高崎映画祭授賞式 中編

華やかなファンファーレのあと緞帳が上がり、司会のラジオ高崎の女性アナウンサーが登場。
まずは高崎映画祭運営委員長の大宮登氏と、
来賓を代表して高崎市長松浦幸雄氏が来場者に挨拶。

お二人の挨拶に続いて、今回の各受賞者関連作品の劇場予告編が上映されました。

映画作品の面白さがギュッと凝縮された予告編を観るのもまた楽しいですよね。
『バッテリー』に続いて、2番目にはもちろん『転校生さよならあなた』の予告編も。
拙者、実は『転校生さよならあなた』の予告編をスクリーンで観るのは、今回が初めてだったりします。

そして、司会者がひとりひとりの名前を読み上げ、受賞者12人がそろって登壇。

この日はあいにく欠席された林遣都さん(最優秀新人男優賞)はビデオレターで、
松田龍平さん(最優秀助演男優賞)は映画祭スタッフの苦労を気遣う
レターメッセージを会場に寄せられていました。

さて、蓮佛美沙子さんは、先日のキネマ旬報ベストテン表彰式に引き続き、
林さんではありませんが、これまた『バッテリー』で共演された仲の
山田健太さん(最優秀新人男優賞)に続いて2人目に登壇。

この日は、まさにこの季節の桜をイメージした、白とピンクのノースリーブのワンピース姿。
色白でほのかにピンク色に染まった蓮佛さんのきれいな肌の色と相まって、
まるで目の前に満開の桜花が咲いたような、そんなさわやかな風を場内に運んでくれました。
その一方で、大きく胸元と背中が開いていて、ちょっとドキッとさせる、そんな大人っぽさも。

蓮佛さん、どんどん魅力的な大人の女性になっていくんだね。

高崎映画祭授賞式 中編

そして、この日もまた、かなり緊張をされているようでした。(^^ゞ
それでも、最初に『バッテリー』そして6月公開予定の『ダイブ!!』で
共演した知人でもある林遣都さんのビデオレターを懐かしそうに眺めて、少し緊張もほぐれた様子。

でも、やっぱり贈呈式で前に出る時は、手と足が同時に出そうな感じでぎこちなく歩かれていました。
そんな蓮佛さんも、賞状を受け取るときには、本当に心の底から嬉しそうに
“ハニカんで”いたのがとっても印象に残りました。

この高崎映画祭で非常に特徴的なのは、ひとりひとりの賞状に
授賞の選定理由が書かれていることです。
(全文が読み上げられます。)

蓮佛さんの授賞理由には…
『男女が入れ替わるという難しい役柄を、まさしく体当たりで臨まれた姿は、
瑞々しく、清々しいものでした。とても伸びやかで堂々たる演技であり、
表現者としての素質を感じさせました。よって…』とのこと。

そしてクリスタルガラス製のトロフィーを受け取ると、今回もまたその重さにびっくりされているよう。
(最優秀主演男優賞の濱田岳さんも、
「このトロフィーの意外な重さにびっくりしています。」と挨拶で触れられていました。)

『蓮佛美沙子です。こんばんは。
本日は、このような素晴らしい賞をいただきありがとうございます。
今回の受賞は、周りにいるたくさんの人たちの支えがあったからこそのおかげだと感謝しています。
そして、このような賞をいただくことは、私自身にとって自信にもなります。
最近は、賞をいただく機会が何度かあり、その度にたくさんの大切な気持ちに触れることができました。
これからも観ていただいている人の心に響くような、そんな演技をしていきたいです。』
と力強く挨拶を述べられました。

そして、席に戻られてからは、他の受賞者の授賞理由や
挨拶のひと言ひと言に頷きながら、真剣な眼差しで自分のものにしようと聴かれていた姿に、
蓮佛さんの映画に対する真摯さや向上心があふれていました。

また、ウイットに富んだ挨拶には、ときおり笑顔も見せられていました。

最後は、高崎と言えばこれ、恒例の上州高崎・茂田ダルマの進呈式。
受賞者の名前入りの赤いダルマが皆さんに贈られます。
意外なプレゼントの登場に、蓮佛さんも隣の山田健太さんと楽しそうに(珍しそうに?)談笑されていました。
退場の際は、じーっとダルマの顔とにらめっこしながら舞台を後にされていました。
蓮佛さん、もしかして「高崎=ダルマ」のつながりは知らなかったかな。(鳥取市ご出身なだけに?)

高崎映画祭授賞式 中編
<受賞者に贈られたものとは直接の関係はありません・笑>

つづく

りょう


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2008年04月08日 Posted byひがしざわ  at 08:00 │Comments(3)各地映画祭巡り

この記事へのコメント
蓮佛さんのブログ、『☆ヒロイン誕生物語☆』にも、昨日、高崎映画祭授賞式のお話しがアップされていましたね。
日記でも触れている「表彰状」の写真も出ています♪

ちなみに、蓮佛さんの授賞理由、りょうの日記中のものは、間違ってはいけないと思い、公式パンフレットから抜粋したものなので(記憶しきれなかったのもありまして…)、表彰状とはちょっと文面が違ってたみたいですね。(^^ゞ
失礼いたしました。。

…と言うことで、蓮佛さんのブログも、ぜひ併せてご覧ください。
アドレスはこちら →
http://blogs.yahoo.co.jp/miss_phoenix/folder/1459163.html
Posted by りょう at 2008年04月08日 12:34
りょうさま
今回も、会場の内外に漂う雰囲気や空気感まで、読んでいるだけで自分がその場にいるような感覚になるレポ、ありがとうございます。(事情で行けなかっただけに一層ありがたいです(^O^)/)
やはりサポーターりょうさまならではですね。
後編も楽しみにしています。
Posted by しげぞー at 2008年04月08日 21:20
お一人ずつ、授賞の賞状の文章が違っていたことに
高崎映画祭様の細やかな運営を改めて感じました。
その美しい文章にも感銘をうけました。
Posted by ひがしざわ at 2008年04月10日 13:07
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