映画“靖国YASUKUNI”上映会

明日、注目の李纓監督の映画“靖国YASUKUNI”上映会が実施されます。
長野市では初上映となります。


(C)2007 Dragon Films Inc.

9/1 午後2時からと6時30分からの2回。
場所は若里の長野市市民文化ホールです。
お問合せは026-232-1226まで。

物議をかもし出した映画、時代の観察者として必見かもしれません。
  


2008年08月31日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

映画“山桜”初日!

いよいよ本日から千石劇場さんで映画“山桜”上映開始です。



藤沢周平さん原作というと、
あの名作“たそがれ清兵衛” “武士の一分”が思い出されますが、
新たな世界観を持った映画、女性が主人公の“山桜”。

本日は篠原哲雄監督をお招きしてのながの映画祭協賛企画の舞台挨拶もあります。

日時:2008年08月30日(土)
1回目上映 10:50~12:30
監督舞台挨拶 12:30~13:00
2回目上映 13:00~14:40

場所:長野千石劇場1様
長野県長野市大字南長野南石堂町1367

白い花が咲き、花と葉が同時に出て、清々しく美しい山桜。
まさしく主人公そのもの。

山桜 ←公式HPはこちらをクリック☆

映画に登場する桜はもちろんですが、
この公式サイトに紹介されている庄内の桜も息を飲むような美しさです。

そして重要なシーンに登場する長野市松代の文武学校の清冽な佇まいにも注目下さい。

  


2008年08月30日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

雑誌「この映画がすごい!」に大林監督登場!

長野グランドシネマズさんで
宝島社の映画雑誌「この映画がすごい!」8月号を立ち読みしておりましたら
(立ち読みごめんなさい!そちらではバックナンバーのお取り扱いがありました。
現在は10月号発売中です。)

何と、8月公開「片腕マシンガール」の井口昇監督と大林宣彦監督の対談が掲載されてました。

ちょっと意外な感じだったのですが、井口監督の大林監督の映画“ハウス”からの熱い思いが
感じられてとてもいい対談でした。
大林監督が井口監督の作品もきちんと見られていたのが凄いです。

そしてその熱い感動を綴った井口監督のブログ

井口昇の「きっと男子ばっかり見るだろうから敢えて言うけど女子集まれ!」 ←こちらをクリック☆

にも熱き気持ちが語られてます。


  


2008年08月29日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画 大林宣彦監督 長野

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 ④最終回

そして、「ご当地映画ヒットの要因」として、
本木監督:内容が普遍的な人間ドラマであること。それが作品力につながる。
田部井氏:地元・一般の方を巻き込んで、皆さんと一緒に映画を作ること。
特にメディアを巻き込むことが大事。撮影現場に来ていただいて、報道してもらうことにより、
地元の人が映画に触れ、映画館に足を運んでもらう機会も増える。
川端氏:地域色も大事だが、プラスαとして、作品の内容がどこの地域の人が見ても楽しめるものであること。
などをあげました。

また、司会の平井氏からは、「成功の3要因」と題して、
出しもの(作品のテーマ、中身)・
出し時(公開の時期)・
出し方(宣伝方法)の3つのキーワードが提示され、
これについて、川端氏からは、出し時としては、落ち着いた時期に公開する手もあるが、
大ヒットと敢えて同時期にぶつけて映画館を訪れた人を狙ってみたり、
学生向けに学校で話題となるような時期に出す手法が、
出し方としては、話題づくりが重要であること、など
田部井氏からは、出し方として、豊橋市市制百周年映画「早咲きの花」の取り組みを紹介しながら、
夏休みの宿題として自治体が小学生に鑑賞券を配布した実例などの説明がありました。

また、本木監督は、今のヒットはTVドラマかアニメ作品が主流となっていること、
出し時・出し方が、数年前よりケタ違いに重要になってきていることをあげ、
「今の映画はスタートダッシュの差がすべて、中あたりの作品がなくなり、
小さく作って口コミで大きく広がるような“化ける映画”を作ることが難しくなってきているね」と話し、
「シネコンには、1館(スクリーン)だけでも良いので、利益を度外視して作品内容を重視し、
特にご当地映画を上映する枠を常にオープンにしていて欲しい」と熱いリクエストを寄せられていました。

これに対し、田部井氏からは平成19年12月からの新しい試み「オープンコラボレーション」を紹介。
これは、4つのシネコンチェーンが社の枠を超えて協力し、ミディアムサイズの作品の中から実際に目で見て選んで、
みんなで応援していく試みであり、その最初が8月23日公開の「ラストゲーム~最後の早慶戦」であること。
今後は年間2・3本を予定していることなどの話がありました。



そして、いよいよ最後に本日のトークショーの目的、「埼玉10万人動員映画」とは-
企画から配給・上映までの各スキームを提案するとともに、
インディペンデントで10万人を動員することはなかなか厳しいことをあげながら、
本木監督からは
・讃える方にいかない方が良い。しゃれたものより面白いものを。
・埼玉は人口もシアターの数も多い。なので、あえて埼玉でしかその作品を見られない状況にする。
などの貴重なアドバイスが。
川端氏からは、
・ファイナンスが重要。そのためには、企画を磨くこと。
「佐賀のがばいばあちゃん」の事例もあるように、
やり方次第でいくらでも面白いことができる。
夢をもっていければ、とエールがあり、司会者からは、
国際Dシネマ映画祭の“D”は、実はドリームの“D”でもあると(笑)。
田部井氏からは、
・「CPC」は誰でも参加可能なもの。その中から、埼玉発で全国公開できればハッピー。
とのお言葉をそれぞれいただき、熱のこもった3時間にも及ぶ今回のトークイベントも閉会となりました。

さて、『覗』で短編国内コンペティション部門奨励賞を受賞された
吉井和之監督は27日のクロージング・セレモニーで、
「すぐれた映画祭がある街は、共に成長していくと思います。」とよせられています。
長野市と川口市、地域性は異なりますが、ともに優れた映画(祭)を通じて25年・50年後も
“映画の街”として輝かしい未来が拓けていることを願って…

りょう  


2008年08月28日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 ③

あわせて、同社が4年前から行っている「ご当地映画プロジェクト」についても紹介。
これは、2005年長崎JRアミュプラザ5周年記念として制作された「スロウマップ」が始まりで、
これまでに豊洲・前橋・浦和の4館で制作されたそうです。
長崎では、ヒロインも地元から選出し、駅前で開催された公開オーディションでは、
地元の一般市民の方にも広く投票していただいたそうです。
そして、前述の「CPC~みんなの映画プロジェクト」は、その取組みの延長線上にあるもの、とのことです。

これらはすべて、商業映画と言う視点からではなく、
地元密着映画館を目指す取組みであり、その意図として-
1.ご当地映画の制作・上映による地元密着プロモーション
2.プロデュース(人材発掘)
若い人や助監督経験の長い人に、足がかりとなる作品を撮影する機会を提供する。
3.映画人口の増加。映画大好き人間をつくる。
映画館の増加による顧客獲得競争の激化と、それに伴う各種割引合戦はある意味“劇薬”であり、
その行為は映画自体の価値を下げるものでもある。
何よりも大切なことは、長いスパンでの本当の“映画ファン”になってもらうきっかけを作る試みにある。
そのためには、「映画の現場(世界)に触れる」ことが「一生の思い出」となり、
すなわちそれが「一生の映画ファン」獲得につながる、
それを映画ファンに一番近いところが取組むことの大切さを説かれました。



ここで10分間の休憩の後、後半は
【Chapter.4 ご当地から全国、そして世界へ…】とのテーマで、
松竹㈱映画監督の本木克英監督がご登壇され、講演をいただきました。
本木監督からは、主に1.「ご当地映画の経緯」、2.「全国展開の秘訣、ポイント」などについて、
ご自身が監督をされた「釣りバカ日誌13」(2001年撮影)の撮影秘話を紹介しながら、
お話しをいただきました。
当時、撮影地の富山市では、公開4週間で約20万人が映画に足を運ばれたそうで、
これは富山市の5人に一人が鑑賞した計算になるとのこと。
局地的には、ほぼ同時期に公開されたスターウォーズの観客動員数を超えるものであったそうです。
この成功の秘訣として、企画面では、「強いキャスト」と「強い原作」人気によるところは多分にあったものの、
制作面として、20日間ロケに密着し、撮影の状況が毎日朝晩のテレビニュース等で放送されたり、
撮影日記が新聞に連載されるなど、地元メディアの一致協力があったことを理由としてあげられました。
また、社の枠を超えた上映も理由のひとつとしてあるだろうとのこと。
また、この「釣りバカ日誌」シリーズも、7~8作目ぐらいまでは、地方でも撮影隊は迷惑がられていたとのこと。
もともと規制の厳しい東京では撮影できないので、必要に迫られて地方に出たのが始まりだそうです。
ですが、このような映画のヒットをきっかけに、現在では地方のロケ誘致も始まり、
自治体が費用を負担してくれるようにもなったそうです。

そして、「ご当地映画のこれから」としては、その地域だけで見られる映画であってはいけない。
そして、成功のためには、有名なキャストやTV局とのタイアップもそれなりに必要だが、
何よりも大切なことは、監督として自分ならではの世界観をいかに多くの観客に共鳴させるかである、と説かれました。
それは、自分の映画に時間とお金を出して観てくれる人、
自分の映画を知らしめ、支えてくれる人たち、すなわち自分の支援者を増やすことである。
これからの映画監督は、作るだけではうかうかしていられない。
配給宣伝・観客の視点を持つことがますます重要になってくるね。

そして、最後にまとめとして
【Chapter.5 彩の国発、10万人映画プロジェクトに向けて~「ご当地10万人」のために】と題して、
ここまでの4人全員が登壇し、トークセッションとなりました。
まずは、前段として埼玉県の説明があり、埼玉県ゆかりの映画や漫画・アニメ、
コバトン(県のマスコット)などの“ゆるキャラ”が紹介されました。
本木監督からは、「埼玉と言うと自虐的なイメージがあり、“ださいたま”や湿地帯(見沼田んぼ)など、
なかなかイメージアップができないよね。だけど、あえてこの状況から脱却しなくても、
このままディープ路線でいっても良いんじゃないかな」とのアドバイスもあり、会場は爆笑の渦に。



続く

りょう  


2008年08月27日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 ②



初めに、【Chapter.1 「ご当地映画」と観客10万人動員の意義】と題して、
司会の㈱スキップシティ平井健一郎氏から導入部分の話があり、
「ご当地映画」の定義について、自身のご当地映画制作経験や
ホームページからの引用等を交えながら、
「特定の地域を舞台にして、ドラマが展開する映画作品。
その場所でロケを行ったり所縁の人物を採り上げることによって、
その地域のテーマ・人物・物語を全国に発信していく“地域発信映画”」であるとし、
フィルムコミッションに代表される最近のご当地映画の盛り上がりについても言及がありました。

ご当地映画のメリットとして-
・作る側としては、撮影の際に地元の協力が得られること。
・興行面では、地元の人たち、特に映画に関わった人たちに足を運んでもらいやすいこと。
・地元としては、撮影隊のお金が落ちることによる経済効果。
公開後のロケ地めぐりなどの観光促進。
地域やゆかりの人物が紹介されることによる地元の子供たちへの教育伝承効果などが紹介されました。
そして、「10万人動員」の意味について、
映画事業スキームとして「製作委員会方式」を実例にあげながら、
集客10万人が、商業ベースとしての委員会収支がちょうどプラス・マイナスの分岐点となることについて、
図を使いながらの説明があり、この数字がまずは当面の目標となることが提示されました。

つづいて、【Chapter.2 ユナイテッド・シネマの取組み】、
【Chapter.3 シネマプロットコンペティションについて】と題して
田部井悟氏と川端基夫氏のお二人が登壇され、
最近の「劇場(シネコン)事情」や「ご当地フィルムの製作事例」についてトークセッションがありました。

まず、全国のスクリーン数について、
平成15年の2,681スクリーン(既存館:1,148・シネコン:1,533)から
平成19年には3,221スクリーン(同:767・同2,454)と増加傾向にあるが、
興行収入については、平成16年の2千億円をピークに伸びが鈍化傾向にあることが、紹介されました。

そして、興行成績の決め手は、「作品力:8、興行力:2」であるとして、
シネコンや興行会社ができる今後の取組みとして-
1.映画館設備等のハード面の整備
2.旧作上映などの番組編成の工夫
3.各種キャンペーンによる差別化
4.会員制(カード)の導入
の4つをあげ、今後は劇場のデジタル化や3D化(ホームシアターでは見られないもの)
が進むのではないかとの予想も展開されました。

りょうは、どちらかと言うと、せっかくの映画ですから、
できるだけ大きなスクリーンと迫力のある音響下で、
たくさんの人たちと一緒に時間と空間を共有して鑑賞してこそ…と思っていたりもするのですが、
最近は公開作品数の増加や上映作品の回転が早くなっていることもあり、
小回りの利くシネコンが主流となってきているようです。
そう言った意味では、今後低予算&小さな作品でも、ビデオ(DVD)だけではなく
劇場公開のチャンスが広がってくるのでは、と考えるのは早急過ぎるでしょうか。

つづいて、ユナイテッド・シネマ社による「Cinema Plot Competition (CPC)」の
取組みが紹介されました。
この「Cinema Plot Competition」とは、今年で第3回目の募集を迎え、

【作品の完成度より、個人としての世界観や体験のきらめきを重視した、
映画のプロット(あらすじ)のコンテストです。
小説、コミック、テレビドラマ、アニメを元に制作した映画がヒットをするなか、
オリジナルの劇場映画として制作された作品は減少しています。
一方でブログなどの普及により一般生活者の作品が出版、映像化され話題になっています。
そんな中、ユナイテッド・シネマは“ご当地”をキーワードに、
皆さんと一緒になって映画製作の第一歩を踏み出したいと考えます。
それが、“みんなの映画プロジェクト”なのです。(今年度の募集パンフレットより)】

『映画のモト』のコンテストなので、原稿用紙2枚から応募できるとのこと。
子供からお年寄りまで、幅広い応募を期待しているそうです。

Cinema Plot Competition ←については、こちらをクリック



続く

りょう
  


2008年08月26日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 ①

去る7月19日(土)から27日(日)にかけて、
埼玉県川口市において『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008』が開催されました。

この映画祭は、2004年から始まり今年で5回目を迎える川口市民にも愛された映画祭です。
映画祭の名称中にある“D”とは、デジタルの“D”で、このSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、
フィルムを使用せず、デジタルで撮影・制作された作品(デジタルシネマ)のみにフォーカスした
国際コンペティション映画祭です。

期間中は、34本の長編・短編作品の上映や、フォーラムなどの関連イベントが開催されました。
さて、ここ川口市は、吉永小百合さん主演の『キューポラのある街』の舞台として有名ですが、
映画祭の会場となったSKIPシティでは、近年約1万坪ある広大なB街区にオープンセットが組まれ、
『夕凪の街、桜の国』(昭和年30年代の広島市内の街並み)や
『母べえ』(昭和15年の町並み)の撮影が行われました。
また、最近では、8月末公開の『20世紀少年』の撮影も行われたそうです。

スキップシティ  ←についてはこちらをクリック☆

あくまでもセットですので、長野市や尾道市のように映画の後の“ロケ地巡り”とは参りませんが、
そういった意味では、川口市は昔も現代も変わらぬ“映画の街”です。


(写真:/スキップシティ)

昨年も幾つかの映画祭訪問記を寄稿させていただいているりょうとしては、
地元で開催されている映画祭をレポートしない訳にもいきませんので、
本日は、7月24日(木)にSKIPシティ内 彩の国ビジュアルプラザ1F・HDスタジオにて開かれた
『Cinema Plot Competition 2008フォーラム〜彩の国10万人映画プロジェクト〜』
の模様を紹介させていただきます。

タイトルに“国際”と付くだけあって、
この日、最寄の駅から会場に向かう無料のシャトルバス車内には外国人の姿もちらほら。

『Cinema Plot Competition 2008フォーラム〜彩の国10万人映画プロジェクト〜』は、
埼玉県内で4つのシネコンを運営するユナイテッド・シネマと、
トップクリエイターの輩出を目指すSKIPシティのコラボレーション・トークイベントで、
司会に㈱スキップシティ平井健一郎氏、ゲストとして㈱モブキャスト取締役川端基夫氏、
ユナイテッド・シネマ㈱理事・マーケティング部部長田部井悟氏、
そして、現在公開中の映画「ゲゲゲの鬼太郎千年呪い歌」や
TVドラマ「めぞん一刻」の監督をされている松竹㈱映画監督の本木克英氏の3氏を迎え、

テーマを
1.「ご当地映画」と観客10万人動員の意義
2.ユナイテッド・シネマの取組み
3.シネマプロットコンペティションについて
4.ご当地から全国、そして世界へ…
5.彩の国発、10万人映画プロジェクトに向けて

の5つのチャプターに分けて、ユナイテッド・シネマが手がける
「Cinema Plot Competition(シネマ・プロット・コンペティション)」
を取り上げながら、“生活者の視点”からつくる映画について、
さらには、埼玉県内で10万人動員できる映画とはどのようなテーマのものかという仮説を立て、
県内のマーケット分析や、集客方法についての様々な視点からの検証や、
今後SKIPシティ発の映画が、埼玉県内のみならず、国内、海外へと展開していくための
ユナイテッド・シネマ社とのコラボレーションの可能性についてなど、
約3時間のディスカッションが繰り広げられました。

ご当地発「10万人映画プロジェクト」…なかなか壮大なテーマで、
何が飛び出すか始まる前から興味津々です。

続く 

りょう  


2008年08月25日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ

大林監督の新作“その日のまえに”東京国際映画祭出品

大林監督の待望の新作
その日のまえに”の公式サイト ←こちらをクリック☆
が立ち上がりました。

そして速報!
11月上旬の公開を前に
『その日のまえに』が
第21回東京国際映画祭(2008年 10/18~10/26)
“日本映画・ある視点”部門への出品が早くも決定されたそうです!


日本でも最大規模の大注目の映画祭で一足先に見ることができそうです。
“転校生 さよなら あなた”で席巻した昨年秋の映画祭シーズンに引き続き、
今年の秋の映画祭シーズンも熱いですね。

楽しみです。

  


2008年08月24日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(3)映画 大林宣彦監督 長野

映画“山桜” 篠原哲雄監督舞台挨拶決定

先日このブログで長野フィルムコミッション支援作品
映画“山桜”を長野に!という記事を書きましたが、
関係者各位様の皆様のご尽力で8/30(土)から長野千石劇場様にて上映の運びとなりました。

多くの方から愛される藤澤周平さんの原作の映画化作品、
山桜” ←公式サイトはこちらをクリック☆
いよいよロケ地長野市にて上映です。

そして11月に行うみすずかるしなのNAGANO映画祭関連イベントとして
初日の8/30(土)の第一回目の上映と第二回目の上映の間の12時30分から
13時に篠原哲雄監督が舞台挨拶されます。

長野市松代の文武学校で、ロケがあったこの作品、
主演の東山紀之さんの華麗な殺陣が撮影現場でも評判だったそうです。

監督にお会いしていろいろお話を聞いてみませんか?

そして長野フィルムコミッションさんでは8/26の締め切りで
鑑賞券プレゼントも行ってます。
是非どしどしご応募下さいませ。

くわしくは
ながのフィルムコミッション新着ニュース ←こちらをクリック☆

ながの映画祭は長野市ロケ地作品を応援しております。
私達が住んでいる“まち”がどのようにスクリーンに映し出されるか、
新たな出合いと発見がいっぱいありそうです。
2008年ながの映画祭にご期待下さいませ。


  


2008年08月23日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)映画上映

「立川志らくのシネマ落語 ~特別篇~」 後編

そして中入り(休憩)をはさんでいよいよシネマ落語「嵐が丘」。

「嵐が丘」については小生、学生時代に英語の原作を読み、
以前新橋演舞場で松たか子さん座長の新春公演として上演されたものも観ており、
内容はよく分かっていましたが・・・。

イギリスのとある地方、
風の強い通称「嵐が丘」という高台にあるお屋敷に暮らす裕福なアーンショー一家、
そこに暮らすヒンドリー・キャサリン兄妹のもとに、
ある日父がみすぼらしい孤児の男の子ヒースクリフを拾ってきて3人兄弟のように・・・。
父の死後、ヒースクリフにつらくあたるヒンドリー。
耐えるヒース。
やがてキャサリンは隣の屋敷に嫁ぎ、ヒースは絶望のどん底で屋敷を飛び出す。
3年後、すっかり金持ちになって再び現れたヒースは、
借金苦のヒンドリーから屋敷ごと土地財産を乗っ取り、逆に下男のようにこき使う。
アーンショー一家に自分がされた仕打ちへの復讐の鬼と化して・・・。
そんな中キャサリンは心労と病で命が消えつつある。
死の間際再会したヒースとキャサリン。
息を引き取るキャサリンを抱きしめ、ヒースは叫ぶ。
「安らかになど眠るな。自分が生きている限り亡霊にでもなって目の前に出て来い!」と。

こういった物語が、志らく師匠の手にかかると・・・

信心のためお参りにでかけた1人の男が、山梨の鰍沢というところで吹雪で遭難しそうになり、
ようやくたどり着いた大きなお屋敷で「土間の隅でも」と一夜の宿を所望する。
なんとか泊めてもらえることになり、下男に案内された角部屋で寝ていると、
窓の外からこの世のものとは思えない美しい女性が!
肝をつぶした男に屋敷の使用人が、この屋敷の因縁、
そして屋敷の主人とかの女のことについて語るには・・・と。
登場人物が七之助(ヒース)、熊五郎(ヒンドリー)、そしてお菊(キャサリン)・・・と
純江戸風味なのにしっかり作品の世界観が目に浮かぶのには感嘆しました。
(実は、七之助が金持ちになったのは、江戸に出て商売が大成功したのではなく富・・・(笑)。
そして物語を旅人に語った使用人、実は杢・・・)
おっと、あやうくサゲまで口走るところでした^^;。

☆☆☆
昨秋、NAGANO映画祭でお聴きした「たまや」(天国から来たチャンピオン)に続いて、
2作目のシネマ落語でしたが、志らく師匠の映画への愛、
そしてもちろん確かな話術があいまって、
素晴らしい噺でした。また聴きたい!と思った1日でした。


(昨年のNAGANO映画祭にて)

この日の会場には大林監督ご夫妻がいらしていました。
(他にも、先日の舞台つながりでなべさんや細山田くんも)
もちろんご挨拶(笑)。
『その日のまえに』編集作業の真っ只中で監督タイヘンなご様子でした。
今日も抜け出してホールにかけつけたとのこと。
(恭子プロデューサーのお話では、
なかなか面白く仕上がりつつあるので楽しみにしていてほしい、とのことです。)
落語を満喫したあと、
「作品の完成を楽しみにしている」
旨お伝えするとともにもう一度ご挨拶して失礼してきました。

最後に、先の舞台「あした 愛の名言集」、
8/22(金)24:45~NHK衛星第2(BS-2)ミッドナイトステージ館にて放映されます。
劇場に足を運べなかった皆様、こちらもお楽しみに^^。

  


2008年08月22日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)各地映画祭巡り

「立川志らくのシネマ落語 ~特別篇~」 前編

尾道で花火を満喫した週末があけ、7/28(月)の夜、
先日「あした 愛の名言集」を上演していた
新宿・紀伊国屋ホール「立川志らくのシネマ落語~特別篇~」に出かけてまいりました。



開演時間には客席は満員。
太鼓の音が、これから始まる落語への期待を高めます。。。
(以下、本日の記事ここから最後まで、および、明日の後半の記事、
「☆☆☆」より前にはネタバレが含まれています。落語はサゲ・オチが一番の肝。
そこだけは書きませんが、あらすじなどあまり知りたくない方は、
どうぞ「☆☆☆」からお読みください^^。)

まず、前座として一門の立川志らべさんの語る「高砂や」。
長屋住まいの八五郎が婚礼の仲人を仰せつかり、
隠居の所に羽織袴を借りに。
仲人の心得を教えてもらい、
「仲人ともなればしまいに腹を見せなければならねえぞ。つまり謡(うたい)。
『高砂やこの浦舟に帆をあげて』ぐらいはやらなくてはいけない」と隠居にさとされる。
「ほんの頭だけうたえば後はご親類方がつけるから大丈夫」との隠居の言葉をたよりに、
「とうふ~」と、得意の物まねで練習開始、
近所の豆腐屋の売り声をもとにして、なんとか出だしだけはうたえるように。

婚礼なかばで「ここらでご祝儀をひとつ」と、
いきなり「とうふ~」と声の調子を試したあと「高砂」をひとくさり。
「あとはご親類方で」と言うと「親類一同不ちょうほうなので仲人さん続けてどうぞ」と言われ、
こんなはずじゃ、と八五郎は泣きっつら。
「高砂やこの浦舟に帆を下げて」
「下げちゃ、だめですよ」
「高砂やこの浦舟にまた上げて」
などとやっているうちとうとうどうしようもなくなって・・・という噺。
(サゲ:オチ、はぜひご自身お聞きになってください^^。それこそ落語の醍醐味です)

続いて、志らく師匠の3本立て。

この日がレギュラー出演していたTV番組の最終収録で、女子アナから花束などもらって、
にこっとされて思わずぽっとしたり涙してしまった話、
泣きながら演技したり語るやつぁろくなもんじゃない(いや、別にだれというわけじゃない、と。)、
でも自分も客席のお客さんや共演者が涙をみせているのを見るともらい泣きしてしまうのだ、など、
談志師匠譲りの毒をはきつつシャープな話題で客席を沸かせます。
先日の舞台「ふたり」でも、森口博子さんの誕生日にサプライズで皆でお祝いして泣かせたが、
案の定自分ももらい泣きして「あの2人アヤシイ」と言われてしまった、と^^;。

そしていよいよ本題へ。
古典落語「宿屋の富」「化け物つかい」シネマ落語「嵐が丘」。
バラエティに富んだ古典落語2つと、エミリ・ブロンテ原作の英国文学「嵐が丘」。
見事に江戸の話になっていて、しかも他の2つの噺と絶妙なリンクをしていて
思わず「巧いっ!」と膝を叩きました(昭和のリアクションですね。。。)

「宿屋の富」は、懐さびしく宿代をうかそうとたくらんだ一人の男、
宿屋の主人にお大尽のふり(使用人が屋敷に3000人、離れに行くのに地図がいり、
客人が迷って捜索に10日かかった、などと。)をしつつのホラ話。
話の流れでなけなしのお金(懐にあった最後の一分)で宿の主人から売れ残りの富くじを買う羽目に。
なにしろ「金持ちで金が減らず困っている」のだから、
「万一当たったらどうする?半分の五百両やるよ。」
と大口を叩き宿の主人をびっくりさせるが、いよいよ無一文に。
開き直り飲み食いしまくって翌日「今日三千両返すという大名を思いとどまらせにゆく」
などとまたホラをふいて宿を出る。
ぶつくさいいながら抽選会場の神社に行くと、欲と夢いっぱいの人たちであふれている。
と・・・なんと男、一等の千両が当たって!
思いもしなかったのでなかなか気づかない。
やっと気づいた男はすっかり舞い上がり、震えがきて宿に戻り布団にもぐりこんで寝込む。
あとから宿の主人も当たりを知って舞い上がり、
下駄のまま座敷に駆け込み、布団をひっぺがすが・・・。

「化け物つかい」は、人づかいが荒いから、
と普通の倍のお給金を出してもなかなか使用人がいつかない江戸は本所のとあるご隠居宅。
ある時ちょっと鈍くてとぼけた?杢助が住み込むことになった。
ついた早々「もっと早くこないから用事は済ませてしまった。
そうだ、薪を割って床下と天井を掃除、壁をキレイにしてどぶをさらい、向こう三軒も掃除をしろ、
終わったら品川までお使いに行き、「ついで」に千住に寄って・・・
今日はそのくらいで<骨休め>をしておけ」と。
ご隠居と杢助、変わり者同士うまがあったのか3年も長続きしたが、
突然暇をほしいと言い出す。ご隠居がいわくつきの化け物屋敷に引っ越すというのでいやだ、と。
引越しをしっかり手伝って暗くなる前にさっさといなくなる杢助。

夜になり屋敷にひとりきりのご隠居、
食後に読物なぞしていると急にぞぞ~っという背筋の寒気とともに胸が苦しくなり、
目の前に現れたのは一つ目小僧。
別に驚かず興味津々のご隠居、とうとう小僧に台所の片付けから風呂沸かし、
布団敷きから按摩まで家事をいいつけこき使い始め
「どうせ出てくるならもっと早く明るいうちにこい。
買い物などもしてもらいたいのだ。」
そんなうち、小僧は消えてしまう。
翌晩現れたのは大入道、翌々日はのっぺらぼうの女。
いずれに対しても同様に用事をいいつけこき使うご隠居、、今度はどんな化け物が?と楽しみに。
そして4日目、庭先にはげっそりやつれた狸が。口を開くと・・・。

後半へ続く

しげぞー

  


2008年08月21日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)各地映画祭巡り

若松監督、舞台挨拶

8/9(土)、長野松竹相生座・ロキシー様で
若松孝二監督の映画“実録・連合赤軍 ~あさま山荘への道程~”が
初日を迎え、第一回上映終了後に若松監督と脚本の掛川正幸さんによる舞台挨拶が
ありました。
脚本の掛川さんは高校までこの近所にお住まいになっていたそうで子供の頃相生座さんの庭で
よく遊ばれていたそうです。



約3時間にも及ぶ上映時間でしたが、濃密な描写で上映時間はまったく気にならず
真面目で社会性に富んだ若者達が何故こんな特異な状況を作ったのが、
何が彼らを“総括”という仲間殺しに追い込んでいったのか、息をつめてだだひたすら画面を
見つめておりました。

上映後、実際にはあさま山荘事件を知らない若い方達から質問が飛び、監督は1つ1つに
丁寧にお答えになっていました。
おぞましい事件として葬らず、最初の1960年の
日米安保条約改定の強行採決に抗議する学生運動から丹念に、
どのような流れであさま山荘事件までの至るかを、掛川さんもそうでしたが、
「同世代としてオトシマエをつける!」として
事実に沿って後世の人にきちんと伝えたいという熱い気持ちが伝わってきました。



驚いたのは劇場でパンフレットとして発売された
「若松孝二 実録・連合赤軍」 1960 年→1972年 連合赤軍「全記録」
¥1,470(朝日新聞社刊)
2008年2月20日発行の本でした。
 
監督がロードショー代金より安く、読みでのあるしっかりした本をつくるという気持ちで
力を傾けてつくったこの本はまさしく「全記録」といえるすごい本でした。
事実なので重く辛い本でしたが、お盆の間中この本をむさぼり読んでいたひがしざわでした。



ちょうど同時期に
開高健さんの「裁きは終わりぬ」を読んでいたのですが、
敗戦直前にハンガリー国境地帯での“死の行進”を指示した
ナチスのアイヒマンが戦後16年たってアルゼンチンで逮捕され、
イスラエルでの裁判を聴講した故開高健さんのドキュメントですが、
アイヒマンは問い詰めると
“知りません、忘れました、命令でした。従うよりほかはありませんでした。”と機械的に繰り返します。

しかしイスラエルの裁判長は命令を実行するだけの“歯車”ではなく“人間”として個人として何か自発的な
行為があるはずだと“歯車”を“人間”に変えるべき尋問を尽くしました。
しかし“汝殺スナカレ”とひたすら叫び続け、アイヒマンの人間性を追及した裁判は
イスラエルの死刑執行であっさりと幕をおろし、開高健さんは苦悩します。
死刑とは“正義”の仮面をかぶったテロリスムではないかと。

連合赤軍も組織としての不幸だったのが、それぞれの個人の思惑が絡んでの暴力だったのか
何故純粋に人が幸せになる為の革命がひたすら武装と破壊に向かわなくてはいけなかったのか
考えさせられた映画でした。

おすすめの映画です。
  


2008年08月20日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

「最後の早慶戦」ロケ地にて上映会! 後編

私は早稲田側の家族という設定でしたのでそらで歌えるよう
有名な早稲田大学校歌“都の西北”を1時間近く練習しました。

手を前に差し出し上に上げる“ワセダッ!ワセダッ!”という応援の仕方も練習し、
早稲田大学、慶応大学、各大学OBの方達が多く参加されたようであちこちで
本当の試合を見ているような熱い掛け声がかかります。

実際の試合は別撮りなのですが、
エキストラさん達は試合を見て歓声を上げるシーンを撮影するので、
ヒットの声援のときはデイレクターさんが先端に球をつけた長い棒を振って、
それに視線をあわせて立ち上がったりして歓声を送ります。

そして試合終了後にお互いの健闘を称えてエールを
交換しあう感動的なシーンの撮影となったのですが、
応援団長役の俳優さんの渾身の演技を見ておもわずもらい泣きしてしまいました。

神山監督がここはどんな大事なシーンなのか細かく説明して下さいました。
エキストラとはいえ、映画の雰囲気を左右する大事な出演者なのだと。

急な階段状になってる球場を映画の助監督さんやスタッフさんが飛び回り、
自ら学生服を着てエキストラの一員となって盛り上げて下さいます。
疲れて集中力が途絶えがちになるエキストラを励ましてくれます。
“本番!”という言葉が次々とこだまのように球場に広がりました。

俳優さん達も塁を走るシーンを撮影しているのですが、寒さで息が白くなってしまうので
息を飛ばす大型の扇風機が持ち込まれました。
エキストラさん達と違い薄いユニフォームだけだから寒いと思いますが、さすがプロ。

長野市でも2シーンほど撮影があったそうです。
またゆっくり見てそのシーンのロケ地を探すのが楽しみです。

寒いところでの一日中の撮影で皆くたくたになりましたが、撮影現場は熱気に満ちていたことを
しみじみ映画を見ながら思い出しました。

そして、エキストラの記念にいただいた“Tシャツと帽子のセット”です。



神山監督、スタッフの皆様、
企画していただいた上田フィルムコミッションの皆様、上田市の皆様
ありがとうございました。お疲れ様でした。
是非皆様、映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」をご覧下さい。
長野県では上田市と松本市での上映が予定されてます。
  


2008年08月19日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

「最後の早慶戦」ロケ地にて上映会! 前編

8/9(土)、上田市の上田城跡公園野球場にて神山征二郎監督の
映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」の先行上映会がありました。



昼間は暑くとてもいい天気だったのですが、
夕方上映の少し前頃から俄かにかきくもり、雷と大雨。
しかし、映画が始まる直前には雨は晴れ、
天上に星がいくつも現われ無事に上映会開始となったのでした。

上田市在住の神山監督と主演の渡辺大さんが舞台挨拶に登場されました。

渡辺さんが「首都圏の先行上映でも大変な大雨が降り、
今日も雨が降ったので野外なので無事に上映できるか心配になりました。
1941年の早慶戦に関わった方達の悲しみが雨を降らせたのだろうと心が痛みましたが、
今晴れ無事に上映できる事はまた多くの方の見守りがあるのだとと大変嬉しく思います。」
と挨拶され、暖かい拍手が球場いっぱいに広がりました。



直前の大雨にも関わらず900名余の来場があったそう。
グラウンドは雨でびっしょりですが、ビニールシートをひいて膝を抱え
頂いた甲子園風かちわり氷を飲みながら夏の夜の上映会は始まりました。



映画にこの上田城跡公園野球場が早稲田大学戸塚球場として登場します。
ロケ地の中に入って映画を見ているので画面に球場が映ると不思議な感じ。
エキストラで参加された方が自分の姿をスクリーンで見つけて歓声を上げられてます。

ひがしざわは自分のエキストラ姿はよくわかりませんでした。

さて、撮影時を色々思い出しますと、あれは昨年11月。
霜の降りた寒い朝でした。
早朝、衣装のもんぺ姿に着替え上田城跡公園野球場に行き、撮影開始を待ちました。
簡易カイロが配られましたが、風が吹き抜ける屋根のないコンクリートの球場なので
体を温める場所もなく、エキストラさん達は寒さに震えながらも映画に関われる喜びで高揚して、
一日中寒い屋外での撮影を頑張ったのでした。

球場外の風景は信州の山が映ってしまうので、
横浜の風景が合成されるので球場はぐるっとブルーシートで覆われてます。

続く  


2008年08月18日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画上映

NHKドラマ、エキストラ募集

上田フィルムコミッション様では、NHKさんのドラマに参加されるエキストラさんを募集
しています。
以下転記致します。

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あなたもNHKドラマに出てみませんか!?
エキストラ募集中!!
参加者にNHKオリジナル記念品進呈!

【日時】 8月27日(水) 集合午前7時、終了午後5時
【場所】 信州大学繊維学部 (駐車場もご用意します)
【募集内容】 高校生以上成年男子130名
戦前・戦中・戦後を駆け抜け、日本の誇りと美を守った夫婦の物語。放映は来年予定。

参加のお申込みは:信州上田フィルムコミッション様まで
  0268-23-5408・エキストラ受付係(平日午前9時~午後5時)

※募集定員に達し次第しめきりますのでお申込はお早めにお願いします。
※衣装を用意してありますので、参加の服装は自由です。茶髪不可。
※エキストラ参加以外の施設内への入場および見学はできません。

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これも男性限定ですね。。。
いいなあ。。。素敵な建物の信州大学繊維学部の講堂を見学してみたいです。

どうぞご参加下さい。
  


2008年08月17日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)エキストラ

大林監督が“スイートJAM”にご出演!

現在、舞台・ドラマで大活躍する俳優の山本耕史さんが
お送りするトークと音楽が融合したBSジャパンのエンターテインメント番組
「山本耕史“スイートJAM”」に大林宣彦監督が今週、来週と出演されます。

第一回目の放送は終了してしまいましたが(紹介が遅れてごめんなさい!)
再放送が本日なのでどうぞお見逃しなく。
「バックトゥザ大林監督」として
一週目が撮影秘話、2週目が音楽のこだわりなど、色々なお話が飛び出しそうですね。
有名タレントさんが大林監督の意外なエピソードをご披露するとか!?

スイートJAM(BSジャパン)
ゲスト:大林宣彦監督(第46・47回)

【第一週(第46回)】 8月14日(木) 22:00~22:30
       【再放送】 8月16日(土) 12:30~13:00
【第二週(第47回)】 8月21日(木) 22:00~22:30
       【再放送】 8月23日(土) 12:30~13:00


詳しくはスイートJAM(BSジャパン) 公式サイト ←こちらをクリック☆ 


写真は“転校生 さよなら あなた”の戸隠での撮影時の大林監督です。

  


2008年08月16日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)映画 大林宣彦監督 長野

「お前・・・さびしいか?」「・・・ぴぃ。」(最終回)

ドラマもいよいよクライマックスです。
無事<鎮めの儀式>を終えて晴れ晴れした一同がビートルズのあのアルバムジャケット風に
渡った早朝の横断歩道は、信号待ちアングルが興福寺前、そして渡るシーンは東大寺前です。




奈良を離れる前の日曜日。
小川先生&藤原くん、福原先生&長岡先生(マドンナ)のダブルデート待ち合わせは、
興福寺をのぞむ猿沢池ほとりでした。





鹿から聞き出した、小川先生の顔を元に戻す方法を伝えるべく藤原くんが堀田を呼び出した浮見堂。




最後の朝、小川先生が藤原くんと別れたのは、猿沢池から興福寺にあがる石段「五十二段」。




「五十二段」の名は、善財童子が五十二人の知識人を尋ねまわった古事に因み、
また、五十二の階段は仏門に入る修行の段階を表現しているそうです。

そして、小川先生の顔を戻す「儀式」のため堀田が向かった近鉄奈良駅は・・・
実は「天理」駅の臨時ホームでした。(近鉄奈良駅は地下で、ファンタジーな絵にならないから?)






おまけ:ラストシーンは東京で再会した小川先生&藤原くん。東京赤羽橋近くの三田ビル前でした。




この作品では、現実とは異なるファンタジーの世界として?
ほとんどのシーンが色合いを変えて描かれてました。
ちょうどこんな感じ。同じ風景もフシギな世界に思えてきますよね^^。






映画でもドラマでも、作品そのものの魅力とともに、
映し出される風景から、「そこに行ってみたい!」と思わせる点では共通しています。
映画『転校生 さよならあなた』との出会いがなかったら、
自分も信州の美しい晩秋の風景、その魅力を知ることができなかったかも。
あらためて、映像作品の素晴らしさを感じるのでした。

P.S.若草山で撮影しているとじっとこちらを見つめる視線。
ふとみると1頭の鹿がつかつかと・・・。



「出番だよ、センセイ。」
ま、まさかっ?!

しげぞー
  


2008年08月15日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(2)ロケ地巡り

「私はケチじゃないっ!」

「鹿男あをによし」 ロケ地巡り後編

では、ちょっと郊外に足を伸ばしてみましょう。
藤原くんが小川先生を「気分転換に」と連れ出したのは、
古墳や古寺、ナゾの石造物など古代遺跡の多い明日香村でした。
高松塚古墳、石舞台古墳・・・レンタサイクルで2人はまわります。




もよりの「飛鳥駅」。
散策後地元の飲み屋(実際のロケ地は奈良市内の居酒屋「蔵」さん)に寄り、
藤原くんの呑みすぎで終電を逃してしまった2人なのでした。




2人はやむなく近くの旅館「静観荘」さんへ。実際には奈良市内のならまち(下宿の近所。笑)に。
外国からのバックパッカー諸氏にも人気の和風旅館だそうです。



ドラマのキーとなる「サンカク」「目」と言われるお宝があったのは、天理市の黒塚古墳でした。
付近には大きな古墳も集中する大和古墳群の中の1つ遺跡ですが、
ドラマにあるように、33枚の三角縁神獣鏡が出土、
側の「天理市黒塚古墳展示館」にレプリカが展示されています。

ドラマ放映以来来場者が激増、過去1年分の入場者が放映以降たった2ヶ月で達成とか。




そして、クライマックスシーンは平城宮跡に造られた朱雀門。
目の前を近鉄電車が走っています。





平城宮跡はとても広く発掘はまだ3割ほどしか終わっていないとか。
あと100年はかかるといわれています。

平城宮跡からもほど近い「奈良文化財研究所」(通称:奈文研)は、
そのものずばりとして、また、屋上は広々した
平城宮址を見渡せる勤務先の「奈良女学館」屋上としても使われました。



他にも、奈良市内にはロケ地が点在しています。
しばしば登場したこの道は、近鉄奈良駅から東大寺方面へのメインロードを望遠気味に。




「パンツ3枚千円」小川先生が特価品を買った「ノグチ百貨店」さん。
近鉄奈良駅近くです。



そして小川先生が、福原先生の個展を見に来た長岡先生(マドンナ)とデートしたならまち界隈。




<続く>

しげぞー
  


2008年08月14日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)ロケ地巡り

路地めぐりと善光寺地蔵盆の散策

6/8に続く長野郷土史研究会青年部さんによる“路地めぐり”のご案内です。
以下転記させていただきます。

=====
全国路地サミット(10/25)の路地めぐりの企画と善光寺地蔵盆の散策

8月23日(土)
 18:00 西宮神社 崇敬者会館集合
       <善光寺交差点から東に約200m進んだ、突き当たりが西宮神社です>
 19:30解散予定
 
 事前申し込み不要
 参加費:200円(会場代として)
 主催:長野郷土史研究会青年部

 長野郷土史研究会青年部では、10月25日(土)に
善光寺周辺で行なわれる全国路地サミット1日目に協力します。
路地サミットに向けての話題の後、この日、善光寺とその界わいの小路で
行なわれている長野の伝統文化「地蔵盆」を歩いて巡りましょう。

=====
長野郷土史研究会


そろそろ長野にも秋の気配が忍び寄り、宵が過ごしやすくなる頃です。
童心に戻って“地蔵盆”に参加したいと思ってます。
どうぞお出かけ下さいませ。

画像は“転校生 さよなら あなた”撮影時の善光寺界隈です。


  


2008年08月13日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り

まちの縁側 善光寺界隈 後編

次は“三河屋洋傘店”さんへ。
現在では日本でも最後と言われる洋傘の専門店さんです。
思い出の生地(かたみの着物や婚礼衣装など)で洋傘を作って下さるという事で
あちこちのマスコミさんで取り上げられてますね。




さてさて、ここで大注目なのは、昔からの防災の知恵。
何度もの大火に見舞われた善光寺さんを火事から守るため、善光寺から長野駅付近まで
防火用水路が通っているそうです。

その用水路が何と!この三河屋さんのお店の下を通ってます。
このお店入口のコンクリの下が用水路です。




そして、いざ火事が迫った時はお店の畳を上げ、外にある用水路の窪みに畳を刺し、
水を止めて水量を確保するそうです。
その名も“たたみざし!”
延藤先生もその知恵に驚き、そんな大事な防火用水路を隠しておくなんてもったいない、
暗渠を取り、善光寺から清流が流れていたらどんなに美しいだろうと意見されました。

先日の“鐘鋳川巡り”と通じるテーマがここでも。
時間がないので、ここでは傘は買えませんでしたが(笑)自分のオリジナルの傘、
欲しいなあ。

そして最後、ナノ・グラフィカさんへ。
“転校生 さよなら あなた”にご出演されたTさんのお出迎えを受けます。
古くからある空いた町屋を若者が3人で借り、ギャラリー&喫茶店として再生させたナノ・グラフィカさん。
今は夏のグラス展を開催中。
ガラスの美しい風鈴の音が響いていました。またしても時間がなくお買物できませんでしたが、
しっかりガラスの器に目を光らせてきました。また行きますよ!
ちゃぶ台があり、子供が育ち、多くの年代の方が集うこのお店もまさしく、まちの縁側。
こうやって歩くとまちの“たからもの”が次々に見つかります。



そして、最後は玄証院さんへ戻り各自が見つけてきた印象に残ったものをポストイットに書き、
ボードに貼り付けて皆でわいわいがやがや語ります。
ほとんどの方が近所にお住まいになっていても今日訪ねたお店に初めて入ったそう。



案内人さんからもいろいろまちの事が語られ、
延藤先生が素晴らしいあるキーワードでまとめられます。
それはまだナイショ。。。
聞きたい方は次回の9/24のまちの縁側<後町界隈編>へ是非、ご参加下さいね。




そして最後は打ち上げに。
おそば屋さん、小菅亭さんへ移動です。



“まち”の事を語りつつ夜は更けていきます。  


2008年08月12日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り