随一の飛瀑を誇り、
『日本の滝百選』にも選ばれています。
古来より有数の霊場として、修行の場としても利用されていました。

私も、滝に近づいてみると、すんごい大瀑布。…っていうか突風です。
マイナスイオン効果は、ばっちり?
ある意味いままで訪れた日光華厳の滝や黒部ダムの放流より“体感度”ではナンバーワンです。


(雨滝の大瀑布)


(布引の滝。袋川の流域には、大小48もの滝があります。)

雨滝からの帰路、お豆腐屋さんでお昼御飯。
雨滝の清らかな天然水で作られたお豆腐。


(できたてざる豆腐)

あまーい!
何にもつけなくても美味しい。こんな甘いお豆腐は初めてです♪

続く

りょう

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2009年10月29日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

七瀬の土地を訪ねて 番外編 ~みーちゃんの土地を訪ねて~ ③

さて、ここで鳥取城のお話しを少し。

久松山に築城された鳥取城は、戦国時代中ごろに、
自然地形を利用した山城として築かれたことに始まり、
以後因幡地方の政治拠点として明治12年の解体撤去まで存続していました。
戦国時代末期には、天下統一を目指す織田信長と中国地方の雄毛利氏との対立から、
二度にわたる羽柴(豊臣)秀吉の山陰侵攻を受けました。
とりわけ1581年の攻撃では、2万の軍勢を率いて太閤ヶ平に本陣を置いた秀吉により、
周囲20キロメートルに及ぶ強烈な鳥取城包囲による兵糧攻めを受けました。


(九松山より太閤ヶ平を見る)

ときの鳥取城城将・吉川経家は、毛利氏の援軍と兵糧の補給を阻止されたことにより苦戦し、
遂には人肉を食するという地獄さながらの状態に陥りました。
籠城およそ4ヶ月ののち、秀吉の開城の求めに応じた経家は、秀吉の助命の意向に反し、
「すべての責は城将たる自分にある」として、兵と民の命を救って
自ら切腹し城将としての責任を明らかにしました。
その時35歳。
「日本二つの御弓矢境において悴腹に及び候事、末代の名誉たるべく存じ候」と
詠ったその潔い最期は、武人の雄として歴史に高く評価されています。
この鳥取城攻めは、「鳥取城の渇殺」として語りつがれ、
岡山の「高松城の水攻め」とともによく知られています。

…と言うことで、次は豊臣秀吉が陣を敷いたとされる本陣山に向かいます。


(鳥取の空はどこまでも碧く)

久松山から2.3キロほど尾根づたいを歩くと、本陣山山頂の太閤ヶ平に。


(太閤ヶ平)

せっかくの歴史的な遺構も、現在は電波塔が建てられていて、ちょっと残念です。


(太閤ヶ平から臨む久松山)


(!!野生のタヌキとにらめっこ)


(目の前を走り去っていきます)

30年ほど前まで、久松山にはロープウェイも掛けられていました。
蓮佛さんは知らないかな。
今でも太閤ヶ平に向かう途中に、かつての駅舎が残されています。

さて、お昼どきに下山した久松公園では、屋台も出て、たくさんのお花見の家族連れで賑わっていました。
蓮佛さんも、子供のころお父さんお母さんに手を引かれて来たのかな。


(屋台)


(仁風閣)

続く

りょう

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2009年10月28日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

七瀬の土地を訪ねて 番外編 ~みーちゃんの土地を訪ねて~ ②

それでは、山登りにレッツゴー。


(久松山登山口の稲荷神社)


(八幡宮址)

五合目。心なしか空気が薄くなってきたような…(笑)


(五合目。「久松御坂大権現」でひと休み。)

山頂までは、およそ25分ほど。
なかなかどうして、結構ハードなので、
小学校の遠足で登った蓮佛さんたちはすごい健脚だなぁ。


(あと少し)


(ついに山頂)

さて、久松山頂から臨む鳥取平野の眺めはまた格別です。

ここでは、240度のパノラマで絶景をお楽しみください。


(北東方向。正面に摩尼山を臨む。)


(北方向。右手奥には有名な鳥取砂丘が見えます。)


(西方向。千代川が左から右に流れる。
写真中央左に見えるのが湖山池ですが…わかるかな。)


(南西方向。)


(南方向。眼下に広がる鳥取市内)



(南東方向。市内に迫り出した山が、まるで巨大な亀の甲羅のよう)

続く

りょう

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2009年10月27日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

七瀬の土地を訪ねて 番外編 ~みーちゃんの土地を訪ねて~ ①

平成19年の暑い夏の日、杉並アニメーションミュージアムで行われた
蓮佛美沙子さんのトークショーから約1年半。
蓮佛さんのふるさと鳥取関連のイベントでのトークショーと言うことで、
当日は鳥取の観光案内も配布されていました。
いつかは鳥取へ…と心に秘めていましたが、川越での大林監督の
トークショーがあった4月11日、ついに念願の鳥取行きを敢行。

本日は、「七瀬の土地を訪ねて」番外編「みーちゃんの土地を訪ねて」をお届けします。

20時30分品川バスターミナル発のキャメル号で鳥取に向かいます。


(出発進行!)

鳥取までの所要時間は10時間あまり。
バスに揺られての長旅になります。


(鳥取平野の日の出)

6時半に鳥取駅前に到着。
朝陽のなか降り立った鳥取、まずは大きく深呼吸。
あっ、蓮ちゃんの香りがする…な訳ないか(笑)


(明け方の鳥取駅)

まずは、鳥取城跡&久松山に向かいます。


(久松山を望む)

訪れた鳥取城跡(久松公園)では、ちょうど満開の桜の散り時。
桜吹雪と地面いっぱいに桜の絨毯が敷き詰められていました。


(鳥取城址)


(お堀には、美しいグラデーションの桜の絨毯が。この上を歩けるかな)


(久松公園の桜並木)

久松山は、杉並のトークショーのなかで、蓮佛さんが小学校での遠足の思い出として語られた場所です。
登山口は久松公園のなかにあります。

続く 

りょう

本日10/26日、「転校生 さよなら あなた」クランクインより丸3年が過ぎました。
大林監督をお迎えして映画祭でロキシーさんのスクリーンにて
上映されるのは嬉しい限りです。

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2009年10月26日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

映画音楽ライブコンサート

11/14のみすずかるしなのNAGANO映画祭のオープニング上映、
「転校生 さよならあなた」の上映の後に大林宣彦監督のトークショーがございますが
(多くの皆様のご来場をお待ちしております!!)
終了後、監督と来場の皆様を映画音楽ライブコンサートでお迎えする趣向となっております。

ご出演は、1stアルバムを発売されたばかりの
女性3人のアンサンブルユニット Satia(サチア)さん、

Satiaさん公式HP ←こちらをクリック下さい☆


(Satiaさんの1stアルバム、大好評発売中です。)

と、小布施を中心に映画音楽を中心としたミニコンサートで活躍されている
メイプルリーフ さんです。

演奏時間は
◆13:00~ 会場:長野ロキシーさん前広場 
◆15:00~ 会場:ごん堂広場(イトーヨーカドーさん前) です。

どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。

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2009年10月25日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

第13回<うえだ城下町映画祭>

今年もみすずかるしなのNAGANO映画祭一週間前の、
11/7(土)~11/8(日)に
長野県上田市にて、日本映画と自主制作映画を上映する映画祭
第13回<うえだ城下町映画祭>が開催されます。

上映作品は
11/7
<真田風雲録> 加藤泰監督 1963年 製作:東映
<おかしな奴> 沢島忠監督 1963年 製作:東映(東京撮影所)
<SR サイタマノラッパー> 入江悠監督 2008年 製作:ノライヌフィルム
<秋日和> 小津安二郎監督 1960年 製作:松竹

11/8
<ハチ公物語> 神山征二郎監督 1987年 製作:東急グループ他
<つみきのいえ La maison en petits cubes> 
加藤久仁生監督 2008年 製作:株式会社ロボット 
<サマーウォーズ> 細田守監督 2009年 製作:「SUMMER WARS」製作委員会 
<歩いても歩いても> 是枝裕和監督 2008年 製作:「歩いても歩いても」製作委員会
<THE 8TH SAMURAI(八人目の侍)>  監督:Justin Anbrosino 2009年 
<吹けば飛ぶよな男だが> 山田洋次監督 1968年 製作:松竹 
特別上映
<花になる(特別上映)> 田中智章監督 2009年 製作:ndjc2008事務局(VIPO) 
<BALLAD 名もなき恋のうた> 山崎貴監督 
2009年 製作:「BALLAD 名もなき恋のうた」製作委員会

と、名作から最新作、巨匠から新鋭まで日本映画を俯瞰できるプログラムですね。

「サマーウォーズ」市内ロケ地めぐり等イベントも楽しみです。

第13回<うえだ城下町映画祭> ←公式HPはこちらをクリック下さい☆



そして11/13~15日開催の
2009年第6回みすずかるしなのNAGANO映画祭公式HP ←こちらをクリック下さい☆
詳しいスケジュール等はこちらをご覧下さいませ☆  


2009年10月24日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)各地映画祭巡り

cobaさんご出演!

みすずかるしなのNAGANO映画祭2日目、
11/15(日)12時30分から、緒方明監督をゲストにお迎えして
監督の最新作、小西真奈美さん主演の「のんちゃんのり弁」を
千石劇場さんにて上映する事を過日、このブログにてお伝え致しました。

映画「のんちゃんのり弁」 公式サイト ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

そして、この映画「のんちゃんのり弁」の音楽は、長野県出身の
世界的にアコーディオンニスト、作曲家として
ご活躍されているcobaさんが担当されています。
そのご縁で今年の映画祭に特別ゲストとしてcobaさんをお迎え致します!!
お二人のトークショーと、cobaさんに特別に演奏して頂きます。

cobaさんの公式サイト ←こちらをクリック下さい☆



この「のんちゃんのり弁」の上映のみ1000円の特別鑑賞券1枚および、
回数券2枚分で鑑賞できます。
どうぞご了承下さいませ。

まちに響く特別な音楽と映画の幸福な出会い。
映画祭ならではのお得な値段で楽しめます。

初日14日の大林宣彦監督を迎えての「転校生 さよならあなた」の上映と共に
映画祭渾身の企画です。

なお、15日の「転校生 さよならあなた」の善光寺周辺ロケ地巡り
~撮影から3年。あの風景は今。~(午前10:00から11:30分予定)
にご参加頂いても「のんちゃんのり弁」の上映開始には充分間に合います。

映画祭実行委員一同皆様のお出でをお待ちしております。

2009年第6回みすずかるしなのNAGANO映画祭公式HP ←こちらをクリック下さい☆
が立ち上がりました。
詳しいスケジュール等はこちらをご覧下さいませ☆  


2009年10月23日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)みすずかるしなのNAGANO映画祭

権堂映画館コンサート迫る

いよいよ迫って参りました!!
今週土曜日、伝統ある映画館、ロキシーさんがライブ会場に変身します。
登場するアーティストさんは「ハンバートハンバート」さん。

ハンバートハンバート 公式ウェブサイト ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

現在公開中の映画大森美香監督の「プール」の主題歌をうたっている注目のアーティストさんです。

映画“プール”公式サイト ←こちらをクリック下さい☆

再び地域SNS“N”様からご連絡を頂いた内容を転記させていただきますね。

-長野地域SNSプロジェクトは、[N-ex]シリーズと題し、
音楽やアート、演劇のイベントを開催してきました。
8回目となる[N-ex8]の会場は映画館。
この映画館がある「権堂」は県内でも有数の繁華街でかつては芸妓が活躍した花街であり、
文化の中心地でもあります。
その商店街の真ん中にある「長野ロキシー1」は昭和の風情漂う映画館です。
どこかなつかしくあたたかい「ハンバートハンバート」の音楽が会場をやさしくつつみます。
また、コンサート当日は映画館前広場がマーケットになります。
秋の一日、いつもと違う「映画館」と「コンサート」にお出かけください。



暖かく響く「ハンバートハンバート」の歌声。
映画館で催すコンサートは多くの方の話題を集めているようです。

どうぞお見逃しなく!  


2009年10月22日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画関連

善光寺門前権堂路地めぐりツアー 後編


(秋葉神社拝殿。秋葉神社は権堂町の鎮守。
1800年代前半に名主の永井善左衛門が本社のある静岡県の秋葉山から勧請。
当初は往生院内、その後、裏権堂の明治屋斜め向かい
(現在空き店舗で、映画のポスターが貼ってある建物です)にありましたが、
明治31年に遊郭道路開通のため現在地に遷宮されました。
拝殿の奥に1866年再建の歴史的な本殿がありますが、
普段は扉が閉められておりその姿を見ることは出来ません。)

権堂町と国定忠治のお話しは先に記したとおりですが、
権堂町の名前の発祥は、善光寺が火災にあった際、
往生院に5回ほど仮堂が置かれたことからきていること。(「権」=「仮」)


(往生院)

江戸時代には、30数件もの水茶屋が建ち並び、善光寺参りの旅人が訪れる花街であったこと。
その後も、長野県下随一の歓楽街として栄えてきたこと。
大震災や遊郭の形成によって、表通りが南北の通り(表権堂→裏権堂)から現在の東西の通り
(アーケード通り)へと路地やまち並みが変遷していったこと。

また、本ブログのテーマでもある“映画”との関連についてもお話しがあり、
長野県で初めて映画が上映され、現存日本最古の
木造映画館・相生座(長野ロキシー)さんがあるまち。
そして、大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』
が撮影されたまちであることも紹介いただきました。

講座のあと、一行は秋葉神社を出て、
①全国で2社ほどしかない料理の神さまが祀られている
貴重な四条霊社・国定忠次の墓~勢獅子像から権堂アーケード通りに入り~
②映画『転校生さよならあなた』一夫の家~③相生座~忠次の柳跡から上千歳通りに折れ~
④地蔵庵・金刀毘羅社~⑤往生院・弁天社から表権堂通りを経て~
かつての花街を忍ばせる明行寺大門通りから⑥明行寺へ~裏権堂を通り~
相生座裏の『転校生さよならあなた』ロケ地となった路地裏を抜け~再び秋葉神社まで戻りました。


(「赤城の山も今宵を限り…」凛凛しい国定忠治とともに、まち歩きに出発です。)

さて、上で今回巡ったコースをずらずらと書き記しましたが、
権堂に行かれたことがない読者の方は、
東西南北、路地の名前など「何のこっちゃ」だと思います。
でもご安心ください。
権堂商店街の各店舗では、『権堂劇場散策地図』を配布していますので、
善光寺参詣の際はぜひお手にとって実際に
権堂まち巡りをしていただければと思います。


(商店街で配布されている権堂劇場散策地図)

裏権堂通りにかつてあった忠治の柳は、
昭和40年の道路拡張の際に伐採されてしまっていたり、
長野市で初のネオン街路灯が燈された通りなど、
昔の姿を想像しながらの路地めぐりとなりました。


(表権堂通りよりかつての明行寺参道・明行寺大門通りに入る)

小林玲子様からは、こうした努力の結果、権堂のファンがひとりでも
多く増えることによって、まちの活性化にもつながる。
そして、ガイドのコツは、所要時間を守ることと、語りすぎないこと、などのアドバイスもいただきました。

途中巡った場所は、これまでも路地めぐり等で何度も訪れたことのある路ですが、
違ったテーマや視点で訪れると、いつも新鮮な発見、違った風景がそこにはあります。
権堂路地めぐりを企画していただいた皆さん、
そして案内いただいた小林一郎様・小林玲子様、ありがとうござました。



りょう  


2009年10月21日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

善光寺門前権堂路地めぐりツアー 前編

この転校生日記でも何度かご案内した、9月26日(土)に行われた
『権堂劇場★国定忠治まつり』。
長野市権堂町の商店街を中心に行われたこのイベント。
お祭り当日は、三度笠にかっぱ姿をした100人の国定忠治が市内を練り歩いたとのこと。
りょうは、残念ながら当日はお邪魔できませんでしたが、
それに先駆けて9月19日(土)に行われた『善光寺門前権堂路地めぐりツアー』に
参加してきましたので、本日はそのレポートをお届けしたいと思います。


(国定忠治まつりの模様は、朝日新聞の東京版社会面にも)

26日の『権堂劇場★国定忠治まつり』の模様は、歴史の町長野を紡ぐ会・小林玲子様の
善光寺表参道日記にレポートされていますので、併せてご一読いただければ幸いです。

善光寺表参道日記 ←こちらをクリック下さい☆

さて、国定忠治は群馬県上州の出身。
それがなぜ長野市権堂町と関係があるの?と
不思議に思われる方も大勢いらっしゃると思います。そこで少し解説を。

ここ権堂町は、講談・浪曲・新国劇・映画などにもなっている有名な
「忠治・権堂山形屋乗り込み」の舞台なのです。

【御用十手に追いかけられて忍び笠で信濃路にやって来た国定忠治が、
川に飛び込もうとしていたひとりの男を救った。
理由を聞くと、年貢の金に差し支えて、お光という一人娘を権堂宿の廓山形屋へ身を売らせ、
五十両を受け取り故郷へ帰る道中に追剥に金を盗られた。
再度五十両貸して欲しいと頼んでみたが、
山形屋の旦那は子分が三百人程もいる藤造親分であると。
この話を聞いて、国定忠治はその男と再び山形屋へと向った…】

国定忠治は、実際に天保7年(1836年)篭っていた赤城山を出奔し、
大戸の関を破り草津街道を通って、当時権堂町で水茶屋を営んでいた
同郷上州の友人・島田屋伊伝治の元を訪ねたと伝えられています。
伊伝治の島田屋は、表権堂通りの北端寄り、向かって左手付近にあったと考えられています。


(秋葉神社にある国定忠治のお墓。昭和42年善光寺御開帳の年に
群馬県伊勢崎市の金城山養寿院から分骨されたものです。
「忠治も草葉の陰から喜んで皆さまをお迎えしてくれているのではないでしょうか。」
と語る小林玲子氏。 
※写真お話しいただいている方は小林一郎氏です)

そもそも国定忠治って誰?と言う方は、
桃屋の「江戸むらさき」のコマーシャルと言えばわかるでしょうか。

さて、この日のまち歩きは、国定忠治を通じて権堂町の歴史に関心を持ち、
良さを知ることで、自分たちが普段生活する権堂町を好きになり、地域に誇りを持ってもらうこと。
如いては、その思いをこの地域を訪れた他の人にも
伝えられるようになって欲しい、と案内ガイドの育成も兼ねて、
権堂町の商店街と長野郷土史研究会の小林一郎様、
歴史の町長野を紡ぐ会の小林玲子様が企画されたものです。
昨年の『全国路地サミット』で発表のあった、長崎の『さるく博』の取り組みような、
地域からのツーリズムですね。

この日、14時の回に集合場所の秋葉神社前に集まったのは、50人ほどの人たち。
まずは、権堂の勢獅子が奉納されている秋葉神社拝殿にあがり、
小林一郎様と小林玲子様から、ガイドとしての心得や案内のポイント、
権堂町の歴史的背景についてのお話しをいただきました。

続く

りょう  


2009年10月20日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

フジテレビ開局50周年記念ドラマ エキストラ募集

【エキストラ募集】のお知らせです。
以下上田フイルムコミッション様よりのお知らせを転記致します。

上田フイルムコミッション様 ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

フジテレビ開局50周年記念ドラマ
探そう!ニッポン人の忘れもの「ハッピーバースデー」

フジテレビ公式サイト ←詳しくはこちらをクリック下さい☆



出演:大橋のぞみちゃん、伊東四郎さん、加賀まり子さん
放映:2009年11月21日午後9時から(2時間)
全国フジテレビ系 長野県は長野放送にて放映

このドラマに参加してくださるエキストラを募集します!

【募集内容】
(1)20代~80代男女 24名
(2)18歳以上の男女1名ずつ(高校生役)

日時:10月23日(金)
   午前7時15分現地集合~12時ごろ終了予定

場所:無量寺(上田市手塚)
※お車でお越しの方は事前にお知らせください。駐車場をお知らせします(現地までバス送迎)

撮影内容:葬儀のシーン
参加服装:喪服(各自用意)、茶髪不可

【その他】
・参加者にはフジテレビより記念品をさしあげます。
・昼食、飲み物は制作側で用意いたします。
・交通費、出演料等の支給はございません。
・肌寒い季節となりましたので、防寒具を各自ご用意ください。
・エキストラ参加者以外の方の見学はご遠慮ください。

【応募方法】
氏名、性別、年齢、住所、電話番号を添えて、信州上田フィルムコミッションまでご連絡ください。

【お申し込み・お問い合わせ】
信州上田フィルムコミッション
E-mail ucb@ueda-cb.gr.jp
TEL 0268-23-5408(平日9時~17時)
  


2009年10月19日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)エキストラ

つばさ広げて ⑦

多部さんとは、先日の鏡山酒造跡地オープン記念の
トークショーで拝見したことがある以外は、初めてお会いする方たちばかりでしたが、
生で見た中村梅雀さんは見た目のとおりとても優しい方で、
高畑さんはドラマではハチャメチャぶりを発揮していますが、
実際はものすごく考え方がしっかりしていて真面目な方なんだなぁと。
松本明子さんは会場から帰る際も車の窓を開けて沿道に手を振って挨拶されるなど、
親近感にあふれ本当にイイ人と感激し、宅間さんはとっても面白い方でした。
そして、多部さん、茶目っ気があるけれどもあまり物事には動じないイメージがあったのですが、
とっても多感な方なんだなぁ、と愛らしい意外な一面を見ることができました。

また、9月26日(土)には、つばさ最終回放送日にあわせて、
川越の鏡山酒造跡地の昭和蔵(つばさ展会場)で、
『鏡山酒造跡地でつばさの最終回を一緒に観よう』が行われ、
会場内のテレビで第26週「二度目の春」の一週間分の放送が上映されました。


会場内は立ち見が出るほどの観客で溢れていました。


(真剣な眼差しでつばさを観る集まった観客たち)


(いよいよ最終話の放送)

映画館と違って、館内が明るいのにりょうは途中から涙が止まらなくなって…
ラストは館内大拍手で大団円を迎えました。
甘玉堂とラジオぽてとのセットに囲まれながらみんなで観る、
ドラマの舞台川越のまちに電波に乗せて届けられた『つばさ』最終回はまた格別でした。


「最終回は良い終わり方だったね」と話す声もちらほら。


(会場内で展示されているラストシーンで多部さんが上空を飛んでいた川越市内のミニチュア)

そして、なんとスペシャルゲストとして、後藤高久チーフプロデューサーも
わざわざこの日のイベントのために川越まで駆けつけてくれました。

『「つばさ」最終回をここ川越の地で皆さんと一緒に観ることができ、
大変感慨深い思いでいっぱいです。
本放送は本日で終わりとなりましたが、12月には総集編の放送が、
また「つばさ」番組ホームページでの掲示板の展開など、「つばさ」はこれから先もまだまだ続きます。
「つばさ」を観られた方にどんどん川越を訪れていただいてリピーターになってもらえたら、
続編も作られるかもしれませんので、ぜひよろしくお願いいたします。
本日は本当にありがとうございました。』
とご挨拶をいただきました。


(「続編は無理にしても、スピンオフはぜひ作りたいと思っているんだよ」と熱く語る後藤チーフプロデューサー)

挨拶後、川越の人たちから記念写真&握手責めにあう後藤チーフ(笑)
気軽に応じる姿に後藤チーフの人柄の良さがにじみあふれていました。

(この日の模様は、つばさスタッフブログにも)

つばさスタッフブログ ←こちらをクリック下さい☆

また、鏡山酒造跡地昭和蔵でのつばさ展もいよいよ10月末日までとなりました。
本放送が終了し、放送で使用された小道具など展示物が大幅に増えリニューアルされています。
一部ここまでの転校生日記の中でも紹介させていただきましたが、
ドラマを欠かさずご覧になられていた人には、きっと印象深い小道具たち。
一度行かれたことがある方も、ぜひ再訪してみられてはいかがでしょうか。


(昭和蔵『つばさ展』会場内)


(展示物には、あの“ラジオ”も)

つばさ効果で川越のまちを訪れる観光客数は前年比1.5倍にものぼるそうです。
この賑わいをいわゆる大河ドラマなどの放映期間中だけのご当地ブームや
ロケ地観光(まちなかを歩いて周遊するロケ地めぐりと、
ポイントだけをバスで訪れるロケ地観光は明確に
区別すべきものとりょうは考えています)のような一過性のもので終わらせるのではなく、
今後にどうつなげて行くか。
そこには、“地域力”の本質が問われているのだと思います。
でも、川越にはそれだけの歴史と力がある、りょうはそう感じています。

-15分では観られない本物の川越へ-


NHKつながりで、「七瀬ふたたび」の次は「つばさ」ロケ地めぐりのシリーズ化も良いかな、
なんて企んでしまったりょうでした。


(ロケ地めぐり準備完了!?)
写真は川越市の観光協会で配布しているロケ地マップに、
鏡山酒造跡地で提供されているロケ地情報などなどを書き加えたりょうのオリジナル版です。

人と人とをつなぐ『つばさ』のように、りょうもこの転校生日記を通じ、長野のまちと川越のまち、
そして大正6年創業の長野ロキシーさんと明治38年創業の川越スカラ座さんをつなぐ翼となりたい。
そう願いを込めながら、このレポートをしめくくりたいと思います。


りょう  


2009年10月18日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(4)未来に紡ぐ

つばさ広げて ⑥

続いて、会場からの質問に、キャストの皆さんが回答するコーナーに移ります。

一つ目が、多部さんに「仕事がお休みの時は何をして過ごされていますか。」という質問。
「月曜から土曜日まで撮影でスタジオにこもりっぱなしなので、
電車に乗って映画や岩盤浴に行くなど、
なるべく表に出て外の雰囲気に触れるようにしています。」と多部さん。

続いては、松本明子さんへの質問。
「今度埼玉県東松山市で行われるNHKのど自慢大会に出場するのですが、
『あなた』を上手に歌うコツを教えてください」と言うもの。
「『あなた』は、とってもキーの幅が広くて難しい曲。
でも、大切な人の事を心に思い浮かべながら歌えば、自然と上手く歌えると思います。」とアドバイス。

続いて、和菓子「甘たま」の味についての質問。

こちらは和菓子職人役の中村さんから、
「本当に美味しい。
割っても見事にきれい。お芋の甘さと香り、その外側の小豆の甘さと香り、
上にコーティングされた胡麻羊羹の香りが絶品で、もう一個食べたいと思っちゃいます。」
また、観光グルメ大使の脇さんは、「自分はドラマでは一気に食べるシーンが多いですが、
お茶と甘たまを丁寧に交互に食べると、すっごく美味しいです。」
劇中の甘たまも季節ごとに芋の種類が変わっていて、現在はスペシャルバージョンになっているそう。
どんな味なのか、ぜひ食べてみたいですね。



続いて多部さんに「劇中の二十歳のおかんは料理が得意ですが、
実際の多部さんの腕前はどうなのですか。」という質問。
料理は全くできなかったので、この10ヶ月間の撮影で
むちゃくちゃ上手くなってやろうと意気込んでいたのですが、
時間がなかったり実家住まいという事もあり、母親に頼ってしまって、
いまでも何もできないです(笑)。
脇さんからは、「多部さんがりんごをむいてくれたのですが、
手つきがとても危なっかしかった」との裏情報も。

続いて、「川越で美味しかったものは」という質問に。
多部さんは「お菓子など何でも美味しいけど…」と少し考えて
「ハチミツ入りお芋ソフトクリーム」をチョイス。
宅間さんのお気に入りは、「鉄板鍋」とのこと。

そして「川越のお気に入りの場所」の質問には、
高畑さんから、「時の鐘がとっても風情があって素敵。
自分の携帯ストラップにもなっています。」


(劇中に登場した『川越さつまいもラーメン』)


(こちらは、実際に販売されているさつまいも入り『川越ラーメン』。
麺にさつまいもが練りこまれているのではなく、さつまいもを揚げたものがトッピングされています。)


(『紫いも餃子』。皮と具のなかにサツマイモが入っていて、ほのかに甘味を感じます。
皮が紫色をしているのですが、写真だと分かりづらいかな。)


(大林宣彦監督も川越まち歩きの途中、その店構えに注目? 
川越ラーメンと紫いも餃子は、鐘つき通り沿いの『大八勝山』さんで食べることができます。…って、
食べ物の話ばっかりだな・苦笑)

質問コーナーが終わり、会場ではこの先5週分の予告編が上映されました。
「先を知りたくない人は、耳と目をふさいでください(笑)」と後藤チーフ。

最後は、キャストの皆さんから再びひと言ずつメッセージをいただき、
この日のファンミーティングも終盤を迎えます。

脇さん:「皆さん、毎日ハンカチをちゃんと洗って観てください。これからもつばさをよろしくお願いします。」

松本さん:「もっともっと今日は話したかったし、私たちも初めて聞くエピソードも飛び出して、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
これも川越のみなさんが愛情を注いでくださったおかげです。
つばさを最後まで見守っていてください。」

宅間さん:「これからラストに向かって色々な展開がありますし、
あっと驚くことやハラハラドキドキもたくさんあります。
また、今までと同じようにグッとくるシーンやお話がいっぱいあるので、
最後までつばさを毎朝8時15分に観てください。よろしくお願いします。」

中村さん:「こうして会場を見ていると家族だなって感じがします。
それが川越だなって思いました。
僕たちみんなが家族です。これからもずっと川越を愛してください。
僕らもまた遊びに来ます。」

高畑さん:「川越を舞台にした朝ドラつばさ。私たちの撮影も残すところあと2週間あまりとなりました。
私たちの生業は、観てくださる方がいなければ、成立しないものでございます。
最後に向けて皆様のお力を拝借して、良き形で終わりたいと思います。
皆様のお力を最後にもうひとつお貸しくださいますよう、よろしくお願いいたします。」
…高畑さんの挨拶は、選挙の演説のように力がこもっています。

多部さん:「この10ヶ月間、川越に来るたびに季節を感じ、訪れる度にいろんな思い出がよみがえってきて、
ついつい感極まってしまう場所になりました。
また今後川越に来る機会があった時も、つばさのことを思い出し、今日の日のことも思い出し、
色んなことを思い出す場所になってくれて、本当に本当にありがとうございました。
放送はまだまだ続くので、皆さんの心の片隅に残る作品となれれば良いなと思っています。
私たちも頑張りますので、皆さんもぜひ楽しみにしていてください。」

後藤チーフ:「今日は、温かい拍手と笑いに包まれて、本当に川越に来て良かったと思っています。
あと2ヶ月、最後までお楽しみいただければとスタッフ・キャスト一同願っておりますので、
どうぞよろしくお願いいたします」


(来場者に配られた記念品)

最後は、キャストの皆さん、つばさのテーマに乗って楽しそうにサンバを踊りながら、
約2時間にわたるファンミーティングもお別れとなりました。

続く

りょう  


2009年10月17日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

つばさ広げて ⑤

そして、優花ちゃんと交代で、本日の特別ゲスト二組目、
つばさのもう1つの家族でもある甘玉堂メンバー、
父:玉木竹雄役の中村梅雀さんと母:玉木加乃子役の高畑淳子さんが登場です。
お二人の登場に会場内が沸き立ちます。
特に、中村さんはドラマでの和菓子職人の仕事着そのままの姿で登場。


(会場ロビーに展示された、実際の撮影にも使用されている甘玉堂の看板。立派です。)

「ここから先は、おしゃれ関係みたいに進めましょう」と後藤チーフ。
中村さんと高畑さんは、同じ桐朋学園短期大学演劇専攻の同窓生(1期違い)で、
昨年の大河ドラマ「篤姫」がおよそ35年ぶりの共演だったそう。
学生当時のお互いの感想を聞かれて
中村さん:「上の期の人にはぜんぜん興味がなくて(笑)。」
高畑さん:「遠山の金さんの息子が入ってきたと話題に。結構チャラチャラしてたよね。」

当時の演劇専攻では、お互いを下の名前で呼びあっていたそうで、
「演劇科ってすすんでるぅ~」と不思議に思った、と高畑さん。
「そんな雰囲気が、危険な性格を助長させたのかも(笑)」と中村さん。

そんなふたりがつばさでは夫婦役で共演。
「超刺激的で楽しい毎日です」と語る中村さん。
「私は頼ってばかりで…」と高畑さん。
「本当に奔放な加乃子さんそのままにそこにいてくれるので、
僕もそのまんま竹雄になれるんです。」
と中村さんが話すと、
「いやだぁ~、私、小心者なのに」と照れる高畑さん。

ここから“玉木家談義”に花が咲きます。
一番しっかりしているのが未華子ちゃん。
でも、何と言っても玉木家の一番は、女将さん役の吉行和子さん。
実はとってもチャーミングで、もう可笑しくって大変。


(川越まつり会館に展示されている幸町の袢纏)

「こんなふたりを両親に持ったつばさとしては、いかがでしょうか。」と司会者から聞かれ、
本当にサイコーですね。玉木家のメンバーやラジオの男を演じるイッセーさんの目を
見るとグッときちゃってダメなんですよ、と多部さん。

ラジオの男と言えば、最終週に「もう必要ないだろ」と
お別れのシーンがあるのだけれども、
これは絶対に見ないと損、と高畑さん。
あのシーンは本番に入る前から涙が出ちゃってもうダメで…と多部さん。
私も楽屋で目が真っ赤に腫れちゃって、
化粧ができなくなっちゃって困ってた、と高畑さん。



ここで、高畑さんからもお気に入りシーンの発表。
「工事現場でつばさや知秋たちを抱きしめる」シーン(第18話)です。
映像が流れている最中、皆さん懐かしそうに、
そして楽しそうに、お互い会話を交わされていました。
特に中村さんと多部さんは、仲良くわきあいあい。
本当の親子のようです。

このシーンの後、サンバダンサーズが出てくる展開も良く分からなかったけど、
この頃は子供を捨てて出て行った加乃子のキャラクター自体が良く分からなかった。
でも、ドラマ後半での「幸せはこんな近くに転がっていたのね」このセリフを言うためには、
原罪を背負った加乃子という存在が必要不可欠だったのだと最後には理解できた。

演じられている出演者の意見はものすごく重要。
初めの頃「分からない」と言い続けている高畑さんを何とかしなくてはと思った。
どんどん良い方向に、腑に落ちるように創りこんでいくよう心がけています、と語る後藤チーフ。
「この後は千秋楽まで、金曜日・土曜日は、ほぼハンカチなしでは観られないような展開に
なっていきますのでお楽しみに」と話す後藤チーフの横で、このあたりからは多部さんも
懐かしさに感極まって目から涙が零れ落ちます。
スタッフが気遣って真っ白いハンカチを持ってきて、そっと多部さんに渡します。

「この映像の頃と今では、多部ちゃんの顔も違ってるよね。
玉木つばさという凝縮された時間を過ごすことによって、
もの凄いスピードで変化している」と話す高畑さん。

また、玉木知秋役の冨浦智嗣さんは、撮影が始まってから10キロ太って、
また10キロ戻したそう。
初めて会ったときすごく痩せてるなぁと思っていたら、
案の定、途中でインフルエンザにかかって撮影を休んでしまったので、
みんなから食べろ食べろと言われて、
本人もずっとプロテインを飲んでいたら太ってしまったとのこと。
「知秋の顔を追って観ていくと面白いかも。」と高畑さん。



つづいて、中村さんのお気に入りのシーンは、
『出て行かないでと加乃子役の高畑さんにすがる』シーン(第1週)
昨年12月頭に撮影したシーン。
このシーンを突破しなければ、玉木家のすべてが始まらないという
重要なシーンで何度も撮り直しをした。
「こんなとんでもなくテンションの高い現実離れした出来事はないよなぁ」と
思っていたら実話だった。
だから、本人から話を聴いて、その時の気持ちを汲み取って頑張った、と語る中村さん。
さて、その実話の張本人とは、西谷真一チーフディレクター(笑)。
スタッフの間で辛いこと痛いことを公表しあって、シナリオに取り込んでいった。
西谷さんの実体験の採用確率が一番高い(笑)と後藤チーフ。

「これから放送される武雄の過去には、私自身の過去も少し入っています」と語る中村さん。

「なんか暴露トークにドキドキしちゃう」と、はしゃぐ松本さん。



続いて、「多部さんから見た玉木家」とのテーマで、
お気に入りのシーンをまたひとつあげてもらいました。
それは、『傷心のつばさを家族のみんなが代わる代わる励ます』シーン(第17週)
このシーンを見終わった頃から、多部さんもいよいよ号泣状態。

玉木家とつばさの過去の繋がりや、つばさちゃんも自分と同じ
二十歳の設定にしてはしっかりし過ぎていて、
しかも他人のことを思い過ぎていて、リアリティがなくなってしまうのも
怖いなと思って演技に悩んでいた時期に、
梅雀さんの「いいんだよ」と言うセリフにグッときてしまって。
第17週は、演じているのも辛かった週だったので、つばさとしても多部未華子としても
すごく心に残っているシーンです…と言葉に詰まりながら話す多部さん。



朝ドラの主演は本当に大変なこと。
10ヶ月間、朝から晩までスタジオで。
多部さんは、「つばさちゃんと自分とは、まったく逆の性格」と言ったことがあったけど、
あるとき多部さんの肩を触ったらパンパンに張っていて、つばさのように気を遣って頑張っているんだなぁ、
「でも、いいんだよ」って本当に思った、と優しく語る中村さん。
「みんなとあと少しで家族じゃなくなっちゃうと思うと…」と顔をぐしゃぐしゃにして話す多部さんにすかさず
「やだ!ずっと一緒の家族よ」と声をかける高畑さん。
「結婚式にはちゃんと行くから」と中村さん。
本当に家族愛いっぱいの玉木家キャストの皆さんです。



続く

りょう  


2009年10月16日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

つばさ広げて ④

続いてのコーナーは、出演者の皆さんの“お気に入り”シーンの発表。
言葉ではなかなか説明しづらいので、該当シーンについては、
番組ホームページやDVDをチェックしてみてくださいね。

まずは、脇さんから、
『ラジオぽてとの屋上で缶ビール片手につばさと語る』シーン(第89話)
脇さんはアルコールが全然ダメなのだそうで、
「ノンアルコールだからと思って勢いよく飲んでいたら、
0.5%アルコールが入っていて、途中から酔っ払ってしまい
ろれつが回らなくなってきてしまって。
実は、もっと長いセリフのシーンだったのですが、
放送では後ろの部分はカットされちゃってました。」

また、ベッカム一郎こと麒麟・川島さんとの漫才コンビについては、
「自分は芝居役者なのでテンポに追われるのが精一杯で、漫才は難しかった。」
と感想を語る脇さん。
ですが、後藤チーフからは「川島さんは、うちの相方(田村さん)よりも滑舌が良くて、
やりやすいって言ってたよ」との裏話も。


(こちらは、武州小江戸川越産金時薩摩芋を使用した川越の地ビール『COEDO紅赤』)

次に、松本さんのお気に入りは
『ラジオぽてとでの歌合戦であなたを歌う』シーン(第12週)
「ぽてとや甘玉堂メンバーのいる前で、本番はとっても緊張した。
でも、隼人くん(下山葵さん)やローリーさんに
練習からお付き合いいただいて勇気をもらいました。
久しぶりに歌手に戻れて親にも喜ばれました」と松本さん。
「出演者の皆さんの得意な部分をドラマに取り込んでしまおうと思って。
脇さんの手品や松本さんのそろばん、多部さんのダンスもそう。」と後藤チーフ。
また、松本さんは、小さい頃に夫役の太川陽介さんのファン倶楽部にも入られていたそうで、
台本を読んだとき夫婦役にびっくりされたそう。
後藤チーフからは、「当初予定にはなかったのですが、本人の強い希望で、
太川さんには番組後半にも再度登場いただくことになりました。」と予告も。
(編注:最終週でしたね。)


(会場ロビーには、歌合戦のシーン他で実際にキャストが着用していた衣装の展示も)

続いて、本日は残念ながら欠席のローリーさんからもお気に入りのシーンが。
『ラジオぽてとで宅間さんに眼鏡を飛ばされる』シーン(第85話)
これは、完全なアクシデントで、宅間さんも
「NGが出るかなと思いながらも演技を続けたけど、顔が笑っちゃってて」
ローリーさんも、この場面は瞬間的に「もらった!」と思ったそうです。
背後の多部さんの表情にも注目です。
後藤チーフからは、宅間さんとローリーさんの関係は、
ジャイアンとのび太の関係と似ているとの例示も。
ぽてとメンバーのみんなから“カズオ”と呼ばれている愛すべきいじられキャラのローリーさん、
「ローリーさんは、自分のことを覗き見てキャラクターを作ったんじゃないかと思われるほど、
役柄がほとんど素なんですよね。それぐらいフィットしています。」と感想を語る後藤チーフ。
多部ちゃんのことは、普段も「つばささま」と呼んでいるそうです(笑)。


(鏡山酒造跡地昭和蔵のつばさ展会場で展示されている浪岡ゆかりのレコードジャケット)

続いては、そんな宅間さんのお気に入りシーン。
2つほど推薦をいただいて、ひとつが松本さんと同じく
『ラジオぽてとでの歌合戦』のシーン(第71話)。
なぜか宅間さんが肌着姿で観客席のエキストラに。
「客席が満員な感じが良いと思って。」と宅間さん。
後藤チーフ「この時は、私がエキストラの予算を削っちゃって…」

2つめが『グローブの件を優花ちゃんに叱る』シーン(第12週)
「優花ちゃんがかわいいなぁ、と思って。小学校1年生なのにしっかりしていて、良く出来た娘です。」

ここで、本日一人目のスペシャルゲストが登場です。
真瀬優花ちゃん役の畠山彩奈ちゃんです。

司会者から「真瀬パパはどんなパパですか」との問いかけに、
「優しいパパです。バレンタインにチョコレートをあげたら、
お返しにお人形をくれました。」と話す彩奈ちゃん。
真瀬(宅間)さんの靴の中に、チョコレートと一緒に「優花よりパパへ」の
メッセージカードが添えられていたそうで、
「この年で男心がわかってるよね。」と照れながら話す宅間さん。
「お返しが高くついたけど(笑)」
宅間さんには、実際にも今年9月で2歳になる男の子がいるそうなのですが、
「毎日、チュッチュしてます。」

この日は、優花ちゃんと宅間さんの「やきいもグーチーパー」のデュエットもお披露目。
トークショー中は、宅間さんの膝の上にちょこんと座っていた彩奈ちゃん。
本当の親子のようにかわいらしかったです。



続いて、多部さんのお気に入りシーンは、
『優花ちゃんがラジオぽてとに引越してくる』シーン(第10週)
推薦の理由は、ラジオぽてとメンバーの個性・人柄が良く出ているシーンだから。
「特に意図していた訳ではないけど、面白い構図が撮れた」と喜ぶ後藤チーフ。
画面後ろでローリーさんとベッドを運ぶ脇さんがつまずいているのですが、
これは演技ではなく素で“マジコケ”だそう。
ちなみに、ぽてとメンバーで一番の力持ちは意外にもローリーさん。
電気屋さんでお仕事をしていたこともあるそうで、冷蔵庫も一人で持てるそう。
多部さんのお姫様抱っこもお手のもの。
「翔太役の小柳友さんは、多部ちゃんを抱えてふらふらしてたけどね。」と後藤チーフ。


(サッカーボールのストラップ(つばさ展所蔵))

続く

りょう  


2009年10月15日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

つばさ広げて ③

続いて話題は、ご当地川越での屋外ロケの感想に移ります。

川越ロケシーンの数々が舞台上のスクリーンに流され、ぽてとメンバーとともに振り返ります。
出演者の皆さんも、懐かしそうに映像を見つめていました。
真瀬役の宅間さんは、「いもー」と叫んで増水した川に飛び込んでいくシーンでは、
思わず笑いをこらえている様子。

まずひとつ目が『西武安比奈線(休線)でのトロッコ』のシーン(第18話)
こちらは、脇さんから「みんな若いなぁ」のひと言が。
このシーンは、トロッコを200mほど押す長いシーンで、
2~3分かかるシーンをリハーサルも含めて何回も繰り返し、
「本番にはちょうど良い疲れ具合に撮れた」と笑って話す後藤チーフ。
多部さんは、つばさの撮影が始まって初めてこのシーンでセリフを噛んでしまったそうで、
しかもトロッコの最後の方だったので、
宅間さんから「あの撮影の頃はまだ人間関係ができてなかったから、
(トロッコを押していた)脇さんも、内心多部ちゃんにムッとしてたんじゃないの」とツッコミも。


(西武安比奈線&トロッコ。タイトルバックのシーンにも使われていますよね。)

続いてのシーンが『鐘つき通りのクリスマスイルミネーション』のシーン(第24話)
この撮影は、夜10時から気温0.7度の中での撮影だったそうです。
そんな中でも、脇さんはほぼTシャツ状態。
これに多部さんからは、「脇さんって寒くないですよね」のキツーイひと言が。
松本さんからの「豚汁と焼き芋が美味しかった」との話に、後藤チーフからは
「焼き芋が焼きあがるのを、まだかまだかと楽しそうに待つ多部さんがかわいかった」との感想も。


(鐘つき通りの夜)

ここで、焼き芋つながりで、川越の美味しいモノのお話に。
実は、脇さんは『小江戸川越観光グルメ大使』にも就任されています。
そんな脇さんのオススメが、「蓮馨寺の太麺やきそば」。
また、「芋料理のバラエティに富んでいて、特にお芋のソフトクリームは、
本当に完全な焼き芋の味がしてびっくりした」と川越の“食”について熱く語る脇さん。
そこに、宅間さんから「それじゃあ、焼き芋を食べてた方がイイじゃん」のツッコミ。


(太麺やきそば)


(太麺やきそばは、蓮馨寺前以外にも、つばさ展の開催されている
鏡山酒造跡地でも食べることができます。)

次のシーンが、『クレアモール商店街で宅間さんが
自転車とぶつかる&「優花!」と叫ぶ』シーン(第51話)
ここで司会者から、「自転車とぶつかるシーンでは、痛くなかったですか?」と聞かれて。
「それは大丈夫でした。痛くないようにしていただいたので」と宅間さん。
それよりも、実はこのシーンの撮影では、すごい望遠レンズを使い撮影をしていたそうで、
スタッフも遠い位置にいて、ほとんど一人ほったらかしの状態だったので恥ずかしかったとのこと。
また、「あれだけ絶叫してて、誰も振り返ってくれていないのは、ちょっと寂しいよね。」
しかも、画面に映っている通行人の方は、エキストラではなく、
ほとんどが通りがかりの一般の方なのだそうで、
後藤チーフからは、「肖像権があるので、振り返らなくて良かったよ~」とも。

そして、主演の多部さんからは、川越ロケの感想について
「寒い時季から撮影が始まりこの暑い夏の時季まで、
ひとつの役で川越の四季を感じることができ、
とても貴重な経験をさせていただきました」
とまとめをいただきました。


(開場時間前には、この日を楽しみにした多くの来場者でロビーがあふれていました。)

続く

りょう  


2009年10月14日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

つばさ広げて ②

それでは、ファンミーティング会場となった市民会館に戻りましょう。
ロビーでは、ドラマにまつわる品々の展示コーナーも。


(ロビーに置かれた展示品の一部)

そして午後6時30分。
まずは、NHKさいたま放送局室長と川越市長からご挨拶。
川越市長からは「おめでとうございます」のひと言も。
その理由は、会場に集まった約6倍もの倍率をくぐり抜けて参加できた
幸運な1,100人のお客さんたち。
また“つばさ”効果で、今年の川越市を訪れる観光客は5割増なのだそうです。

そして、熱気あふれる会場に後藤高久チーフプロデューサーが登壇し、
いよいよファンミーティングがスタートです。


(ファンミーティングの行われた、川越市市民会館)

この日のファンミーティングの模様は、音声と写真入りでNHKさいたま放送局の
番組公式ホームページにも公開されています。
ですので、この転校生日記では、そこに書かれていないエピソードなどを中心に、
掻い摘んだ形でレポートをお届けできればと思いますので、
足りない部分については公式ホームページをあわせてご覧いただければ幸いです。

NHKさいたま放送局の番組公式ホームページ ←こちらをクリック下さい☆

※音声については、9月末で公開を終了してしまいました。

「初めに会場の皆さんに注意点を3つほど」と後藤チーフプロデューサー。
①石を投げない(笑)
温かい気持ちで見守ってください。
②途中で席を立たない
 トイレは一目で分かるように。
③面白くなくても笑う
“笑い”は大切なこと。
つばさの最大のテーマが「この苦しくて辛い世の中を笑うことで
生きていこうじゃないか」ということ。
人生を変える手段として、今日はとにかく2時間笑って帰ってください、と挨拶。

この日出演者の皆さんは、越生梅林で有名な埼玉県越生町でのロケ終了後に
駆けつけてくれたのだそうです。
(おそらく最終回の真瀬と優花ちゃんのあの場面ですね)

そして、アンジェラ・アキさんのテーマソング「愛の季節」が会場に流れ緞帳があがると、
そこにはラジオぽてとの特設ブースと玉木つばさ役・多部未華子さん、
ロナウ二郎役・脇知弘さん、真瀬昌彦役・宅間孝行さんのお馴染みのぽてとメンバーが。
「スペシャル番組 アイ・ラブ・川越」と題して寸劇が始まります。



途中、場内から突然「つばさちゃーん!」と呼ぶ声が。
振り返ると直撃レポーター丸山伸子役の松本明子さんが、
ちょうどりょうのすぐ近く、客席横の扉から登場。

松本さん、場内の熱気にびっくりされて、まずは「すんごい人だなぁ」と思わずひと言。
そして、会場内のお客さんに、まさに直撃インタビューを敢行します。
お題は、「川越の好きなところ」。3名のお客さん(ひとりは外国人の方)がインタビューを受けていました。


(会場ロビーに置かれたメッセージボード)

事前のアンケートで一番多かった意見は「自分の生まれ育った町だから」だったそう。
すかさず脇さんが「後から来た人にとっても、イイ町ですよ。
ラジオぽてとが川越の皆さんに愛されるように、僕もギャグに磨きをかけます」と、
宅間さんから「ギャグはギャグ(逆)効果だ」
……お後がよろしいようで~♪(笑)

そして、あらためて今日の出演者(多部さん・宅間さん・松本さん・脇さん・後藤チーフ)の紹介と
一人一人から会場に挨拶がありました。

続く

りょう  


2009年10月13日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

つばさ広げて ①

3月30日から日曜日を除く毎日、全156回にわたって放送された
NHK連続テレビ小説「つばさ」。

放送は先に9月26日で完結しましたが、
本日は8月1日(土)にドラマの舞台でもある川越市市民会館で開催された
「つばさファンミーティングin川越~ラジオぽてとが川越にやってきた」
の模様を紹介させていただきます。



ドラマを見逃してしまった!と言う方は、現在DVD第1巻が好評発売中
(12月まで順次第3巻まで発売予定)ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

NHKオンラインショップ様 ←詳しくはこちらをクリック下さい☆

この日は、ファンミーティングに合わせて参加者限定のスタンプラリーも開催され、
開場時間前にはちょっとした川越市内散策を楽しむことができました。



お天気にも恵まれ、ドラマのロケ地にもなった蔵造り通りや鐘つき通りを中心に、
多くの観光客で賑わっていました。

もちろん、つばさ劇中やこの転校生日記でも何度か紹介した『時の鐘』もラリーポイントのひとつに。


(時の鐘)

今回は、せっかくですので少しばかり深い(?)解説を。

この『時の鐘』は、高さ16mで奈良の大仏様とほぼ同じ高さ。
一本柱で作られており、建築当時路地を通ってここに木材を運び込むのが
非常に大変な作業だったそうです。
時間に厳しかった当時の川越城主が、町民向けにも時を知らせるために作らせたのが始まりの時の鐘。
初代は今から約350年前の寛永年間の建造ですが、
現在の鐘は4代目で110年ほどの歴史を刻んでいます。

30年前までは、実際に人が登って鐘を撞いていましたが、
現在は自動化され1日に4回、1回につき6撞きの鐘の音を蔵造りの街並みに響かせています。
しかしながら、現在でも人が登って鐘を撞く日があり、ひとつは皆さんご存知、
大晦日の除夜の鐘。そして、もうひとつが原爆の日です。
また、鐘の重さは約700キロ。
この『時の鐘』の鐘も戦時中には金属供出の命にあいそうになったのですが、
大火後の再建の際、明治天皇からの見舞金によって作られた鐘ということで、
供出から逃れることができたと言うエピソードがあります。


(参道の敷石で画かれた漢字の“目”。「この上を歩くと目が良くなる」との言い伝えが残されています。
時の鐘のある薬師神社は、特に病気平癒のご利益があるとされています。)


(境内には、劇中に登場した“つばさのブランコ”やタイトルバックの絵馬も)

他には、川越まつりに登場する様々な山車が展示されている川越まつり会館や菓子屋横丁、
鏡山酒造跡地がラリーポイントになっていました。
ドラマオープニング冒頭のタイトルバックでつばさが登っている屋根が、まつり会館の屋根になります。


(川越まつり会館)


(まつり会館からの眺め。時の鐘・仲町方面を臨む)

もちろん一般客は、屋根には登れません(笑)


(つばさ劇中の川越まつりのシーンにも登場する幸町(旧鍛冶町)の山車。
明治の初め頃の製作。なお、まつり会館では定期的に山車の展示の入れ替えを行っており、
必ずしも幸町の山車が展示されているとは限りませんので、事前に会館にご確認ください。)

川越まつりに登場する山車の高さは全長約8m。
なお、山車の上部は昇降式になっており、畳むと4mほどに。
これは、川越城の城門の高さが4mほどだったことに起因しています。
また、川越まつりのクライマックス“曳っかわせ”のために、
お囃子台部分が360度回転できるような造りになっています。
川越まつりも、もともとは東京(江戸)から入ってきたお祭りで、
東京都内でも、かつてはお祭りと言えば川越まつりのように山車が主流でしたが、
明治に入り市電網が整備され、架線に引っかかるということで、
現在のようなお神輿が主流となったそう。


(菓子屋横丁)

以上、解説の部分は、場所場所に待機している川越市シルバー人材センター他の
観光ボランティアの皆さんから教えていただいたものです。
皆さんも川越観光の際は、ぜひ声をおかけになってみてはいかがでしょうか。

続く

りょう  


2009年10月12日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ