「星の降る里芦別映画学校」受け継がれる「ふるさと」への想い②
◇その2:開会宣言、17回目のただいま。
梅田・実行委員長さまの挨拶&開会宣言。
「第17回星の降る里芦別映画学校にようこそ。
実行委員会からお礼を申し上げます。まず嬉しいご報告が。」と始まったご挨拶。
長年の夢、念願の芦別映画製作とこれまでの支援・協力へのお礼、
そして、実現まで皆で頑張りましょう、とアツく訴えられました。
更に鈴木評詞さんの13回忌であることに言及し、大林監督を芦別にお連れして皆に引き合わせ、
素晴らしい出会いを与えてくれたことへ感謝の念をこめ、皆で黙祷を捧げました。
「彼も喜んで見てくれているでしょう。
校長が色紙に書いて下さる『映画は穏やかな一日をつくる』の言葉通り穏やかな日です。
皆さまと共にふるさとを想い、心に灯りがともりますように。」(拍手)
林・芦別市長さまのご挨拶をはさみ、いよいよ大林校長先生登場です^^。
(以下、宣:大林監督、鶴:鶴太郎さん、長:長谷川さん、
細:細山田さん、は:はくどうさん、中:中島さん、恭:恭子さん)
宣「ただいま、17回目の帰省です。日本は文明や経済を大切にし過ぎて、
文化やふるさとの誇りを忘れがちだったけれど、
ずっと続くこの映画学校は皆さまのふるさとへの強い愛の証、心から敬意を表します。
時がたつのは早く、もう評詞くんの13回忌。今朝も墓参りしました。では・・・。
今年の特別講師・片岡鶴太郎さんどうぞ。今や大画伯ですが今日はツルちゃんと呼びます。」
鶴(鶴太郎さん登壇)「(照れながら)こんにちは。この映画は21年前、33歳の時でしたね。」
宣「お互い若かった(笑)。あの映画が俳優デビューでしたね。」
鶴「俳優として生きるきっかけとして、いろいろな体験をさせていただきました。」
宣「映画学校では毎年新作上映とそれにまつわるゲストを呼んできたけれど、
今回は開校前の作品です。
初めての方にも楽しんでいただけると思います。一言で親孝行の映画でしょうか。」
鶴「私も試写室で初めて観た時、自分が出演しているのを忘れて号泣しました。」
宣「上映後、全国から久々に両親の墓参りに行ったと手紙をいただきました。
そうそう、いよいよ始まる映画、題名も決まってませんが、早速出演の約束をしてもらいました(笑)。」
鶴「<ここにいるということは出演してくれるんだよね><は、はい>と(笑)。」(拍手)
宣「続いて長谷川孝治さん。日本を代表する劇作家・演出家で今回シナリオをお願いします。
(長谷川さん登壇)青森県立美術館の舞台芸術総監督をされています。」
長「もともと教員でしたが異動で博物館所属に。公務員舞台監督は日本で1人でしょう(笑)。」
宣「青森も大変文化が高く、太宰治生誕100年、彼が生まれ育ったふるさとの駅を舞台に
『津軽』というお芝居が上演されました。その脚本演出が長谷川さん。
風雨次第で中止という大胆な企画でとても素晴らしく、
観たプロデューサーの恭子さんもほれ込んで今回足をお運びいただきました。
具体的にはまだ、何も決まっていませんよね。」
長「白紙ですが、家族の物語で、主人公がふるさと芦別に帰り・・・とは考え始めています。」
宣「ツルちゃんも長谷川さんとつながりがあるとか。」
鶴「青森県立郷土館で展覧会をした際、県立美術館所蔵のシャガールがどうしても見たくて。
そうしたら今日またこういう形でご縁があって。」
宣「バラバラに集まったのにね。映画は縁が作るものだと実感します。
そして「なごり雪」「22才の別れ」「理由」「転校生さよならあなた」と作品では
お馴染みの細山田隆人くん。
(細山田さん登壇)芸暦は長いんだよね。」
細「4歳から子役をしていましたので、今年20年目です(笑)。」
宣「ツルちゃんに引き合わせようとしたら、<ボクもう共演してます>と(笑)。」
細「子役時代刑事ドラマでお世話になりました。またお会いできたのもご縁かなと(笑)。」
宣「本当に縁は面白いね。レギュラー講師の小林はくどうさんと中島洋さんどうぞ。(お二方登壇)
日本のビデオ映像界をリードされるはくどう先生も<ただいま>ですね。
ツルちゃんを京都駅で良く目にしているとか?」
は「5、6年目ですからただいま、ですね(笑)。
鶴太郎さんのことはただ見かけただけです(笑)。
昔、ある俳優さんを知人に紹介されて<しばらく。お元気でしたか。>と声をかけたんです。
先方も話を合わせてくれましたが、よく考えたら初対面。そういうことありますよね?」(爆笑)
宣「映画は生活の一部だから銀幕の中の人も友達になるね。
そして日本の映画発祥の地・神戸で生まれ、北海道が気に入り今札幌で
映画館シアターキノを経営されている中島洋さんです。
ふるさとビデオも毎年審査いただいてます。」
中「今回の映画では、製作の裏方をぜひ。よろしくお願いします。」(拍手)
宣「長谷川さんを皆に紹介しようと思ったら皆旧知の仲とか。ここでも縁が結ばれてます。
最後にわがパートナー恭子さん。(恭子さん登壇)
彼女のずっと気にしていたのが芦別映画のこと。
やっと実現できそうだね。」
恭「第20回を迎える時、100年残る作品として上映できれば。
長谷川先生と監督に、来年までに脚本をあげていただき、翌年製作準備、その翌年撮影。
皆さまよろしくお願いします。」(拍手)
宣「亭主として感動してます(笑)。去年まで挨拶を勧めても遠慮気味でしたが、
今年は見事にプロデューサー。評詞くんや皆さんの約束が果たせず辛い思いもしていたでしょう。
さて、例年はこの後皆さんとお酒を呑んだりお話できるのですが東京に引き返さねばなりません。
賞(章)をお国からいただけるそうで。(拍手)
自慢話です。(どっと爆笑)。私でなく皆さんの、自慢話ですよ。
<長年にわたる実験的かつ独自の映画作りに対して>というのがご褒美の理由。
普通映画は映画会社が企画しますが、我々は皆さんのふるさとにお邪魔して風土に触れ、
言葉を交わして映画を撮る。
そういう手法を国が評価してくれたのは、経済や文明だけでなく、
人々の心や工夫が生むふるさとや文化を大切にするようになった表れ。
私が代表でいただきますが、賞を生んでくださったのは皆さん。
誇りを持って、未来の子供たち、ふるさとの発展のために映画を実現させる時がきたのです。
皆さんありがとう。そして、おめでとうございます。(拍手)
では「異人たちとの夏」ごゆっくりご覧ください。
(「異人たちとの夏」上映へ。監督は満天の星の図柄の校旗を指差し)評詞くんデザインです。
星の絵を描いてと言われて描いたら校旗になりました。星の降る里芦別映画学校開校です。」
(続く)
しげぞー
梅田・実行委員長さまの挨拶&開会宣言。
「第17回星の降る里芦別映画学校にようこそ。
実行委員会からお礼を申し上げます。まず嬉しいご報告が。」と始まったご挨拶。
長年の夢、念願の芦別映画製作とこれまでの支援・協力へのお礼、
そして、実現まで皆で頑張りましょう、とアツく訴えられました。
更に鈴木評詞さんの13回忌であることに言及し、大林監督を芦別にお連れして皆に引き合わせ、
素晴らしい出会いを与えてくれたことへ感謝の念をこめ、皆で黙祷を捧げました。
「彼も喜んで見てくれているでしょう。
校長が色紙に書いて下さる『映画は穏やかな一日をつくる』の言葉通り穏やかな日です。
皆さまと共にふるさとを想い、心に灯りがともりますように。」(拍手)
林・芦別市長さまのご挨拶をはさみ、いよいよ大林校長先生登場です^^。
(以下、宣:大林監督、鶴:鶴太郎さん、長:長谷川さん、
細:細山田さん、は:はくどうさん、中:中島さん、恭:恭子さん)
宣「ただいま、17回目の帰省です。日本は文明や経済を大切にし過ぎて、
文化やふるさとの誇りを忘れがちだったけれど、
ずっと続くこの映画学校は皆さまのふるさとへの強い愛の証、心から敬意を表します。
時がたつのは早く、もう評詞くんの13回忌。今朝も墓参りしました。では・・・。
今年の特別講師・片岡鶴太郎さんどうぞ。今や大画伯ですが今日はツルちゃんと呼びます。」
鶴(鶴太郎さん登壇)「(照れながら)こんにちは。この映画は21年前、33歳の時でしたね。」
宣「お互い若かった(笑)。あの映画が俳優デビューでしたね。」
鶴「俳優として生きるきっかけとして、いろいろな体験をさせていただきました。」
宣「映画学校では毎年新作上映とそれにまつわるゲストを呼んできたけれど、
今回は開校前の作品です。
初めての方にも楽しんでいただけると思います。一言で親孝行の映画でしょうか。」
鶴「私も試写室で初めて観た時、自分が出演しているのを忘れて号泣しました。」
宣「上映後、全国から久々に両親の墓参りに行ったと手紙をいただきました。
そうそう、いよいよ始まる映画、題名も決まってませんが、早速出演の約束をしてもらいました(笑)。」
鶴「<ここにいるということは出演してくれるんだよね><は、はい>と(笑)。」(拍手)
宣「続いて長谷川孝治さん。日本を代表する劇作家・演出家で今回シナリオをお願いします。
(長谷川さん登壇)青森県立美術館の舞台芸術総監督をされています。」
長「もともと教員でしたが異動で博物館所属に。公務員舞台監督は日本で1人でしょう(笑)。」
宣「青森も大変文化が高く、太宰治生誕100年、彼が生まれ育ったふるさとの駅を舞台に
『津軽』というお芝居が上演されました。その脚本演出が長谷川さん。
風雨次第で中止という大胆な企画でとても素晴らしく、
観たプロデューサーの恭子さんもほれ込んで今回足をお運びいただきました。
具体的にはまだ、何も決まっていませんよね。」
長「白紙ですが、家族の物語で、主人公がふるさと芦別に帰り・・・とは考え始めています。」
宣「ツルちゃんも長谷川さんとつながりがあるとか。」
鶴「青森県立郷土館で展覧会をした際、県立美術館所蔵のシャガールがどうしても見たくて。
そうしたら今日またこういう形でご縁があって。」
宣「バラバラに集まったのにね。映画は縁が作るものだと実感します。
そして「なごり雪」「22才の別れ」「理由」「転校生さよならあなた」と作品では
お馴染みの細山田隆人くん。
(細山田さん登壇)芸暦は長いんだよね。」
細「4歳から子役をしていましたので、今年20年目です(笑)。」
宣「ツルちゃんに引き合わせようとしたら、<ボクもう共演してます>と(笑)。」
細「子役時代刑事ドラマでお世話になりました。またお会いできたのもご縁かなと(笑)。」
宣「本当に縁は面白いね。レギュラー講師の小林はくどうさんと中島洋さんどうぞ。(お二方登壇)
日本のビデオ映像界をリードされるはくどう先生も<ただいま>ですね。
ツルちゃんを京都駅で良く目にしているとか?」
は「5、6年目ですからただいま、ですね(笑)。
鶴太郎さんのことはただ見かけただけです(笑)。
昔、ある俳優さんを知人に紹介されて<しばらく。お元気でしたか。>と声をかけたんです。
先方も話を合わせてくれましたが、よく考えたら初対面。そういうことありますよね?」(爆笑)
宣「映画は生活の一部だから銀幕の中の人も友達になるね。
そして日本の映画発祥の地・神戸で生まれ、北海道が気に入り今札幌で
映画館シアターキノを経営されている中島洋さんです。
ふるさとビデオも毎年審査いただいてます。」
中「今回の映画では、製作の裏方をぜひ。よろしくお願いします。」(拍手)
宣「長谷川さんを皆に紹介しようと思ったら皆旧知の仲とか。ここでも縁が結ばれてます。
最後にわがパートナー恭子さん。(恭子さん登壇)
彼女のずっと気にしていたのが芦別映画のこと。
やっと実現できそうだね。」
恭「第20回を迎える時、100年残る作品として上映できれば。
長谷川先生と監督に、来年までに脚本をあげていただき、翌年製作準備、その翌年撮影。
皆さまよろしくお願いします。」(拍手)
宣「亭主として感動してます(笑)。去年まで挨拶を勧めても遠慮気味でしたが、
今年は見事にプロデューサー。評詞くんや皆さんの約束が果たせず辛い思いもしていたでしょう。
さて、例年はこの後皆さんとお酒を呑んだりお話できるのですが東京に引き返さねばなりません。
賞(章)をお国からいただけるそうで。(拍手)
自慢話です。(どっと爆笑)。私でなく皆さんの、自慢話ですよ。
<長年にわたる実験的かつ独自の映画作りに対して>というのがご褒美の理由。
普通映画は映画会社が企画しますが、我々は皆さんのふるさとにお邪魔して風土に触れ、
言葉を交わして映画を撮る。
そういう手法を国が評価してくれたのは、経済や文明だけでなく、
人々の心や工夫が生むふるさとや文化を大切にするようになった表れ。
私が代表でいただきますが、賞を生んでくださったのは皆さん。
誇りを持って、未来の子供たち、ふるさとの発展のために映画を実現させる時がきたのです。
皆さんありがとう。そして、おめでとうございます。(拍手)
では「異人たちとの夏」ごゆっくりご覧ください。
(「異人たちとの夏」上映へ。監督は満天の星の図柄の校旗を指差し)評詞くんデザインです。
星の絵を描いてと言われて描いたら校旗になりました。星の降る里芦別映画学校開校です。」
(続く)
しげぞー
第25回高崎映画祭の授賞式
ららヨコハマ映画祭
ミューズ シネマ・セレクション 特別対談と落語の夜
2月17日...山村浩二自選傑作集他上映
2011年第25回高崎映画祭
アニメーションの世界 動く絵のコミュニケーション力
ららヨコハマ映画祭
ミューズ シネマ・セレクション 特別対談と落語の夜
2月17日...山村浩二自選傑作集他上映
2011年第25回高崎映画祭
アニメーションの世界 動く絵のコミュニケーション力
2010年01月21日 Posted byひがしざわ at 08:00 │Comments(0) │各地映画祭巡り
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。