七瀬の土地を訪ねて① ~しなの鉄道~ 中篇
七瀬が赤い傘を差して電車を待っていたホームは、
同じく大屋駅の長野行き方面のホームです。
昼間の写真なので目立ちませんが、左後方の鉄道信号と踏切の警告灯が
目印になります。
(軽井沢方面行きホームから同所撮影。カラフルなベンチが印象的)
大屋駅は明治29年1月20日に日本で初めて地元請願によって設置された駅です。
平成19年には、経済産業省「近代化産業遺産」に認定されました。
(待合室にある大きな古時計。
大正11年11月から現在に至るまで、正確に時を刻み続けています。)
恒介「…違う、この電車じゃない」
「…あの電車だ」
ドラマの時系列でいくと続いて登場するシーンが、
恒介が刑事2人をまいて七瀬たちの乗る電車に乗り換えたホーム。
こちらは、しなの鉄道線の終着駅「軽井沢駅」で撮影されています。
(電車の入線シーン。コカコーラの赤い自販機が目印となります。)
(まかれた刑事二人が電車を前に地団太を踏むシーン。
ホーム床のタイルの目地に特徴があります。
柱の禁煙マークも目印になりますね。)
続いて、土砂崩れの直前に3人が降りた駅も、
同じく軽井沢駅で撮影されています。
恒介「降りよう。この電車は次の駅を出たらすぐに事故に遭う」
七瀬「ちょっと待って下さい」
恒介「誰も信じない」
七瀬「でも…」
「私、崖崩れが怖くて…」と他の乗客に一緒に降りるよう懸命に説得する七瀬。
七瀬たち3人が降車した場面、雨に打たれながら事故にあった人たちの
阿鼻叫喚の声の衝撃に苦しむ3人。
この趣ある古びたホームは、いまは廃線となった旧・横川駅側の
普段は使用されていないホーム部分に特別に電車を止めて撮影されています。
(入線時のアングル)
(間一髪! 七瀬と恒介が閉まりかけた電車の扉から飛び降りたアングル)
七瀬「朗くん!」
恒介「…この駅で降りるのは、俺と、キミと、あの子だけだ」
(電車を降りた朗が駈けて来た方向)
朗「…たくさん死んだんだよね」
七瀬「…私たち、見殺しにしたんだ」
続く
りょう
同じく大屋駅の長野行き方面のホームです。
昼間の写真なので目立ちませんが、左後方の鉄道信号と踏切の警告灯が
目印になります。
(軽井沢方面行きホームから同所撮影。カラフルなベンチが印象的)
大屋駅は明治29年1月20日に日本で初めて地元請願によって設置された駅です。
平成19年には、経済産業省「近代化産業遺産」に認定されました。
(待合室にある大きな古時計。
大正11年11月から現在に至るまで、正確に時を刻み続けています。)
恒介「…違う、この電車じゃない」
「…あの電車だ」
ドラマの時系列でいくと続いて登場するシーンが、
恒介が刑事2人をまいて七瀬たちの乗る電車に乗り換えたホーム。
こちらは、しなの鉄道線の終着駅「軽井沢駅」で撮影されています。
(電車の入線シーン。コカコーラの赤い自販機が目印となります。)
(まかれた刑事二人が電車を前に地団太を踏むシーン。
ホーム床のタイルの目地に特徴があります。
柱の禁煙マークも目印になりますね。)
続いて、土砂崩れの直前に3人が降りた駅も、
同じく軽井沢駅で撮影されています。
恒介「降りよう。この電車は次の駅を出たらすぐに事故に遭う」
七瀬「ちょっと待って下さい」
恒介「誰も信じない」
七瀬「でも…」
「私、崖崩れが怖くて…」と他の乗客に一緒に降りるよう懸命に説得する七瀬。
七瀬たち3人が降車した場面、雨に打たれながら事故にあった人たちの
阿鼻叫喚の声の衝撃に苦しむ3人。
この趣ある古びたホームは、いまは廃線となった旧・横川駅側の
普段は使用されていないホーム部分に特別に電車を止めて撮影されています。
(入線時のアングル)
(間一髪! 七瀬と恒介が閉まりかけた電車の扉から飛び降りたアングル)
七瀬「朗くん!」
恒介「…この駅で降りるのは、俺と、キミと、あの子だけだ」
(電車を降りた朗が駈けて来た方向)
朗「…たくさん死んだんだよね」
七瀬「…私たち、見殺しにしたんだ」
続く
りょう
高田世界館さんにて映画『転校生』上映
『野のなななのか』TAMA映画賞・最優秀作品賞受賞!
エキストラ虎の巻
おめでとう☆彡
映画『月とキャベツ』上映&トークイベント開催決定!
銀映館ふたたび~世界館で『シグナル-月曜日のルカ』上映!
『野のなななのか』TAMA映画賞・最優秀作品賞受賞!
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映画『月とキャベツ』上映&トークイベント開催決定!
銀映館ふたたび~世界館で『シグナル-月曜日のルカ』上映!
2009年02月26日 Posted byひがしざわ at 08:00 │Comments(5) │未来に紡ぐ
この記事へのコメント
ロケ地の写真ですが、テレビやスクリーンの形状から、ロケ地写真に“縦アングル”は存在しないはずなのですが、今回撮影に使用したレンズの画角&パースペクティブ等の関係上、テレビ放映時の画面イメージにより合わせるため、敢えて“縦アングル”にて撮影をしているものもあります。あしからずご了承くださいませ。m(_ _)m
Posted by りょう at 2009年02月26日 12:23
こんばんは、初コメです。
足跡からときどき貴ブログに寄らせていただいておりましたが、鉄ネタでしたので思わずカキコしてしまいました^^
「七瀬ふたたび」での雨の中の列車のシーンは1番好きなシーンでした。ストーリーの始まりでもあり、これからどのような展開をするのか、どんな登場人物が出てくるのか、期待いっぱいの頃でした。
だだ、放映中は動く鉄にはあまり興味がなかったのでしな鉄には留意していなかなったのは残念です。
なにしろ、わたしが動く鉄にも食指を動かし始めたのは昨年のSL信越120周年号と、同い年の0系新幹線の最終運行を撮影に行ってからですので、つい最近のことなんです。
先週小諸に行ったのですが、クルマで行ってしまったので、小海線と別所線は撮影したんですが、しな鉄の撮影はほとんどできませんでした。次回は注目して行きたいと思います。
足跡からときどき貴ブログに寄らせていただいておりましたが、鉄ネタでしたので思わずカキコしてしまいました^^
「七瀬ふたたび」での雨の中の列車のシーンは1番好きなシーンでした。ストーリーの始まりでもあり、これからどのような展開をするのか、どんな登場人物が出てくるのか、期待いっぱいの頃でした。
だだ、放映中は動く鉄にはあまり興味がなかったのでしな鉄には留意していなかなったのは残念です。
なにしろ、わたしが動く鉄にも食指を動かし始めたのは昨年のSL信越120周年号と、同い年の0系新幹線の最終運行を撮影に行ってからですので、つい最近のことなんです。
先週小諸に行ったのですが、クルマで行ってしまったので、小海線と別所線は撮影したんですが、しな鉄の撮影はほとんどできませんでした。次回は注目して行きたいと思います。
Posted by くりん (九輪) at 2009年02月26日 21:12
なるほど、りょうさまきちんと放送時のアングルにこだわった
ロケ地巡りですね。
夜のシーンで風景が判り辛いのに、よく探し出出したと感心しきりです。ひがしざわは地元なのに“しなの鉄道に似た電車が他の県でも
走っているんだなあ”位でした。。。汗
くりんさま、初コメントありがとうございます。
七瀬の列車のシーンはこれからどんな事が始まるのだろう。。。
と一番ドキドキしたのを思い出します。
“転校生 さよなら あなた”は長電、この七瀬ではしな鉄が登場
しましたが“鉄道”に注目してロケ地巡りをするのも楽しいですね!
大林監督の新作“その日のまえに”にもSLが登場しました。
ロケ地巡りでも紹介していますので、またご覧頂ければ幸いです。
ロケ地巡りですね。
夜のシーンで風景が判り辛いのに、よく探し出出したと感心しきりです。ひがしざわは地元なのに“しなの鉄道に似た電車が他の県でも
走っているんだなあ”位でした。。。汗
くりんさま、初コメントありがとうございます。
七瀬の列車のシーンはこれからどんな事が始まるのだろう。。。
と一番ドキドキしたのを思い出します。
“転校生 さよなら あなた”は長電、この七瀬ではしな鉄が登場
しましたが“鉄道”に注目してロケ地巡りをするのも楽しいですね!
大林監督の新作“その日のまえに”にもSLが登場しました。
ロケ地巡りでも紹介していますので、またご覧頂ければ幸いです。
Posted by ひがしざわ at 2009年02月27日 00:25
くりん(九輪)さま、初コメントありがとうございます☆
くりんさまのホームページ、拝見させていただきました。
鉄道のある風景のステキな写真がたくさん詰まっていますね!
りょうも少年時代はカメラ片手に鉄道写真を撮り巡っていましたが、くりんさんのように写真だけでも空気感が伝わってくるような、そんな上手な写真が撮れたらなぁ…なんて思います。
木曽森林鉄道の写真も拝見しましたが、日本にまだこのような場所が残されていたんですね。映画やドラマのロケ地にもなりそうです。哀愁や記憶だけにとどまらずに、これから先も大切に残していきたい風景ですね。
くりんさまのホームページ、拝見させていただきました。
鉄道のある風景のステキな写真がたくさん詰まっていますね!
りょうも少年時代はカメラ片手に鉄道写真を撮り巡っていましたが、くりんさんのように写真だけでも空気感が伝わってくるような、そんな上手な写真が撮れたらなぁ…なんて思います。
木曽森林鉄道の写真も拝見しましたが、日本にまだこのような場所が残されていたんですね。映画やドラマのロケ地にもなりそうです。哀愁や記憶だけにとどまらずに、これから先も大切に残していきたい風景ですね。
Posted by りょう at 2009年03月01日 18:48
りょうさま、ありがとうございます。
ひがしざわ、たまたまですがある取材があって
今は幻となった善光寺白馬鉄道(通称善白ぜんぱく鉄道)の
軌跡を訪ねて参りました。
全線開通すると白馬と善光寺をつなぐ鉄道として
昭和11年に「南長野~善光寺温泉東口間」の
一部区間が開通しましたが
戦争のためレール等が接収され営業中止となり、戦後は
再建されず幻の鉄道となりました。
終点には善光寺温泉の跡地の荒れ地(火事にて焼失)があり、
かつての雰囲気を漂わせながら寂しく風が吹いています。
私がもし何か映像を撮るならここがいいなあ。。。と思った場所です。
ひがしざわ、たまたまですがある取材があって
今は幻となった善光寺白馬鉄道(通称善白ぜんぱく鉄道)の
軌跡を訪ねて参りました。
全線開通すると白馬と善光寺をつなぐ鉄道として
昭和11年に「南長野~善光寺温泉東口間」の
一部区間が開通しましたが
戦争のためレール等が接収され営業中止となり、戦後は
再建されず幻の鉄道となりました。
終点には善光寺温泉の跡地の荒れ地(火事にて焼失)があり、
かつての雰囲気を漂わせながら寂しく風が吹いています。
私がもし何か映像を撮るならここがいいなあ。。。と思った場所です。
Posted by ひがしざわ at 2009年03月07日 14:21
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