七瀬の土地を訪ねて⑧~橋と坂編~ 前編

『七瀬ふたたび』の劇中では、様々な「橋」が登場します。
今回は、その「橋」にスポットをあてて一挙皆さんにご紹介。

まずは、第1回「そして扉がひらく」で七瀬が老人ホームの帰り道、
自転車で渡る橋は、静岡県賀茂郡松崎町の那賀川にかかる『ときわ大橋』です。






(ときわ大橋)

ときわ大橋は、この地域特有の「なまこ壁」を模した橋です。
また、橋の欄干には、漆喰で描かれた桜も装飾されています。
「なまこ壁」は、民家・土蔵などの外壁の1つの様式で、
明治時代から昭和初期まで各地で見られました。
壁面に四角い平瓦を並べて貼り、“めじ”と呼ばれるその継ぎ目部分に
漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗ってある点が特色です。
本来は防火、保温、防湿などを目的として造られたものだそうです。


(欄干に施された装飾)

さて、七瀬が東京に出てきた後、マジックバーの行き帰りのシーンの多くが
東京都港区芝浦で撮影されています。
それでは、JR田町駅を降りて芝浦運河を散策してみましょう。



まずは、第2回「危険な力」・第3回「悪魔のまなざし」で
マジックバーや西尾宅からの帰路に登場したのが、
『霞橋(港区芝浦3丁目7番)』です。
橋の向こうを走るモノレールが印象的でしたね。




(霞橋)

続く

りょう  


2009年08月27日 Posted by ひがしざわ  at 08:00Comments(0)未来に紡ぐ