ながのまちあるき ~裾花川取水口編~ 前編

6/27日に開催した
-あなたにとって「用水路」ってどんな存在ですか?-鐘鋳川の見聞を広げる会
の様子をお伝え致しましょう。

まず長野市を巡る川(用水)について、その時に頂いた
「水土里みどりネット善光寺用水」のパンフレットによると、

-長野県善光寺平土地改良区の受益地は、長野県北部の長野盆地の中央部
に位置し、長野市の東端を南北に北流する千曲川と、市内中央部を東西に東流する
犀川が千曲川に合流する犀川左岸から、千曲川左岸を北に沿った長方形の地域で
“いわゆる”善光寺平 と称される地域です。
市内の西端には裾花川が南流し、犀川に合流しています。

本地域は、名前の由来である善光寺とその門前町を中心に市街地、商業地域が発展し、
その周辺部に住宅地域があり、さらにその周辺部に耕地が広がっています。
このため用水路施設は上流域にある都市部の市街地を通過して、その下流域に
広がる農村地帯にかんがいするという全国的にも珍しい地域です。- とあります。

中心市街地を流れる鐘鋳川は郊外の耕地をうるおす大事な用水路ですが、
多くが暗渠となり、川の存在がわかり辛くなっています。

まずは「長野市の用水の今昔」として長野県善光寺平土地改良区の小林竜一様
に話を伺います。


昔、農業用水の主な水源だった裾花川は水量が乏しく、しばしば水争いが起こっていました。
それが整備され、現在のかたちになってきたのですが、
平成18年度に農林水産省から「疎水百選」に指定され、ゲンジボタルも生息しています。

では鐘鋳川の取水口へ行ってみましょう。



裾花川の里島発電所です。
梅雨の季節で水量が多いですね。
発電所の下流に<里島取水口>があります。ここから鐘鋳川は始まります。



ふだん入れない取水口の扉を開けていただきました。





ここはかじか蛙の生息地で鳴き声が聞こえました。

続く  


2010年07月20日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)まち巡り