『時かけ』大ヒット記念 ☆石丸幹二さんトークイベント編~中編
「彼女も、そういうある種の感が鋭く冴えているのですが、
やはり石丸さんが相手役だったからこそ、
彼女も安心して体当たりで行けたのだと思います。
あのくだりなどは、やはり内面からあふれ出てくるものをそのまま撮りたかったので、
あまりリハーサルもやらずに、ある程度の段階で、
「じゃあ、本番行きましょう」という感じで進めました。」と谷口監督。
「がちっと受け止められていましたね」と司会者から受け。
「がちっと受け止めましてね。でも、里依紗ちゃんは本気で泣いていますからね。
だから、こちらも心から真剣に演技をやっています。とても良い経験でした。監督、ありがとうございます。」
と、谷口監督だけでなく、日本が世界に誇る演劇の第一線、劇団四季の元看板役者から、
その演技力を高く評価された里依紗さん。
これからが本当に楽しみです。
続いて、石丸さんのプライベートに関する質問へとうつります。
「監督から見て、普段の石丸さんは、どんな方なのですか。」
との質問に。
「普段もこのようなジェントルな感じの親しみ易さがある温かい人柄で、
劇団四季であれだけ活躍された方だから、
どこかで遠い存在のままなのかなと思ったりもしたのですが、
全くそのようなことはなくて、スッとフランクに話していただけましたし、
現場でも何か僕からリクエストをしたい時は、初めは恐る恐るだったのですが、
しっかり聞いてくださって、しなやかに演じていただけたので、とてもやり易かったです。
そのしなやかさが、あかりを受け止めるところで、あかりに対して
すごく大変なことを突きつける部分がありながらも、深町らしい葛藤も出ている。
それをうまく表現をしてもらえているのは、
石丸さんの人柄もあって、あのようなシーンになっているのかなと思っています。」
「揺らいでいるんですよ、ケン=ソゴル。最後にフィルムの缶をあかりのポケットに入れてしまってね。
そんなことをするから、最後にあかりが泣いちゃうんじゃないですか。
今日は客席で皆さんと一緒に映画を拝見させていただいたのですが、自分の出ている、
そのフィルム缶を入れるシーンを観たときは、“うっ”と涙が。でも、分かるんです。
人としては僕もそうしてあげたかったし。俺としては良かったけど、ケン=ソゴル良いのか、みたいな。」
「掟破っちゃったかも…みたいな、ですね。」
と司会者。
「でも、こういうシーンは好きでしたね。今日は、何回も思わず“ぐっ”ときてしまいました。
皆さんはどうご覧になられたかは分かりませんが、70年代の中で最後に彼女が、
後ろから彼に抱きつくシーンなどは、うっと泣いちゃいました。やられちゃいましたね。」
「監督はもう何度もご覧になられて」
と司会者。
「もう自動的にスイッチが入っちゃうみたいで。」
「どの辺でいつも。」
との質問には。
「やっぱり中盤の実験室とか、バスのシーンとか。
あと、石丸さんの声に導かれて和子が回想するシーンで、若い頃の和子が記憶を消されるシーンの
盛り上がりなんかもきちゃいますね。
石丸さんは、お姿ももちろんなのですが、声が素晴らしくて、本当に未来から来たなんていう、
普通だと歯の浮くようなセリフも、全部自分のものにしてくれて。
映画のある虚構の部分をすごく支えてくれているのが、石丸さんなんですよね。」
「あんな真顔でね。2698年から来た。どんだけですか(笑)。
でも、そういう里依紗ちゃんも真顔で受け止めてくれてね。嘘くさくないシーンですよね。」
と石丸さん。
「嘘らしくなっていないのは、石丸さんの部分が大きかったんじゃないかと思います。」
と応える監督。
ケン=ソゴルが、8ミリフィルムをあかりの上着のポケットに入れるシーンは、
「あかりの時代にも、並んで桜が見れたらいいな。」と言う桜並木のシーンとともに、
りょうのスイッチポイントのひとつです。
続いて、
「監督の次回作で石丸さんをキャスティングされるとしたら、どんな役柄になりますか。」
との質問に。
「そうですねぇ。石丸さんの持つ華やかさとか、輝きは当然あるとして、
プラス皆さんがまだご覧になってないかもしれないような、人間くささとかコミカルな部分を出せれば。
日比谷で石丸さんの舞台を拝見した時、石丸さんが身体を使った少しコミカルで面白い舞台だったのですが、
そんな石丸さんが凄くステキだなあと思って、
輝きと同時に親しみ易さも感じさせるようなものができればと思います。」
「それって、また使ってくれるということですか(笑)」
と喜ぶ石丸さん。
「嬉しいです。ありがとうございます。もしそういうチャンスが近く巡ってきたら、
きっとまた私の新しい一面が皆様の前にお見せできるんじゃないかなと思います。」
「今度は、未来人ではなく現代人をね」
と谷口監督。
「現代人。良いですね。楽しみです。」と石丸さん。
続く
りょう
やはり石丸さんが相手役だったからこそ、
彼女も安心して体当たりで行けたのだと思います。
あのくだりなどは、やはり内面からあふれ出てくるものをそのまま撮りたかったので、
あまりリハーサルもやらずに、ある程度の段階で、
「じゃあ、本番行きましょう」という感じで進めました。」と谷口監督。
「がちっと受け止められていましたね」と司会者から受け。
「がちっと受け止めましてね。でも、里依紗ちゃんは本気で泣いていますからね。
だから、こちらも心から真剣に演技をやっています。とても良い経験でした。監督、ありがとうございます。」
と、谷口監督だけでなく、日本が世界に誇る演劇の第一線、劇団四季の元看板役者から、
その演技力を高く評価された里依紗さん。
これからが本当に楽しみです。
続いて、石丸さんのプライベートに関する質問へとうつります。
「監督から見て、普段の石丸さんは、どんな方なのですか。」
との質問に。
「普段もこのようなジェントルな感じの親しみ易さがある温かい人柄で、
劇団四季であれだけ活躍された方だから、
どこかで遠い存在のままなのかなと思ったりもしたのですが、
全くそのようなことはなくて、スッとフランクに話していただけましたし、
現場でも何か僕からリクエストをしたい時は、初めは恐る恐るだったのですが、
しっかり聞いてくださって、しなやかに演じていただけたので、とてもやり易かったです。
そのしなやかさが、あかりを受け止めるところで、あかりに対して
すごく大変なことを突きつける部分がありながらも、深町らしい葛藤も出ている。
それをうまく表現をしてもらえているのは、
石丸さんの人柄もあって、あのようなシーンになっているのかなと思っています。」
「揺らいでいるんですよ、ケン=ソゴル。最後にフィルムの缶をあかりのポケットに入れてしまってね。
そんなことをするから、最後にあかりが泣いちゃうんじゃないですか。
今日は客席で皆さんと一緒に映画を拝見させていただいたのですが、自分の出ている、
そのフィルム缶を入れるシーンを観たときは、“うっ”と涙が。でも、分かるんです。
人としては僕もそうしてあげたかったし。俺としては良かったけど、ケン=ソゴル良いのか、みたいな。」
「掟破っちゃったかも…みたいな、ですね。」
と司会者。
「でも、こういうシーンは好きでしたね。今日は、何回も思わず“ぐっ”ときてしまいました。
皆さんはどうご覧になられたかは分かりませんが、70年代の中で最後に彼女が、
後ろから彼に抱きつくシーンなどは、うっと泣いちゃいました。やられちゃいましたね。」
「監督はもう何度もご覧になられて」
と司会者。
「もう自動的にスイッチが入っちゃうみたいで。」
「どの辺でいつも。」
との質問には。
「やっぱり中盤の実験室とか、バスのシーンとか。
あと、石丸さんの声に導かれて和子が回想するシーンで、若い頃の和子が記憶を消されるシーンの
盛り上がりなんかもきちゃいますね。
石丸さんは、お姿ももちろんなのですが、声が素晴らしくて、本当に未来から来たなんていう、
普通だと歯の浮くようなセリフも、全部自分のものにしてくれて。
映画のある虚構の部分をすごく支えてくれているのが、石丸さんなんですよね。」
「あんな真顔でね。2698年から来た。どんだけですか(笑)。
でも、そういう里依紗ちゃんも真顔で受け止めてくれてね。嘘くさくないシーンですよね。」
と石丸さん。
「嘘らしくなっていないのは、石丸さんの部分が大きかったんじゃないかと思います。」
と応える監督。
ケン=ソゴルが、8ミリフィルムをあかりの上着のポケットに入れるシーンは、
「あかりの時代にも、並んで桜が見れたらいいな。」と言う桜並木のシーンとともに、
りょうのスイッチポイントのひとつです。
続いて、
「監督の次回作で石丸さんをキャスティングされるとしたら、どんな役柄になりますか。」
との質問に。
「そうですねぇ。石丸さんの持つ華やかさとか、輝きは当然あるとして、
プラス皆さんがまだご覧になってないかもしれないような、人間くささとかコミカルな部分を出せれば。
日比谷で石丸さんの舞台を拝見した時、石丸さんが身体を使った少しコミカルで面白い舞台だったのですが、
そんな石丸さんが凄くステキだなあと思って、
輝きと同時に親しみ易さも感じさせるようなものができればと思います。」
「それって、また使ってくれるということですか(笑)」
と喜ぶ石丸さん。
「嬉しいです。ありがとうございます。もしそういうチャンスが近く巡ってきたら、
きっとまた私の新しい一面が皆様の前にお見せできるんじゃないかなと思います。」
「今度は、未来人ではなく現代人をね」
と谷口監督。
「現代人。良いですね。楽しみです。」と石丸さん。
続く
りょう
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おめでとう☆彡
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2010年05月26日 Posted byひがしざわ at 08:00 │Comments(0) │未来に紡ぐ
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