「立川志らくのシネマ落語 ~特別篇~」 後編
そして中入り(休憩)をはさんでいよいよシネマ落語「嵐が丘」。
「嵐が丘」については小生、学生時代に英語の原作を読み、
以前新橋演舞場で松たか子さん座長の新春公演として上演されたものも観ており、
内容はよく分かっていましたが・・・。
イギリスのとある地方、
風の強い通称「嵐が丘」という高台にあるお屋敷に暮らす裕福なアーンショー一家、
そこに暮らすヒンドリー・キャサリン兄妹のもとに、
ある日父がみすぼらしい孤児の男の子ヒースクリフを拾ってきて3人兄弟のように・・・。
父の死後、ヒースクリフにつらくあたるヒンドリー。
耐えるヒース。
やがてキャサリンは隣の屋敷に嫁ぎ、ヒースは絶望のどん底で屋敷を飛び出す。
3年後、すっかり金持ちになって再び現れたヒースは、
借金苦のヒンドリーから屋敷ごと土地財産を乗っ取り、逆に下男のようにこき使う。
アーンショー一家に自分がされた仕打ちへの復讐の鬼と化して・・・。
そんな中キャサリンは心労と病で命が消えつつある。
死の間際再会したヒースとキャサリン。
息を引き取るキャサリンを抱きしめ、ヒースは叫ぶ。
「安らかになど眠るな。自分が生きている限り亡霊にでもなって目の前に出て来い!」と。
こういった物語が、志らく師匠の手にかかると・・・
信心のためお参りにでかけた1人の男が、山梨の鰍沢というところで吹雪で遭難しそうになり、
ようやくたどり着いた大きなお屋敷で「土間の隅でも」と一夜の宿を所望する。
なんとか泊めてもらえることになり、下男に案内された角部屋で寝ていると、
窓の外からこの世のものとは思えない美しい女性が!
肝をつぶした男に屋敷の使用人が、この屋敷の因縁、
そして屋敷の主人とかの女のことについて語るには・・・と。
登場人物が七之助(ヒース)、熊五郎(ヒンドリー)、そしてお菊(キャサリン)・・・と
純江戸風味なのにしっかり作品の世界観が目に浮かぶのには感嘆しました。
(実は、七之助が金持ちになったのは、江戸に出て商売が大成功したのではなく富・・・(笑)。
そして物語を旅人に語った使用人、実は杢・・・)
おっと、あやうくサゲまで口走るところでした^^;。
☆☆☆
昨秋、NAGANO映画祭でお聴きした「たまや」(天国から来たチャンピオン)に続いて、
2作目のシネマ落語でしたが、志らく師匠の映画への愛、
そしてもちろん確かな話術があいまって、
素晴らしい噺でした。また聴きたい!と思った1日でした。
(昨年のNAGANO映画祭にて)
この日の会場には大林監督ご夫妻がいらしていました。
(他にも、先日の舞台つながりでなべさんや細山田くんも)
もちろんご挨拶(笑)。
『その日のまえに』編集作業の真っ只中で監督タイヘンなご様子でした。
今日も抜け出してホールにかけつけたとのこと。
(恭子プロデューサーのお話では、
なかなか面白く仕上がりつつあるので楽しみにしていてほしい、とのことです。)
落語を満喫したあと、
「作品の完成を楽しみにしている」
旨お伝えするとともにもう一度ご挨拶して失礼してきました。
最後に、先の舞台「あした 愛の名言集」、
8/22(金)24:45~NHK衛星第2(BS-2)ミッドナイトステージ館にて放映されます。
劇場に足を運べなかった皆様、こちらもお楽しみに^^。

「嵐が丘」については小生、学生時代に英語の原作を読み、
以前新橋演舞場で松たか子さん座長の新春公演として上演されたものも観ており、
内容はよく分かっていましたが・・・。
イギリスのとある地方、
風の強い通称「嵐が丘」という高台にあるお屋敷に暮らす裕福なアーンショー一家、
そこに暮らすヒンドリー・キャサリン兄妹のもとに、
ある日父がみすぼらしい孤児の男の子ヒースクリフを拾ってきて3人兄弟のように・・・。
父の死後、ヒースクリフにつらくあたるヒンドリー。
耐えるヒース。
やがてキャサリンは隣の屋敷に嫁ぎ、ヒースは絶望のどん底で屋敷を飛び出す。
3年後、すっかり金持ちになって再び現れたヒースは、
借金苦のヒンドリーから屋敷ごと土地財産を乗っ取り、逆に下男のようにこき使う。
アーンショー一家に自分がされた仕打ちへの復讐の鬼と化して・・・。
そんな中キャサリンは心労と病で命が消えつつある。
死の間際再会したヒースとキャサリン。
息を引き取るキャサリンを抱きしめ、ヒースは叫ぶ。
「安らかになど眠るな。自分が生きている限り亡霊にでもなって目の前に出て来い!」と。
こういった物語が、志らく師匠の手にかかると・・・
信心のためお参りにでかけた1人の男が、山梨の鰍沢というところで吹雪で遭難しそうになり、
ようやくたどり着いた大きなお屋敷で「土間の隅でも」と一夜の宿を所望する。
なんとか泊めてもらえることになり、下男に案内された角部屋で寝ていると、
窓の外からこの世のものとは思えない美しい女性が!
肝をつぶした男に屋敷の使用人が、この屋敷の因縁、
そして屋敷の主人とかの女のことについて語るには・・・と。
登場人物が七之助(ヒース)、熊五郎(ヒンドリー)、そしてお菊(キャサリン)・・・と
純江戸風味なのにしっかり作品の世界観が目に浮かぶのには感嘆しました。
(実は、七之助が金持ちになったのは、江戸に出て商売が大成功したのではなく富・・・(笑)。
そして物語を旅人に語った使用人、実は杢・・・)
おっと、あやうくサゲまで口走るところでした^^;。
☆☆☆
昨秋、NAGANO映画祭でお聴きした「たまや」(天国から来たチャンピオン)に続いて、
2作目のシネマ落語でしたが、志らく師匠の映画への愛、
そしてもちろん確かな話術があいまって、
素晴らしい噺でした。また聴きたい!と思った1日でした。
(昨年のNAGANO映画祭にて)
この日の会場には大林監督ご夫妻がいらしていました。
(他にも、先日の舞台つながりでなべさんや細山田くんも)
もちろんご挨拶(笑)。
『その日のまえに』編集作業の真っ只中で監督タイヘンなご様子でした。
今日も抜け出してホールにかけつけたとのこと。
(恭子プロデューサーのお話では、
なかなか面白く仕上がりつつあるので楽しみにしていてほしい、とのことです。)
落語を満喫したあと、
「作品の完成を楽しみにしている」
旨お伝えするとともにもう一度ご挨拶して失礼してきました。
最後に、先の舞台「あした 愛の名言集」、
8/22(金)24:45~NHK衛星第2(BS-2)ミッドナイトステージ館にて放映されます。
劇場に足を運べなかった皆様、こちらもお楽しみに^^。
第25回高崎映画祭の授賞式
ららヨコハマ映画祭
ミューズ シネマ・セレクション 特別対談と落語の夜
2月17日...山村浩二自選傑作集他上映
2011年第25回高崎映画祭
アニメーションの世界 動く絵のコミュニケーション力
ららヨコハマ映画祭
ミューズ シネマ・セレクション 特別対談と落語の夜
2月17日...山村浩二自選傑作集他上映
2011年第25回高崎映画祭
アニメーションの世界 動く絵のコミュニケーション力
2008年08月22日 Posted byひがしざわ at 08:00 │Comments(0) │各地映画祭巡り
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。