第18回星の降る里芦別映画学校ふるさとへの想いはどこまでも⑫
第18回星の降る里芦別映画学校~「ふるさと」への想いはどこまでも~
◇その12:芦別映画、これからに向けて。
宣「さて、いよいよ芦別映画が動き始めました。
20年が近づくなか、評詞くんや皆さんの想いを受けて、
どうすれば応えられるか恭子プロデューサーはずっと考え続けていて、
長谷川さんの作品にたどり着いたんです。まず恭子さんから。」
恭「長谷川さんに出会えたことが芦別映画に踏み切るきっかけとなりました。
どういう作品になるかまだ分かりませんが、長谷川さんには早い時期に準備稿をいただいて、
役者さんやスタッフ・・・一番大変なのは予算ですが(笑)決めてゆきます。
皆さんとご一緒に、ずっと心に残る映画を作りたいと思っています。」
宣「では長谷川さん。」
長「大きなストーリーは・・・
(あらすじにかかわるお話をされましたが、ネタバレなので控えます^^。)
1つだけ言えるのは、エリアを限定せず
全国どこでもあてはまる普遍的な物語として描こうということ。
それを監督に作品として仕上げていただくなかで
芦別ならではの魅力が浮かび上がったらと思っています。」
宣「<映画の学校>といって、学校では学べない
人の生き方や社会のあり方を学べるのが昔の映画の良さでした。
最近は映画もだんだん小津さんのいう<流行に従い>過ぎて、
重要な道徳や、自分に従うべき芸術のようなものが失われてきています。
映画だけではなく日本中が何か大切なものを失ってきている。
私たちが映画を通じて、失った大切なものやこれから生かしてゆくべきもの、
未来に生きる子供たちのためどんな世の中を作ってゆくか学ぶのはとても大切です。
芦別からそういう映画を作ってゆきましょう。
私たちが作るのではなく、皆さんと一緒にこしらえたいと思います。よろしくお願いします。
梅田さん、皆さんのご努力でここにたどり着きました。嬉しいですね。」
梅「12年前参加されたオ・ミポさんが監督さんになりこうして作品とともに帰ってきてくださる。
素人ばかりの我々ですが、18年映画学校の目指してきたものが素晴らしいんだと、
今改めて感激しています。
私たちが何をできるのかずっと考えていましたが、大林校長先生やゲストの皆さんのお話を聞いて、
少しずつ悩みが解けてきたような気がします。
いよいよ映画を作る段階になるともっと大きな山や峠を越えてゆかなければなりませんね。」
宣「ありがとうございます。では、はくどうさん、最後に一言どうぞ。」
は「ふるさとビデオに関わるなかで<ふるさととは?>と考えるようになりました。
皆それぞれのふるさとがある。蓄えられてきたビデオ作品の
ライブラリをどう活用するかも考える時期にきています。
来年は19年、そして20年。
今までの受賞作を集めた同窓会的な呼びかけをするのもよいでしょう、もちろん参加は自費で(笑)。
それなら今から呼びかけてゆこうか、という話も出ています。」
宣「20回目が楽しみですね。芦別は北海道の一ふるさとですが、
全国からふるさとのお土産を手に参加くださることでしょう。
今日から来年に向けて準備を始められます。
今日も会場を埋めてくださった皆さんの心がこの学校を豊かにしてくれました。
心からお礼申し上げます。
では最後にメインゲストのオ・ミポさんからメッセージを。」

呉「監督と恭子さんから、一緒に芦別に帰りましょう、映画を持ってとお誘いを受けて、
初めて芦別に来てから12年のあれこれを思い出しました。
昨日ここに着くとますますいろいろな記憶が呼び戻されたばかりか、
当時の想いなども甦って懐かしかったです。
『オカンの嫁入り』はまだ出来立てですが、
今日のことも含めて皆さんそして私自身の記憶にもとどめられる幸せをひしひし感じます。
本当にありがとうございました。」
(大きな拍手、スタッフから花束贈呈。)

宣「以上で今年の映画学校は閉校です、ありがとうございました。おーい評詞くん・・・。
ありがとう!見守っていてね。」(場内途切れることのない拍手のなか、皆さん退場です。)
終了後、監督、恭子さんはじめお世話になった実行委員の方々にご挨拶して会場を後に。
陽が落ち真っ暗になった町を駅に向かい、列車を乗り継いで新千歳経由で帰京、
家に着いたのは今回も24時過ぎでした。
今回も痛感したのは行政と民間どちらも大事だということ。
どちらか一方が抜けても、方向性が異なってもうまくゆきません。
景気動向に大きく左右される民間だけでは限界があり、
かといって、行政が単なる年中行事として義務・形式的に淡々と進め、
街の皆さまがそっぽを向いても方向を誤ります。
それぞれ強みと弱み、特性を生かしつつ補い合って、
手を携えながら一歩一歩進んでいる空気(と決意)が、芦別の取り組みから感じられます。
どこの街でも、生まれ育ち、暮らしている街に対して皆さま多かれ少なかれ想いを抱き「ふるさと」を大切にしていること。
より魅力的にしたいと願っていること。
アプローチや手法こそ違えどどれも崇高で素晴らしい取り組みとして尊重されるべきです。
方向性の違いで時にはぶつかることもあるでしょう。
何事にも熱意と勢い、タイミングは大事ですが、
「やったもの勝ち」で一部の方だけ突っ走ることは避けなければなりません。
(ある街では、イベントを強行したものの事前調整を怠り、感情面の摩擦など禍根を残したり、
また別の街では、企画の方向性そのものが当初の話からあさっての方向に向かって
とうとう立ち消えになったことがあったとか。
臨機応変は是ですが行き当たりばったりは・・・。)
官民・官官・民民問わずよくよく議論を尽くし、落としどころを見つけてコンセンサスをとり
総意をもって進めてゆくことがなにより大切なのでしょうね。
地に足がついた取り組み、19、20回と芦別はこれからも、着実に歩を進めてゆかれる
でしょうし、そうあってほしいものです^^。
しげぞー
◇その12:芦別映画、これからに向けて。
宣「さて、いよいよ芦別映画が動き始めました。
20年が近づくなか、評詞くんや皆さんの想いを受けて、
どうすれば応えられるか恭子プロデューサーはずっと考え続けていて、
長谷川さんの作品にたどり着いたんです。まず恭子さんから。」
恭「長谷川さんに出会えたことが芦別映画に踏み切るきっかけとなりました。
どういう作品になるかまだ分かりませんが、長谷川さんには早い時期に準備稿をいただいて、
役者さんやスタッフ・・・一番大変なのは予算ですが(笑)決めてゆきます。
皆さんとご一緒に、ずっと心に残る映画を作りたいと思っています。」
宣「では長谷川さん。」
長「大きなストーリーは・・・
(あらすじにかかわるお話をされましたが、ネタバレなので控えます^^。)
1つだけ言えるのは、エリアを限定せず
全国どこでもあてはまる普遍的な物語として描こうということ。
それを監督に作品として仕上げていただくなかで
芦別ならではの魅力が浮かび上がったらと思っています。」
宣「<映画の学校>といって、学校では学べない
人の生き方や社会のあり方を学べるのが昔の映画の良さでした。
最近は映画もだんだん小津さんのいう<流行に従い>過ぎて、
重要な道徳や、自分に従うべき芸術のようなものが失われてきています。
映画だけではなく日本中が何か大切なものを失ってきている。
私たちが映画を通じて、失った大切なものやこれから生かしてゆくべきもの、
未来に生きる子供たちのためどんな世の中を作ってゆくか学ぶのはとても大切です。
芦別からそういう映画を作ってゆきましょう。
私たちが作るのではなく、皆さんと一緒にこしらえたいと思います。よろしくお願いします。
梅田さん、皆さんのご努力でここにたどり着きました。嬉しいですね。」
梅「12年前参加されたオ・ミポさんが監督さんになりこうして作品とともに帰ってきてくださる。
素人ばかりの我々ですが、18年映画学校の目指してきたものが素晴らしいんだと、
今改めて感激しています。
私たちが何をできるのかずっと考えていましたが、大林校長先生やゲストの皆さんのお話を聞いて、
少しずつ悩みが解けてきたような気がします。
いよいよ映画を作る段階になるともっと大きな山や峠を越えてゆかなければなりませんね。」
宣「ありがとうございます。では、はくどうさん、最後に一言どうぞ。」
は「ふるさとビデオに関わるなかで<ふるさととは?>と考えるようになりました。
皆それぞれのふるさとがある。蓄えられてきたビデオ作品の
ライブラリをどう活用するかも考える時期にきています。
来年は19年、そして20年。
今までの受賞作を集めた同窓会的な呼びかけをするのもよいでしょう、もちろん参加は自費で(笑)。
それなら今から呼びかけてゆこうか、という話も出ています。」
宣「20回目が楽しみですね。芦別は北海道の一ふるさとですが、
全国からふるさとのお土産を手に参加くださることでしょう。
今日から来年に向けて準備を始められます。
今日も会場を埋めてくださった皆さんの心がこの学校を豊かにしてくれました。
心からお礼申し上げます。
では最後にメインゲストのオ・ミポさんからメッセージを。」
呉「監督と恭子さんから、一緒に芦別に帰りましょう、映画を持ってとお誘いを受けて、
初めて芦別に来てから12年のあれこれを思い出しました。
昨日ここに着くとますますいろいろな記憶が呼び戻されたばかりか、
当時の想いなども甦って懐かしかったです。
『オカンの嫁入り』はまだ出来立てですが、
今日のことも含めて皆さんそして私自身の記憶にもとどめられる幸せをひしひし感じます。
本当にありがとうございました。」
(大きな拍手、スタッフから花束贈呈。)
宣「以上で今年の映画学校は閉校です、ありがとうございました。おーい評詞くん・・・。
ありがとう!見守っていてね。」(場内途切れることのない拍手のなか、皆さん退場です。)
終了後、監督、恭子さんはじめお世話になった実行委員の方々にご挨拶して会場を後に。
陽が落ち真っ暗になった町を駅に向かい、列車を乗り継いで新千歳経由で帰京、
家に着いたのは今回も24時過ぎでした。
今回も痛感したのは行政と民間どちらも大事だということ。
どちらか一方が抜けても、方向性が異なってもうまくゆきません。
景気動向に大きく左右される民間だけでは限界があり、
かといって、行政が単なる年中行事として義務・形式的に淡々と進め、
街の皆さまがそっぽを向いても方向を誤ります。
それぞれ強みと弱み、特性を生かしつつ補い合って、
手を携えながら一歩一歩進んでいる空気(と決意)が、芦別の取り組みから感じられます。
どこの街でも、生まれ育ち、暮らしている街に対して皆さま多かれ少なかれ想いを抱き「ふるさと」を大切にしていること。
より魅力的にしたいと願っていること。
アプローチや手法こそ違えどどれも崇高で素晴らしい取り組みとして尊重されるべきです。
方向性の違いで時にはぶつかることもあるでしょう。
何事にも熱意と勢い、タイミングは大事ですが、
「やったもの勝ち」で一部の方だけ突っ走ることは避けなければなりません。
(ある街では、イベントを強行したものの事前調整を怠り、感情面の摩擦など禍根を残したり、
また別の街では、企画の方向性そのものが当初の話からあさっての方向に向かって
とうとう立ち消えになったことがあったとか。
臨機応変は是ですが行き当たりばったりは・・・。)
官民・官官・民民問わずよくよく議論を尽くし、落としどころを見つけてコンセンサスをとり
総意をもって進めてゆくことがなにより大切なのでしょうね。
地に足がついた取り組み、19、20回と芦別はこれからも、着実に歩を進めてゆかれる
でしょうし、そうあってほしいものです^^。
しげぞー
第25回高崎映画祭の授賞式
ららヨコハマ映画祭
ミューズ シネマ・セレクション 特別対談と落語の夜
2月17日...山村浩二自選傑作集他上映
2011年第25回高崎映画祭
アニメーションの世界 動く絵のコミュニケーション力
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2011年01月27日 Posted byひがしざわ at 08:00 │Comments(0) │各地映画祭巡り
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