尾道桜紀行 後編
天寧寺には、枝垂れ桜もあってとても見事です。

尾道には「尾道三山」という言葉があります。
山も3つ(千光寺山、西國寺山、浄土寺山)ありますが、それぞれに古刹があるのです。ここは西國寺。
千光寺&山は昔から豪商たちの別荘があったり庶民に開かれて観光化していたので
お茶屋や動物園などもあって今でも頂上の公園は花見(宴会)客で賑わいますが、
他のニ山は現在まで、山の上のほうは比較的かつての信仰の対象だった様子が残っています。
宴会はご法度。
(昔から、お山は神仏が棲んでいる場所で神聖なエリアだったのでしょう。
どの山にも頂上近くに巨石が。。。ある意味、ご神体・ご本尊がお山そのものともいえます。)
これは西國寺の桜。
大きなわらじがつるされた山門から境内まで、桜の回廊が続きます。
ここは花見客よりもカメラマンが沢山で、静かに盛り上がっています(笑)。
このアングル、実はすぐ左が「時をかける少女」の芳山家になった小濱邸だったりします。
(また、この山の頂上には「マヌケ先生」に登場した、タンク岩があります。
ご幼少時代の大林少年の遊び場だったのでしょうね。)

そして、浄土寺。
足利尊氏が建てたと言われる名刹で、境内は国宝や重要文化財が沢山です。
「ふたり」ピアノ発表会が撮られたり、「あの夏の日」でも庫裏の入り口が映りました。
ここも背後には浄土寺山というお山。
頂上近くには「ふたり」のクライマックスシーンが撮られた不動岩があります。
頂上にある奥の院まで石仏の並ぶ山道を登るのはなかなかのハイキングですが、
眺めは最高です^^。
(この小山も山岳信仰の対象だったのでしょう。
山のうえには鳥居があり、傍らの岩に「↓山」と書いてあります。
よく、家の神棚で天井に「天」「空」などと書いて、人間界と天上界の境界としますが、
ここでは上ではなく足元が「神様の住む神聖な世界」という意味なのでしょうね。)

最後にもう1枚。
「転校生」の御袖天満宮ならびに、大山寺、
そして日限地蔵尊というお寺・お堂が並んでいます。
(「何日間だけおまいりします」とあらかじめ宣言しておまいりすると、
ご利益があるということで「日限」と呼ばれています)
ここに、変わったお猿像があります。「見ざる聞かざる言わざる」といえば、
日光東照宮の厩に彫られた、左甚五郎作の三猿が有名ですが・・・
よーくご覧ください。何か違いますね。

この石像、「五猿(ご縁)」といいます。
「みてご猿、いうてご猿、きいてご猿、まえむき猿でご猿」
人生、自分の考えに固執して人の話を聞かない頑固者ではいけない、
情報化社会、もっとオープンに前向きにゆきましょう!という解釈だとか^^。
(話を戻しますが、桜ごしに見える千光寺山の裾野、ちょうど「時をかける少女」の深町家あたりです)
そんなこんなで、尾道の町を歩いていると、ただ桜をめでるだけではすまない小生なのでした^^;
しげぞー
尾道には「尾道三山」という言葉があります。
山も3つ(千光寺山、西國寺山、浄土寺山)ありますが、それぞれに古刹があるのです。ここは西國寺。
千光寺&山は昔から豪商たちの別荘があったり庶民に開かれて観光化していたので
お茶屋や動物園などもあって今でも頂上の公園は花見(宴会)客で賑わいますが、
他のニ山は現在まで、山の上のほうは比較的かつての信仰の対象だった様子が残っています。
宴会はご法度。
(昔から、お山は神仏が棲んでいる場所で神聖なエリアだったのでしょう。
どの山にも頂上近くに巨石が。。。ある意味、ご神体・ご本尊がお山そのものともいえます。)
これは西國寺の桜。
大きなわらじがつるされた山門から境内まで、桜の回廊が続きます。
ここは花見客よりもカメラマンが沢山で、静かに盛り上がっています(笑)。
このアングル、実はすぐ左が「時をかける少女」の芳山家になった小濱邸だったりします。
(また、この山の頂上には「マヌケ先生」に登場した、タンク岩があります。
ご幼少時代の大林少年の遊び場だったのでしょうね。)
そして、浄土寺。
足利尊氏が建てたと言われる名刹で、境内は国宝や重要文化財が沢山です。
「ふたり」ピアノ発表会が撮られたり、「あの夏の日」でも庫裏の入り口が映りました。
ここも背後には浄土寺山というお山。
頂上近くには「ふたり」のクライマックスシーンが撮られた不動岩があります。
頂上にある奥の院まで石仏の並ぶ山道を登るのはなかなかのハイキングですが、
眺めは最高です^^。
(この小山も山岳信仰の対象だったのでしょう。
山のうえには鳥居があり、傍らの岩に「↓山」と書いてあります。
よく、家の神棚で天井に「天」「空」などと書いて、人間界と天上界の境界としますが、
ここでは上ではなく足元が「神様の住む神聖な世界」という意味なのでしょうね。)
最後にもう1枚。
「転校生」の御袖天満宮ならびに、大山寺、
そして日限地蔵尊というお寺・お堂が並んでいます。
(「何日間だけおまいりします」とあらかじめ宣言しておまいりすると、
ご利益があるということで「日限」と呼ばれています)
ここに、変わったお猿像があります。「見ざる聞かざる言わざる」といえば、
日光東照宮の厩に彫られた、左甚五郎作の三猿が有名ですが・・・
よーくご覧ください。何か違いますね。
この石像、「五猿(ご縁)」といいます。
「みてご猿、いうてご猿、きいてご猿、まえむき猿でご猿」
人生、自分の考えに固執して人の話を聞かない頑固者ではいけない、
情報化社会、もっとオープンに前向きにゆきましょう!という解釈だとか^^。
(話を戻しますが、桜ごしに見える千光寺山の裾野、ちょうど「時をかける少女」の深町家あたりです)
そんなこんなで、尾道の町を歩いていると、ただ桜をめでるだけではすまない小生なのでした^^;
しげぞー