街のひかり ~深谷シネマ物語 ①
今年の秋も、全国各地で数多くの映画祭が開催され、盛り上がりました。
映画祭は、それぞれの“色”を持っています。
代表的なものでは、東京国際映画祭は商業ベースでは国内最大規模であり
世界にも誇れる国際映画祭ですし、高崎映画祭は贈られる各映画賞の評価が高名ですよね。
そして、今年の秋、りょうは、埼玉県深谷市の『花の街ふかや映画祭』、
群馬県中之条町の『伊参スタジオ映画祭』、
そして、本ブログの“生みの親”長野市の『みすずかるしなのNAGANO映画祭』にお邪魔してきました。
それでは、7年目を迎えた深谷・こちらも7年目となる長野・
今年10年目の節目を迎えた伊参に共通する特色とは、一体何でしょうか。
それは“温故知新”という言葉で表現できると、りょうは思います。
古き酒造蔵を改装した深谷シネマ、木造映画館としては日本最古級を誇る長野ロキシー、
廃校となった中学校の木造校舎を活用した伊参スタジオ。
共に、木と人の温もりに触れることができる、
情熱とおもてなしにあふれた優しい映画祭を、これからも大切に紡いでいってもらいたいものです。
映画という文化がこの世界に存在する意義とは、フィルムコミッションのあるべき姿とは…。
今日からは、示唆に富んだこの3つの映画祭訪問記を、
皆さまに少しずつお届けしていきたいと思います。
まずは、10月10日から17日まで、埼玉県深谷市の旧七ッ梅酒造跡地並びに
併設する深谷シネマにて開催された『第7回花の街ふかや映画祭』の模様を紹介します。

16日には、深谷市で撮影され、蓮佛美沙子さんも出演している吉田恵輔監督
『BUNGO日本文学シネマ 檸檬』の上映もありました。
そして、最終日の17日には、会場にもなっている深谷シネマ誕生の経緯や関係者の想いを綴った
ドキュメンタリー映画『街のひかり~深谷シネマ物語』が上映されました。

会場となった旧七ツ梅酒造や深谷シネマについては、この『転校生日記』の中でも、
しげぞーさまから何度か詳細なレポートをいただいていますが、
作品のお話しに入る前にあらためて簡単に紹介すると…。

1999年3月「県北にミニシアターを!市民の会」の立ち上げを契機に始まった
映画館常設に向けての活動は、2000年1月の第1回氏民映画会を皮切りに、
ホール上映や野外上映などの活動を重ねていきました。
そして、2002年1月、深谷市より正式にTMO構想(市街地活性化構想)が認定され、
2002年7月27日深谷市・商工会議所・市民の協力を得て旧中山道沿いの旧さくら銀行跡地を改装し、
常設の映画館「深谷シネマ」をオープンさせました。
オープンから8年、街なか映画館として深谷の街と人々の暮らしに定着しつつある中、
当初より予定されていた深谷市区画整理事業により七ッ梅酒造跡への移転が決定され、
2010年3月31日をもって深谷市仲町の「旧さくら銀行跡地」での営業を終了し、
4月16日より300年の酒蔵の歴史を引き継いだ深谷市深谷町の
「七ッ梅酒造跡地」にて新オープンを迎えています。

(旧七ツ梅酒造)
旧さくら銀行時代の深谷シネマについては、しげぞーさまのこちらの記事から
深谷シネマ再び 深谷シネマ名誉館長大林宣彦監督作品特集 ←こちらをクリック下さい。
地域に根付いた愛された映画祭だけに、会場にはご近所の人たちが集まり、
「あら、○×さん、こんにちは。」、「昨日も来られたの?」などとあちらこちらで挨拶が交わされています。
深谷シネマ前の広場は、コミュニティースペースとして賑わいを魅せていました。
ちなみに、深谷シネマ館内には、無料で利用できる市民交流スペースが設けられています。
続く
りょう
映画祭は、それぞれの“色”を持っています。
代表的なものでは、東京国際映画祭は商業ベースでは国内最大規模であり
世界にも誇れる国際映画祭ですし、高崎映画祭は贈られる各映画賞の評価が高名ですよね。
そして、今年の秋、りょうは、埼玉県深谷市の『花の街ふかや映画祭』、
群馬県中之条町の『伊参スタジオ映画祭』、
そして、本ブログの“生みの親”長野市の『みすずかるしなのNAGANO映画祭』にお邪魔してきました。
それでは、7年目を迎えた深谷・こちらも7年目となる長野・
今年10年目の節目を迎えた伊参に共通する特色とは、一体何でしょうか。
それは“温故知新”という言葉で表現できると、りょうは思います。
古き酒造蔵を改装した深谷シネマ、木造映画館としては日本最古級を誇る長野ロキシー、
廃校となった中学校の木造校舎を活用した伊参スタジオ。
共に、木と人の温もりに触れることができる、
情熱とおもてなしにあふれた優しい映画祭を、これからも大切に紡いでいってもらいたいものです。
映画という文化がこの世界に存在する意義とは、フィルムコミッションのあるべき姿とは…。
今日からは、示唆に富んだこの3つの映画祭訪問記を、
皆さまに少しずつお届けしていきたいと思います。
まずは、10月10日から17日まで、埼玉県深谷市の旧七ッ梅酒造跡地並びに
併設する深谷シネマにて開催された『第7回花の街ふかや映画祭』の模様を紹介します。

16日には、深谷市で撮影され、蓮佛美沙子さんも出演している吉田恵輔監督
『BUNGO日本文学シネマ 檸檬』の上映もありました。
そして、最終日の17日には、会場にもなっている深谷シネマ誕生の経緯や関係者の想いを綴った
ドキュメンタリー映画『街のひかり~深谷シネマ物語』が上映されました。

会場となった旧七ツ梅酒造や深谷シネマについては、この『転校生日記』の中でも、
しげぞーさまから何度か詳細なレポートをいただいていますが、
作品のお話しに入る前にあらためて簡単に紹介すると…。

1999年3月「県北にミニシアターを!市民の会」の立ち上げを契機に始まった
映画館常設に向けての活動は、2000年1月の第1回氏民映画会を皮切りに、
ホール上映や野外上映などの活動を重ねていきました。
そして、2002年1月、深谷市より正式にTMO構想(市街地活性化構想)が認定され、
2002年7月27日深谷市・商工会議所・市民の協力を得て旧中山道沿いの旧さくら銀行跡地を改装し、
常設の映画館「深谷シネマ」をオープンさせました。
オープンから8年、街なか映画館として深谷の街と人々の暮らしに定着しつつある中、
当初より予定されていた深谷市区画整理事業により七ッ梅酒造跡への移転が決定され、
2010年3月31日をもって深谷市仲町の「旧さくら銀行跡地」での営業を終了し、
4月16日より300年の酒蔵の歴史を引き継いだ深谷市深谷町の
「七ッ梅酒造跡地」にて新オープンを迎えています。

(旧七ツ梅酒造)
旧さくら銀行時代の深谷シネマについては、しげぞーさまのこちらの記事から
深谷シネマ再び 深谷シネマ名誉館長大林宣彦監督作品特集 ←こちらをクリック下さい。
地域に根付いた愛された映画祭だけに、会場にはご近所の人たちが集まり、
「あら、○×さん、こんにちは。」、「昨日も来られたの?」などとあちらこちらで挨拶が交わされています。
深谷シネマ前の広場は、コミュニティースペースとして賑わいを魅せていました。
ちなみに、深谷シネマ館内には、無料で利用できる市民交流スペースが設けられています。
続く
りょう
高田世界館さんにて映画『転校生』上映
『野のなななのか』TAMA映画賞・最優秀作品賞受賞!
エキストラ虎の巻
おめでとう☆彡
映画『月とキャベツ』上映&トークイベント開催決定!
銀映館ふたたび~世界館で『シグナル-月曜日のルカ』上映!
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2010年12月27日 Posted byひがしざわ at 08:00 │Comments(0) │未来に紡ぐ
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