『時かけ』大ヒット記念 ☆石丸幹二さんトークイベント編~前編

【想いはどこまでもかけつづけて ~『時かけ』大ヒット記念 ☆石丸幹二さんトークイベント編~】

映画のラストシーンのように東京の桜が満開をむかえた4月6日、
新宿ピカデリーにて、大ヒット御礼トークショーの第3弾として、
谷口正晃監督と深町一夫ことケン=ソゴル役を演じられた石丸幹二さんの
トークショー&握手会が行われました。
石丸幹二さんは、劇団四季の元看板役者というだけあって、
場内は、いつもよりやや年配の女性の方が多く来場され、
平日夜にもかかわらず8割超の席が埋まっていました。
この日のトークショーは本編上映後。
客電が点き、女性司会者のエスコートで、石丸幹二さんと谷口正晃監督の
お二人が拍手の吹雪のなか登場します。

『時かけ』大ヒット記念 ☆石丸幹二さんトークイベント編~前編

初めにお二人からひと言ずつご挨拶。
まずは谷口正晃監督から。
「監督をしました谷口です。今日はお集まりいただき、そして温かい拍手まで、本当にありがとうございます。」

そして、石丸幹二さんから。
「深町一夫、ケン=ソゴルをやりました石丸幹二です。
たくさんの皆さんが来てくださって本当に嬉しいです。どうもありがとうございます。」

ここからは司会役の女性から本日のゲスト石丸さんへのQ&Aタイムとなります。
「今回、劇団四季を退団されて初めて出演される映画が『時をかける少女』で、
しかもキーパーソンの深町一夫という役のお話しが来たときは、最初どのようなお気持ちでしたか。」
との質問に。

まず「やった!映画に出られる」と思ったとその時の喜びを語る石丸さん。
「それから台本をいただいて、実は自分は『時をかける少女』を詳しく知らなかったんです。
世代的にはその世代になるのですが。
それで、台本を見たら「あれっ、未来人?」と、ふたつの楽しいショックを体験しました。」
と続ける石丸さん。
「映画と舞台とでは、現場のつくり方や役作りに違いはありましたか。」
という質問には。
「違いますよ。舞台では役者とプレイヤーしかいませんが、
映画ではいつも横に監督さんがいてくださるじゃないですか。
監督にずっと見ていただいている、ありがたさとプレッシャーと。
そういう中で撮影をさせていただきました。」
「では、役づくりのなかで、監督からアドバイスなどはありましたか。」と聞かれ。
「撮影の前に毎回、台本の段階で、色々といただきました。何をいただきましたっけ。」
と、隣の谷口監督にまさに映画の撮影時のように助けを求める石丸さん(笑)

「何でしたかねぇ。でも、深町はやはり今回の物語の最もキーパーソンであり、
出番こそはそう多くないにしても、物語を一番支えている、『時をかける少女』の物語の中心にいる人物。
未来から来た人という、本当にはありえないことだけれども、石丸さんに演じてもらえたことで、
映画の中では、ケン=ソゴル、深町君という役がきちんと存在していて、
映画の土台の部分を支えてもらえている。
これは、やはり普通の俳優さんにはなかなかできない。
石丸さんのような大きさを持った人にしか絶対できないものだと思うので、
石丸さんに出ていただけると決まったときは、本当に最高の人に決まって良かったなぁと思いました。」
と監督の評価に。

「ありがとうございます。そうじゃないかと思っていました(笑)。」
と返し、場内の笑いをとる石丸さん。
「自分の中であまり皆さんに知られていない部分ってあると思うんです。
これから、そういう自分の新しい魅力を出していければと思っていたので、
映画のオファーがあったときは非常に嬉しかった。
だから、新たな石丸幹二を出せたらいいなと思って演じさせていただきました。」

『時かけ』大ヒット記念 ☆石丸幹二さんトークイベント編~前編

「その“未来人”という役を、どのようにして作っていかれたのですか。」
と司会者。
「未来人。想像もつかなかったですし、もちろん直接は会えませんから(笑)、
例えばスタートレックなど、未来人が登場する作品を片っ端から観ていたら、
「何だ、普通の人間じゃないか。ということは、自分も普通に演じていればいいんだな」と思いました。」
と語る石丸さん。
「でも、石丸さんはさすが舞台でも大活躍されていただけあって、
映像に写ったときも、やはり一つ一つの所作が綺麗なんです。
仲里依紗ちゃんも体当たりで、本当にガチでやっていますから、
例えばバスターミナルで彼女を止めるシーンなど、
普通だとあのような見事な形には、なかなか決まらない。一方で、形だけのお芝居ではない。
ちゃんとガチンコなものもありながら、ぶれない。普通ならなかなか上手くはいかないはずなのですが、
きっちり決まるのは石丸さんの俳優としての大きさだと思っています。」
と石丸さんの演技を賞賛する谷口監督に。
「いやいや。あのように撮らせてもらうのを含めて、色々な条件が、僕の場合は初めてでした。
『この場所に立って止める』というのがあのシーンでは決っているんです。でも、
仲さんがそこに上手くぴたっとはまるんですよね。彼女は素晴らしいですよ。」
と、こちらは自身よりも里依紗さんの演技を絶賛する石丸さん。

続く

りょう



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2010年05月25日 Posted byひがしざわ  at 08:00 │Comments(0)未来に紡ぐ

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