信州の電車

ロケ地めぐり 第15回 
<信州の電車>長野電鉄

「転校生」は舞台が長野ということで、信州の電車として長野電鉄が何度も出てきます。

出てくる電車の走る方向は「上り」「下り」いろいろでしたが、
いずれも背景に信州の綺麗な山並みを入れたものでした。
(最初の高所からの俯瞰は信濃吉田駅近辺の高層マンションから?)

オープニングの鉄橋。信濃竹原駅から少し歩いたところにある夜間瀬橋です。
背景に北志賀・高社山が見えて景色がとてもよい場所です。ちょうど同じ2000型D編成がやってきました。

信州の電車
信州の電車


リンゴ畑を駆け抜けてゆくのもこのD編成でした。

ちなみに、このタイプの車両はもともと4本ありましたが、老朽化などで除々に引退、
今はA、D編成の2本が残っています。
見分け方は簡単。グレーのスカートを履いているのがD編成、そうでないのがA編成です。
りんご畑のシーンでよく分かります。D編成、この夏までの塗色(=映画)と現在の色(リンゴ色)です。

信州の電車

信州の電車


一夫と母の2人が座ったのは3両編成の中間車、真ん中。
この車両、椅子は両端からお見合い型に固定されいます。
「中間車」の根拠は・・・下の写真。中間車と先頭車です。
見比べてみてください。
窓の数が窓1つ分違うためこのように壁の位置がずれます。
映画では窓が「田」の字型になってましたよね^^。

信州の電車
信州の電車


最寄り駅は<善光寺下>と<本郷>の間にある設定ですが、アケミをカズミと弘が出迎えたのは小布施駅。
ホームに入ってきたのは湯田中発長野行き「上り」。
アケミは尾道からの長旅に疲れて乗り過ごし終点の湯田中から帰ってきたの?
などというジョークは別として^^;、やはりキレイな山並みを背景にしたかったのでしょうね。

このシーンに登場したのは先ほどとは違うA編成(2002号の文字が見えます)。
今は茶色(マルーン)になっています。

アケミが音符の傘とかばん、お土産をかかえて降りてきたのは、先頭車後ろ寄りのドアでした。

信州の電車


「一夫!」
「吉野・・・アケミさんですか?」

「なるほど。一夫そのものだ。って、そりゃそうか。肉体は一夫そのものだものね。」
「じゃ、メールしたこと、理解していただいたんですね。」
「うん。だって君は確かに一夫じゃない。」
「そうか、君も一夫くんのこと分かるんだ。」

「はじめまして。わたし斉藤一美です。こちら同級生の山本弘君です。」「よろしく。」
「じゃあ、私の恋敵になるわけだ。」「はい。」

信州の電車


ここから歩くと善光寺参道脇の「法然通り」と。
(深夜の逃避行シーンではワゴン車が走り抜ける通り。)

信州の電車
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しげぞー


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2007年10月22日 Posted byひがしざわ  at 08:00 │Comments(2)ロケ地巡り

この記事へのコメント
(最初の高所からの俯瞰は信濃吉田駅近辺の高層マンションから?)
そうです。複合ビルです。撮影当日の管理当番だった私は、撮影クルーをご案内いたしました。ですから上映を楽しみしていましたが、とうとう実現できずじまいに終わりました。
Posted by wakasa13 at 2009年11月14日 09:53
wakasa13様、川巡りだけでなく、
「転校生 さよならあなた」の撮影でもご縁があったとは。
とてもびっくりで、そしてとても嬉しい出会いです。
コメントありがとうございました。
Posted by ひがしざわ at 2009年11月17日 23:09
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