【戦慄迷宮3D~舞台挨拶】 後編

そして、リレートークも時間となり、
「1日をかけて5館を巡った今日の舞台挨拶の最後の最後に、
観客の皆さんにひと言メッセージをお願いします」と、
司会者からふられた柳楽さん。
「最後だからしっかりやりたいなぁ。あっ、でも皆さん観終わっているんですよね。
予想外だったなぁ。楽屋で上映前だと思って仕込んできてしまった。
こういう時、頭の回転遅いんだよなぁ。何をしようかなぁ」と、
隣の勝地さんと後ろを向いて打ち合わせに入ってしまう柳楽さん。
途中、立体漫才やアカレンジャーのアイデアも飛び出し…
その時間を利用して、監督から「結婚される前のお気持ちを」とふられた前田さん。
その仕草のひとつひとつが、とってもチャーミングな前田愛さんでした。
…と柳楽さんの仕込みも終わったようで
「3Dの映像が凄いぜ、ストーリーも面白いぜ、いいじゃん!って
思った人は手をあげてください」と客席に聞く柳楽さん。
(と満場一致で手をあげる観客たち)
「これはやばいっすね。大ヒット間違いなし」と喜ぶ柳楽さん。
「以上です」
えっ…これだけ?(笑)
「じゃあ、本当の締めを蓮佛さんから」と監督。
突然のご氏名に「えっ…」と不安そうな表情を浮かべる蓮佛さん。
「これ、何か面白いことをしなくちゃいけないですか?
でも、できないです、できないです。本当にわからないです、わからないです…」
とかなり動揺している様子。頑張れ!蓮ちゃん。o(^-^)o
「皆さんに手をあげていただけて、凄くうれしかったです。
ですので、3回ぐらい観にいってください。」
…と、無難にまとめられたね、蓮ちゃん。(^_^)v
(ワーナーマイカルシネマズみなとみらい)
さて、この日の舞台挨拶は、ティーチイン付き試写会に続いて、2度目の鑑賞でした。
試写会では最後方、今回は舞台挨拶がメインだったので、
前方2列目中央の席で鑑賞したのですが、
3Dはまだまだ発展途上の技術ということで、前方の位置は少し見づらかったですね。
スクリーンとの距離が近すぎて、特に飛び出してくるシーンや文字には、
やや焦点が合わない感じでした。
この点については、監督も「観る位置によって見え方が異なります」とお話しをされています。
3D映画は、客席後方で観る事をりょうはオススメします。
また、3Dメガネも各劇場によって異なっているようです。
もちろん、これまでの3D映像の例にもれず、
本作品も偏向メガネをかけて鑑賞するのですが
(赤青メガネではないですよー)、片方の目をつむると2D映像に、
そっとメガネを外すと、やっぱり画面は2重に(笑)。
課題と言えば、視聴者の目の疲れを考慮すると、90分程度の上映時間が限界なのだそう。
また、ロングから近景への視点の移動、いわゆるパーンが難しい。
尺が長くなればなるほど、人間の目が3D映像に慣れてきてしまう事。
これらの点も、これからの3D映画の課題とおっしゃっていました。
(ワーナーマイカルシネマズでの3D用メガネ)
(こちらは、新宿バルト9での試写会で使用された3D用メガネ)
脚本を担当された保坂さんも、日本初の3D映画と言うことで完成形のイメージが湧かず、
脚本をひとつ書くところから手探りの状態だったそう。
でも、「日本の3D映画の先駆けになれれば」との意気込みを持って
創られた監督を初めとするスタッフたち。
個人的には「人のセックスを笑うな」のような恋愛モノを3Dでやれたら、
他人の恋愛の覗き見みたいな感じで面白いんじゃないかな、
自分には撮れないけど(笑)、と語る清水監督。
(最近、深作健太監督が「完全なる飼育-メイド、for you」で
この路線の3Dを制作・公開されましたね)
まだまだ発展途上の3D映画ですが、一過性のブームとするか
映画界の新しいスタンダードとするかは、
観客である皆さん次第です。その通過点をぜひDVDでも体験してみてください。
そして、2月27日は…
蓮佛美沙子さん、お誕生日おめでとうございます☆
19歳、大人に一歩手前の蓮ちゃんも、これまでに蒔いた幸せの種が、
たくさんたくさん芽を伸ばす素晴らしい1年となりますように♪
りょう